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  • 2016/10/28

FC3S/C型サバンナRX-7生誕30周年記念ミーティング開催される

1985年発売のFC3S/C型マツダ・サバンナRX-7の生誕30周年を記念したミーティングが10月16日(日)、マツダR&Dセンター横浜にて開催されました。

「FC SAVANNA RX-7 30th Anniversary Meeting in マツダR&D横浜」と題されたこのイベントは、参加募集台数50台限定で、FC3S型クーペ、同FC3C型カブリオレの2代目サバンナRX-7が集結し、FCの開発主査を務めた現モータージャーナリストの小早川隆治さん、シャシー開発担当だった現山口東京理科大教授の貴島孝雄さんをゲストに迎えて執り行われました。FCの販売は1985年から1992年まで。FC3S型は1985年10月から1991年のマツダ787Bルマン優勝記念車である特別仕様車ウィニングリミテッドを経て1991年10月まで、FC3C型は1987年8月にロータリーエンジン生誕20周年を記念して登場し、1992年10月までの販売期間でした。

来場者は半円形のオープンギャラリーに愛車を駐車。並べ終えたところで開会式へと進みます。実行委員による開会宣言でスタート。ゲストである小早川さん、貴島さんの紹介ののち、オーナーと愛車との集合写真を撮影。全国各地のナンバーを付けた前期/後期のFCが円弧を描いて並ぶ景色は壮観でした。

その後、屋内へと移り、午前中は小早川さんによるアンフィニシリーズの開発、カブリオレの企画について、午後には貴島さんによるFCにとってシンボリックなサスペンションレイアウトなど、シャシーについてのトークショーが行われました。

トークショーの終わりには質疑応答の時間が設定され、今回のミーティングの「少人数のミーティングで深く語り合う機会を作って欲しい」という開催コンセプトにたがわないディープな質問が飛び出し、ゲスト両名が真摯に回答する様は、まさに大切な愛車をこれからも大事に乗り続けるという気持ちに応えているかのようでした。

サプライズで2つのバースデーケーキがステージへ登場。小早川さんの元にはFC3C、貴島さんの元にはFC3Sと書かれたケーキが届き、皆でバースデーソングを歌う場面も見られました。

サイン会を終えて最後はギャラリーの愛車の元へ。小早川さん、貴島さんを交えての歓談タイムとなり、オーナー同士だからこそのメンテナンス苦労話や、カスタマイズのひと工夫話などの話に花が咲き、そこへゲストがコメントを差し挟んでくれるという贅沢な時間を過ごしました。

FCは発売開始から30年あまり、その終了から24年が経ちます。参加者の中には新車から乗り続けているオーナーはもちろんのこと、発売当時は幼少期だった20代後半から30代、さらには産まれていなかった世代の方も多くみられました。FCとのはじめての出会いについて歳上の世代からは「登場時のインパクト」「テレビCMのかっこよさ」「カタログの濃さ」について語る姿が見られ、若いオーナーに所有した経緯を訊くと「小さい頃からRX-7というクルマへの憧れていた」「ロータリーエンジン搭載車という特別なものを所有する歓び」という、全世代共通した答えも聞かれる一方で、「免許を取って調べていて初めて知ってから、RX-7しかないと思った」といった意見も聞けたことも印象的でした。

Photo by MZRacing

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