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  • 2017/12/11

GLOBAL MX-5 CUPチャンピオン、ギャラガーが来日

全米の主要レーストラックを転戦する全12戦のGLOBAL MX-5 CUPを制し、さらに10月にマツダレースウェイ・ラグナセカで行われたGLOBAL MX-5 CUPチャレンジレースでも優勝を果たしたパトリック・ギャラガー(25歳)が来日しました。

マツダのモータースポーツは、人々の挑戦のサポートを大切にしています。それは日本でもアメリカでも同じことです。国境を越えて、MX-5やロードスターが挑戦者たちのかけがえのない存在であること、それを多くの方々に知っていただくため、今回は2017年GLOBAL MX-5 CUPチャンピオンのギャラガーを12月2日・3日に開催された国内最大級のマツダファンの祭典、マツダファンフェスタin岡山に招待し、国内の有力ドライバーやファンの皆様との交流を深めていただきました。

「僕は、父がRX-7でレースを楽しんでいたことに影響を受け、6歳からレース活動に親しんで来ました。クォーターミジェットに始まり、カートを経てフォーミュラSCCAでチャンピオンとなり、オハイオ州立大学在学中にはマツダUSAのモータースポーツスカラシップを得る機会を得ました。それをもとにNC型時代のマツダMX-5カップを数シーズン送ったのち、2016年にピレリ・ワールドチャレンジに参加。今年はGLOBAL MX-5 CUPに戻ってきました」と自分のバックグラウンドを話しました。今年のGLOBAL MX-5 CUPでは全14戦中13レースで表彰台フィニッシュを遂げ、そのうち優勝が9回という圧倒的な強さを誇っています。しかし、「実を言うと、レース遠征で行ったことがあるカナダを除くと、アメリカ国外に旅行するのは初めてなんです」とのこと。

岡山国際サーキットのイベントでは、GLOBAL MX-5 CUPチャレンジに日本メディア代表として参加していた大井貴之さん、昨年のGLOBAL MX-5 CUPインビテーションレースに日本代表としてエントリーしていた堤優威さんと共に、MX-5 CUPカーのデモンストレーションランを担当しました。また、トークステージにも出演し、サインセッションではファンの求めに応じてひとりひとり丁寧に対応していました。「僕ははじめて日本に来ましたが、日本のマツダファンの皆さんがとても歓迎してくださり、感激しました。マツダのレジェンドレースカー、現代のレースカーはどれもカッコいいし、ファンの皆さんが乗って来た多数のロードカーもみんなピカピカでクールでしたね」とギャラガーは、感想を語っています。

2日の夜には、マツダの役員達も合流した前夜祭に参加しました。サプライズでギャラガーのダブルタイトル獲得を祝ったデコレーションケーキが登場。「マツダ関係者やレジェンドカーのドライバーの皆さん、ファンの方々の祝福の言葉を聞いて、本当に今年は良いシーズンだったな、と実感しました」。

二日間のイベント日程を終えたギャラガーは、広島に移動。マツダやMZRacingのスタッフらと共に「広島名物・お好み焼き」にチャレンジしました。何事にも興味を示すギャラガーは、牡蠣の鉄板焼き、ウニクレソンなどシカゴでは食べる機会のない食材にも挑戦。「お好み焼き、その他の鉄板料理もとても美味しかったです」とご満悦の様子でした。翌日は、マツダ社内にあるマツダミュージアムで、マツダのヒストリーや設備、生産能力のレクチャーを受け、車両の組立工場も見学しまた。午後は、平和記念公園と広島城を観光。夕方の新幹線で慌ただしく関西空港に向かいました。

「このような機会を与えてくれたマツダUSA、マツダ・ジャパン、イベント主催者のBスポーツさんに心より感謝しています。大変意義のあるツアーだったと思います。岡山国際サーキットでは多くのマツダファンの皆さんと交流しましたし、広島ではマツダや市内の歴史に触れることができ、多くを学びました。特に僕は大学でエンジニアリングを専攻し、自動車製造現場に興味があったので、整然と整理され計画されたアッセンブリーラインが休むことなく、複雑な組み合わせの仕事をテキパキとこなしていたのが印象的でした。時間が許せば、もう少し滞在したいところでした。次回またチャンスを見つけて、ここに戻ってこれたら良いと思います」と、ギャラガーは言い残して帰国の途につきました。

■動画レポート 「MX-5 Cup Champ goes to Japan」

Text and Photos by MZRacing

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