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日本国内レース

  • 2018/08/02
  • OTHER(日本)

GMCJ 合同テスト② 富士スピードウェイ

7月26日、GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(GMCJ)の今シーズン2度目の合同テストが富士スピードウェイで行われました。このテストは9月24日にここで開催される、2018年のシリーズ最終戦(第5戦)に備えてのものです。当日のスピードウェイは薄曇りで、日陰に入ると涼しさを感じるほど。テストには絶好のコンディションとなりました。

今回参加したのは1号車・堤優威、06号車・小原健一、88号車・村上博幸の3台のみでしたが、マツダの所有する55号車も試乗車として用意されました。この機会に海外からのゲストや、同日に開催されたロードスター・パーティレースⅢのテスト参加者など多くのドライバーが、カップカーのステアリングを握ったのもニュースです。

カップカーの走行は9時30分からと、11時からの2回でそれぞれ60分間。最初のセッションでは、現在3連勝中の堤が出した2分03秒741がトップタイム。村上が2分04秒187、小原が2分05秒718で続きました。2度目のセッションも3選手とも順調に周回を重ねて、タイムを削っていきます。結局、堤が2分03秒384、村上が2分04秒088、小原が2分05秒025と、わずかですが全員がベストラップを更新してテストは終了しました。

堤は「セッティングは最初からベストに近い感じで走ることができましたが、自分の運転のほうで1コーナーなど第1セクターに課題があるのがわかりました。本番まで練習があまりできないので、少し悩ましいです」と、トップタイムでも表情は今ひとつです。一方で村上は「いい練習になりました。富士ももちろんですが、まずは次の岡山に備えて、準備していきたいです」と語り、小原も「今日は大きなトラブルもなく、走り込むことができました。来てよかったです」と笑顔でした。

海外からはタイとフィリピンからのゲストが参加。タイの首都バンコクから来日したSilapa Teeranitiさんは旅客機パイロットを目指して研修中という23歳の若者です。4年前からRX-8やケイマンのGT4などでサーキットを走っているそうで、来年以降の参戦を検討中という本気度が伝わってきました。ただ、タイは日本と同じ左側通行なので、左ハンドルの右手シフトは人生初めてで、富士スピードウェイも初走行とのこと。「初めてだらけで大変でしたが、今日はいい経験ができました」と笑顔で語りました。

一方、フィリピンからのゲスト4名は「ミアータ・クラブ・フィリピン」のメンバーらが視察を兼ねての試乗ということでした。その中のひとり、Allan Uyさんはマニラ在住の43歳。平日はスポーツバイクや運動器具を扱うビジネスマンですが、週末はサーキットでコーチも務めるトップアマチュア。現地の12時間耐久レースにNDロードスターで出場して、総合3位に入賞した実力者だそうです。カップカーの印象を聞くと「ブレーキやハンドリングも含めて、とにかくバランスがいい。とても楽しめました」とのこと。フィリピンは右側通行なので、左ハンドルは日常で慣れています。

GMCJの今シーズンもいよいよ残り2戦。次の戦いは8月19日に岡山国際サーキットで開催される第4戦となります。

なお、8月19日に岡山国際サーキットで開催される第4戦で、1号車を走らせるCABANAレーシングでは山野直也をドライバーに起用することが明らかになりました。この日は十勝スピードウェイで86/BRZレース(こちらにもフル参戦中)が開催されているため、チームの方針にしたがって、堤優威はそちらに出場するためです。もちろん9月24日の最終戦・富士ラウンドには、堤優威が4 勝目とチャンピオンを目指して参戦の予定です。

最後にもうひとつ、お知らせがあります。6月10 日にツインリンクもてぎで開催されたGMCJの第2戦は、モータースポーツ審査員会への控訴を提出したチームがいたため、正式結果が確定していませんでした。しかしながら、7月13日付で控訴棄却の裁定が出され、それに対する再控訴の期限が過ぎたことで、7月25日をもって裁定が確定しました。そのため、すでに発表されている暫定結果の通りに確定したことをお伝えしておきます。詳細はJAF公式サイトをご参照ください。http://jaf-sports.jp

Photos and Text by B-Sports

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