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日本国内レース

  • 2016/09/12
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東日本NDシリーズ第3戦、スタートで7位に沈んだ梅田のショータイム

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9月3日、茨城県の筑波サーキットでは「第27回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が開催されました。このレースは初代ロードスターがデビューした 1989年以来、メディア関係者のチーム対抗戦として行われている伝統の一戦です。したがってロードスター・パーティレースⅢの東日本シリーズの第3戦は、今回はそのサポートレースとしての開催です。今回は第2戦までとは異なり、第1レースが先代NCと先々代NBのシリーズ、第2レースが新型NDのシリーズとクラブマンという組み合わせになりました。

8時から始まった第1レースの予選にはNC13台、NB4台の合計17台が出走。この日はMFCT(マツダファン・サーキットトライアル)の走行も組まれていたため、予選アタック時間は今季初めての10分間の短い勝負となりました。とはいえ筑波は1周2045mとコンパクトなため、頑張れば10ラップほどのアタックが可能です。

NCシリーズの予選で輝いたのは、開幕2連勝中の ♯74 辻かずんど。4日前の仕事中に右手親指にかなりひどい裂傷を負ったために欠場も考えたそうですが、終わってみれば1分8秒772と唯一の8秒台でポールポジションをゲット。続いたのがこのシリーズ2戦連続3位の ♯54 小松寛子で 1分9秒229。3番手は ♯7 佐久間行雄で 1分9秒375 でした。この日、不運に見舞われたのが2戦連続2位でポイントランキングも2位で迎えた ♯71 登坂紀でした。1分9秒556で5番手に終わった予選後に、なんとブレーキのマスターバックの不具合が発覚。決勝の出走を断念することになりました。

混走のNBシリーズは、前年王者の ♯165 岡澤清英が 1分12秒351 でクラストップですが、今季の開幕戦を制した ♯96 小森晴夫が 1分12秒393と肉薄しています。9時35分から行われた第2レースの予選では、2連勝中の ♯12 梅田剛がアタック1周目に 1分10秒125 を刻んで堂々の 3戦連続のポールを獲得しました。しかしながら、2番手の ♯5 鈴木克美が 1分10秒359、3番手の ♯27 石川和也が 1分10秒654 で続き、以下8番手までが 1分10秒台となりました。梅田と2番手の選手の予選におけるタイム差は、開幕戦では1秒以上ありましたが、第2戦では約0.7秒となり、今回は0.2秒あまり。こうしてみると、梅田を追うライバルたちの進化が顕著で、何かが起こりそうな予感もありました。

さて、第1レースの決勝はオンタイムで11時10分から。周回数は15ラップで変更はありません。短めのレッドシグナルがブラックアウトすると、ポールの辻はクリーンスタートでホールショットを奪います。しかし2番グリッドの小松はやや出遅れて、1コーナーで3番手スタートの佐久間にイン側から並びかけられます。ところが、そこからサイドbyサイドで次の第1ヘアピンまで頑張り抜いて小松が2番手のポジションを取り戻すと、レースの興味は辻と小松のマッチレースと、佐久間を先頭とする3位争いに絞られます。小松は2周目にファステストラップをマークし、最後は0.89秒という僅差にまで追い詰めますが、辻が逃げ切って開幕3連勝を飾ります。

激しかった3位争いも佐久間が凌ぎ切って、今季の筑波では初のポディウムをゲット。以下は開幕戦以来の ♯69 濱野賢一、♯75 入江直、♯55 石井鋼一までが規定により入賞しました。終わってみれば登坂 の欠場を別にして、オープニングラップで入江が石井をかわした以外、6位までの順位は最後まで変わらない展開となりました。

NBシリーズの決勝では、2周目にクラストップの岡澤がNCシリーズの ♯13 藤井順子に先行したことで、2番手の小森以下に大差をつける展開になりました。これで岡澤は2戦連続の優勝で、昨年に続く2度目のチャンピオン獲得に向けて大きく前進しました。2位は小森で、3位は ♯11 平井彰となっています。

さて、第2レースの決勝もほぼオンタイムの13時12分にスタート。この戦いはオープニングラップに、いきなり大事件が発生します。3戦連続ポールの梅田がエンジン制御が入ってアクセルオフに。ここで7番手までポジションダウン。1周目に先頭で戻ってきたのは3番グリッドだった石川和也。そして4周目には2番手スタートだった鈴木がトップに立ちます。梅田本人もスタート直後は「今日は負けるだろうなぁ」と思ったといいますが、もちろん勝負をあきらめることはありません。早くも1周目には1台を抜き返し、3周目にもう1台、さらに4周目にはまとめて2台をパッシングして3番手まで順位を回復。続いて5周目には石川和也も抜いて、ついに 2 番手に浮上します。

そして2周にわたって追い詰めた鈴木をかわしたのは6周目の最終コーナー。奥の第2ヘアピンからの加速で上回った梅田が、楽々と鈴木のインを刺して大逆転劇が完成しました。また、その後方では予選7番手の ♯65 利光弘文が梅田の後を追うようにジャンプアップ。2014年のNCシリーズ王者が今季初めての表彰台入りを果たしました。 以下、4 位に ♯159 イシカワ、5位に 石川和也、6位に ♯127 黒滝真輔がNDシリーズに入賞。梅田は3連勝で初の王座獲得に向けて大きく前進しましたが、9月25日の富士ラウンドがシリーズポイントの対象になることもあり、まだタイトルが確定はしていません。

出走3台だったクラブマンクラスで優勝を飾ったのは、5月5日の開幕戦に続いて出場2回目の ♯77 石川充彦。2位に ♯120 木村幸弘、3位に ♯118 小野津博之と、ともにNDには初参戦のふたりが入りました。

特設ステージで行われました正式表彰式では、各クラスの入賞者に正賞が授与されましたが、さらに今大会では特別賞が用意され、家族一緒にレースを楽しむ姿がパーティレースの趣旨に沿っているということで、入江直一家にベスト・オブ・ファミリー賞の記念盾が贈られました。

パーティレースⅢ東日本シリーズの最終戦は11月13日の開催となります。この日までに北日本と西日本の各地区のシリーズ戦も終了となり、各地区の ND シリーズの上位ランキングに入ったドライバーたち が、12月3日の岡山国際サーキットにおける「日本一決定戦」へ向かうことになります。

Text & Photo by B-sports

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