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  • 2025/09/29

MAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAY        注目のレーシングレジェンドマシン紹介

本年のMAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAY では、10月4日に1回、5日に2回の都合3回マツダレーシングレジェンドマシンによるデモランが行われます。今回は25台のロータリーレジェンドとスーパー耐久レースシリーズにMAZDA SPRIT RACINGから出場している現役S耐車3台の計28台がレーシングコースを疾走します。その中でも特に注目して頂きたいレジェンドマシンを紹介します。

まずは本邦初公開となるKUDZUマツダDLM(DG-4)です。これは1996年のルマンに寺田陽次郎/ジム・ダウニング(アメリカ)/フランク・フレオン(フランス)のトリオで出場した実車で、ダウニングアトランタ社が開発したIMSA WSC規定アルミモノコックシャシーのオープン2シータープロトタイプマシンです。エンジンは3ローターの20Bエンジン(450ps)を搭載しており、同年のルマンでは予選23番手からスタート、総合12位までポジションを上げたところでミッショントラブルが発生し後退、総合25位、LMP2クラス4位でフィニッシュしました。このマシンは前年のルマンに同じドライバーで出場し総合7位、WSCクラス優勝を飾ったDG-3をベースに改良が加えられ、カーボンブレーキやカーボンケブラー製ボディワークを採用し軽量化が図られていました。787B 55号車と同じアーガイル柄のチャージカラーを纏っています。

2台目は北米マツダ(MANA)がデイトナ24時間レース総合優勝を目指して1992年に開発したIMSA GTPマシンのマツダRX-792Pです。カーボン製モノコックにR26Bエンジンを搭載し1992年のデイトナ24時間レース後の同年2月にマシンは完成。第2戦のマイアミから出場を開始し、同年のベストリザルトは第9戦ワトキンスグレンでの2位となっています。翌1993年のデイトナ制覇にむけ、準備を進めてきましたが、日本同様マツダUSAも1992年をもってモータースポーツ活動の休止を発表し、マツダRX-792Pは悲願のデイトナ制覇を果たすこと無く、その使命を終えてしまいました。この個体はRX-792P シャシーNo003で実戦には投入されていないマシンで、R26Bエンジンも可変吸気システムなどは装備されていませんが、制御系や冷却系、サスペンション系、ブレーキ系などは比較的近年のパーツが装着されており、デモ走行に適した仕様となっています。

もちろん、1991年ルマン優勝のマツダ787B 55号車も4ローターサウンドを轟かせてサーキットを疾走します。その他、実車のレーシングマシンとして1982年のルマンに出場したRX-7 254 83号車、1988~89年の富士GCシリーズ参戦車のLOLA T88/40、富士JSSシリーズに出場していたFC3Sが2台、スーパー耐久(旧N1耐久)シリーズ出場のFD3Sが2台、チューンド12Aを搭載したレーシングスポーツマシンが3台、レプリカマシンとしては1982年WEC ジャパン仕様のRX-7 254、1979年デイトナ24時間出場のIMSA GTUのサバンナRX-7が2台、同プライベータ仕様が1台、スカイラインGT-Rと激戦を繰り広げたサバンナRX-3が6台、1970年のスパ24時間出場のファミリアロータリークーペ2台、1967年のマラソン・ド・ラルート84時間耐久レース仕様のコスモスポーツなどロータリーエンジン搭載車が25台、MAZDA SPIRIT RACINGの現役S耐マシン3台を加えた28台が走行しますので是非ご注目ください。

レジェンドレーシングマシンデモラン スケジュール
10月4日(土) 13:20-13:35
10月5日(日) 1回目 9:35-9:50/2回目 14:55-15:10

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Text and Photos by MZRacing

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