MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

ニュース

  • 2015/05/04

2016グローバルMX-5カップカー、最適なセットアップを模索中

マツダUSAは、2016年から始まるマツダ「グローバルMX-5カップ」のベースモデルの開発を進めており、このたびカリフォルニア州北部のマツダレースウェイ・ラグナセカにて、走行テストを実施しました。開発プロセスの一部として、ニューカーはオーディエンスが見守る中で2015 MX-5カップシーズンの残りのすべてのレース週末の最初のプラクティスデーにテスト走行します。前の3世代のMX-5ミアータでレース経験を積み重ねてきた、マツダSKYACTIVプロトタイプレーサーのトム・ロングが開発をリードしていますが、今週末はマツダレーサーのケントン・コックとアンドリュー・カーボネルもテストに加わります。

来年始まるシリーズは、世界的にも珍しいコンペティティブで手頃なレースシリーズとなるだけあって、新世代のモデルに期待が高まっています。ニューマシンに使えるコンポーネントの選択は複雑です。候補には7つのタイヤメーカー、8つのブレーキサプライヤー、7つのサスペンションキットパートナーがあり、計算上は392通りの組み合わせがあります。最新の解析とシミュレーション技術を駆使し、マツダモータースポーツのエンジニアリングパートナーであるロングロードレーシングは、コンピュータ上で多岐にわたってテストを実行し、十分な実車テストでそのコンピュータモデルを検証します。

「業界からの反応は驚くべきもので、多数のメーカーから参入打診を受けています」とマツダUSAのモータースポーツ・ダイレクターであるジョン・ドゥーナンは話しています。「私たちの目標は、初心者でもエキスパートでも、誰に乗ってもらっても価値のあるクルマにすることです。トム・ロングは、これまでの各年代MX-5でレースを経験しており、ニューマシンの開発に積極的です。トムは、マツダUSAのエンジニアや協力レーサー達と共に、新型MX-5を世界一のロードレースカーに育成しようとしています」。

トム・ロングは、「グローバルMX-5カップカーの開発は、ここまではとても良い状況です。パワーウェイトレシオが向上した上、ライトウェイトシャーシを手に入れたことでバランスのとれたプラットフォームとなっています。運転するのがワクワクします。人気が絶大だった初代MX-5に原点回帰しているのです」と語っています。

マツダモータースポーツは、車両の最終仕様をフィックスしたのち、今夏にはデビューカーの価格を発表する予定です。

Photo by Mazda USA

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ