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  • 2023/03/06
  • OTHER(日本)

鈴鹿ファン感謝デーに4ローターサウンド轟く

3月5日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで開催された「鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー」にて、寺田陽次郎ドライブによりマツダ787B 55号車がデモンストレーション走行に出場。甲高い4ローターREサウンドがサーキットに響き渡りました。

鈴鹿サーキットが主催のこのイベントは毎年春恒例の行事となっており、SUPER GT、SUPER FORMULAやMotoGP出場車の走行枠とともに、本年がルマン24時間レース100周年にあたることから、「100周年記念ルマン24時間レース Legends」という枠が設定され、昨年のルマン24時間レースで総合優勝を遂げたトヨタGR010をはじめ、1995年のルマンでクラス優勝を果たしたホンダNSX GT2、ポルシェ956やトヨタトムス85Cなどとともに1991年に日本車として初めてルマンを制したマツダ787Bが招待されました。また、グランドスタンド裏のGPスクエアでは、F1やWRC出場マシンが勢揃いする「ワールドモータースポーツチャンピオン」コーナーと並び、各自動車メーカーのカーボンニュートラルへの挑戦を代表する「モータースポーツFORザ・フューチャー」コーナーが設置され、昨年のスーパー耐久シリーズに出場したMAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptが展示されていました。

ルマンLegendsデモンストレーション走行の前には、グランドスタンド前特設ステージでレジェンドドライバーによるトークショーが行われ、1973年に日本人初のルマン出場ドライバーとなった鮒子田寛、1995年のルマンで日本日初の総合優勝ドライバーとなった関谷正徳、日本のミスタールマンこと寺田陽次郎の3名がステージに上がりました。寺田は、「縁あって1974年にルマン初挑戦を果たしてから合計29回ルマンに出場しました。ルマンは今年で100周年となるわけですが、そのうち僕は約1/3に出場したことになります。日本製マシンを使い、世界の檜舞台で日の丸を上げるのが若い頃の夢でした。その後マツダロータリーエンジンに出会い、マツダだけが実用化したこのパワーユニットでルマンに日の丸を上げることに集中しました。そして、僕は1991年に総合優勝することになったこのマツダ787Bの開発を担当しています。今日は、マツダ4ローターエンジンのサウンドを楽しんでいってください」と語っています。

1万2,000名の観客が見守る中、ペースカーを先頭にルマンカー18台が連なってフォーメーションラップを走り、その後ペースカーが外れて、それぞれクラス別に全開走行に移りました。マツダ787Bは、2番目のグループC枠の先頭を走り、グランドスタンド前を2回走行してピットに戻ると、スタンドからは盛大な拍手が巻き起こりました。マシンを降りた寺田は、「周回数が少なかったので、もう少し長い間走りたかったな、と思いました。それでも一所懸命走ったので、お楽しみいただけたのではないかと思います」と感想を語っていました。

鈴鹿ファン感謝デー記録動画 (YouTube 4’19”)

Text by MZRacing, Photos by MZRacing and H. Minami

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