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  • 2024/07/30
  • OTHER(日本)

チャレンジプログラムチーム、マツ耐第3戦茨城ラウンドで2台揃って入賞

7月28日(日)茨城県の筑波サーキットでマツダファンエンデュランス(マツ耐)第3戦筑波ラウンドが開催され、モビリティリゾ-トもてぎで開催された第2戦栃木ラウンドに続き、2期生をメインとしたチャレンジプログラムチーム2台が出場。8号車バーチャルtoロードスターR(鍋谷奏輝/石水優夢/川上奏/深谷諄)が総合4位クラス4位、9号車バーチャルtoロードスターV(新木悠真/井上幸浩/岩見瞭太朗/市井智也)が総合7位クラス6 位でダブル入賞、2戦目でバーチャルレーススペシャリストはリアルレースでも十分に通用する事を証明しました。

この日のマツ耐第3戦は第1レースとして開催されるため、6時10分から参加受付開始と早い時間からスタート。早朝の上空には薄い雲が広がり、肌を刺すような日差しは多少緩いでいたものの、時間と共に雲は消え気温も上昇、酷暑の1日となりました。今回の布陣では8号車の川上奏さんと9号車の井上幸浩さんがレース初参加となります。
予選は8時5分にスタート、すでに気温は30度まで上昇するなか、8号車は2期生の鍋谷奏輝さんが、9号車は1期生の市井智也さんが予選のメインドライバーを担当、それぞれ、総合8位クラス6位、総合11位クラス9位のポジションを獲得しました。
決勝レース前には8、9号車のドライバーがマツダ株式会社の役員チームである7号車「人馬一体ロードスター」のピットを表敬訪問。前戦のもてぎでは「人馬一体ロードスター」は不参加だったため、この筑波が初顔合わせとなります。人馬一体チームのドライバーであり、常務執行役員の梅下隆一さんは「暑いので皆さん体調には十分に気を付けてください。お互い頑張りましょう」と声を掛け、お互いの健闘を誓いました。
決勝レースは9時35分にスタート。既に気温は34度まで上昇しました。チャレンジプログラムチーム8号車は鍋谷/川上/深谷/石水、9号車は市井/新木/井上/岩見の順でドライブ。それぞれに与えられた役割を難なくこなしていきます。レース終盤には8号車が6位に9号車が11位まで実力でポジションを上げると、チェッカー寸前に上位陣がガス欠でストップ、この結果2台揃っての完走と上位入賞を果たしました。

今回がレースデビューとなる9号車の井上幸浩さんは本職が落語家で、この7月で45才を向かえたチャレンジプログラムメンバーとしては異色の存在ですが、前戦のもてぎからチームに帯同し、データ分析を担当して若いチームメンバーから厚い信頼を得ています。今回は3番手のドライバーとして与えられた役割をノーミスで走り切りました。「リアルレースは面白いですね。特にこのマツ耐は速さだけではなく、チームとしての総合力が求められるので、緊張もしますが、走っていると他のマシンとのコミュケーションがとても気持ちがいい。抜くときも、もちろん抜かれるときもドライバー同士がお互い手を上げたりしてしっかりと意思疎通を図る。バーチャルではもちろん経験できない事だし、レース初心者も気軽に参加できるマツ耐ならではの事かもしれませんが、安全性も高まります。このマツ耐への参加を躊躇している皆さんに強く伝えたい。是非参加してみて。マツ耐全体が暖かく迎えてくれますよ」と語っています。

同チームの指導役であり、マツ耐全体のスーパーバイザーでもある加藤彰彬さんは、「既にチームの作戦やドライブ順などはチームメンバーに任せています。それぞれが自分の役割を理解し、実戦を経験して結果を残していますので頼もしいかぎりです。この酷暑の中、体力が心配でしたが全員問題ありませんでした。次回の参加予定となる富士はバーチャル上では全員走り慣れたサーキットなので、作戦面でいろいろと工夫ができるかなと思っています」、とチームに全幅の信頼を寄せていました。

次回、チームは10/19-20に富士スピードウェイで開催されるマツダファンフェスタにて併催される特別戦に参加予定です。

Text & Photos by MZRacing

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