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  • 2015/02/12

MZRacing、チームTERRAMOSのロードスター・パーティレースII参戦を技術サポート

Mr.ルマンこと寺田陽次郎さんが自らのチームを編成し、本年のモータースポーツ現場に姿を現します。自身のレースキャリア50周年をむかえる今年、寺田さんは「チームTERRAMOS」を率い、ロードスター・パーティレースIIへの参戦を決めました。目指すのは、若手レーシングドライバーの育成です。2月11日、気温は低いが快晴の富士スピードウェイに、NC3型ロードスターNR-Aのシェイクダウンが行われました。

朝一のスポーツ走行帯では自身がステアリングを握り、まずは、ロールケージと指定ブレーキパッドのみの、素の状態のロードスターの運動性能フィールチェックを行いました。次に育成ドライバーである梅田剛さん(写真中央)に、ロードサーフェスのコンディションなどの注意点をつたえ、ステアリングを渡しました。梅田さんは、30分間をフルに使って慣熟走行を行い、シェイクダウンとしてはまずまずのベストタイムで走行を終了しました。初走行のインプレッションは、「(このクルマは)人馬一体の言葉通り、とても楽しくドライブすることができました。しかし、3月15日の本番(パーティレースII特別戦)へ向けて、課題を把握することができました。それは、世界有数の高速サーキットである富士ならではのもので、最終コーナーを立ちあがるとコントロールラインのはるか手前でスピードリミッターが作動してしまい、かなりの減速になってしまいます。ですから、リミッター作動直前での車速の維持が大事ですね。そして、最高速からのブレーキングとレース中のバトルを考慮したうえでの、ブレーキへの負担軽減が、キーポイントとなると思います」と語っていました。

そして、この日最後の走行時間では、チームのチーフエンジニアである梶忠光さん(写真左)がドライブ。これは経験豊富な寺田さんのアイディアで、ドライバーやエンジニアとも綿密に情報共有を行うことで、後発チームとしてのハンディを克服しようとのことです。
なお、MZRacingでは、本年のロードスター・パーティレースIIではチームTERRAMOSの、スーパー耐久ではNOPROチームのデータロギングを技術サポートし、フォローしていく予定です。特定チームからスタートしますが、将来的にはすべてのマツダレーサーに有益な技術情報を提供していこうと考えています。サーキットで見かけたら、是非お声かけをお願いします。

Photo by MZRacing

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