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  • 2017/07/25

REファンは、「AUTOMOBILE COUNCIL」マツダスタンドに注目

来たる8月4日(金)から6日(日)まで、千葉市の幕張メッセ国際展示場において開催される「AUTOMOBILE COUNCIL」のマツダスタンドは、「飽くなき挑戦の歴史 – ロータリーエンジン誕生50周年」をテーマにRE搭載車やエンジン技術の変遷などの展示が行われます。

MZRacingの読者であれば、マツダ・ロータリーエンジン(RE)が、マツダのモータースポーツ活動と密接な関係にあるのはすでにご存知のことと思います。1967年に初のロータリーエンジンがコスモスポーツに搭載されて発売されると、翌1968年のマラソン・ド・ラ・ルート84時間レース(ドイツ・ニュルブルクリンク)に参戦。天候変化の激しい森林コースを3日半かけて走るこの超過酷なレースにおいて、初出場ながら総合4位に入ったことでコスモスポーツは注目を浴びます。また、1970年のスパ・フランコルシャン24時間レース(ベルギー)では、RE搭載のマツダR100ロータリークーペ(ファミリア・ロータリークーペ)が4台出場し、片山義美/武智俊憲コンビが21時間まで総合トップを快走。残念ながらマシントラブルでリタイヤしてしまいましたが、後年ドイツを中心とするヨーロッパでマツダ車が人気を誇るようになったきっかけがこのレースでの活躍だったと言われています。さらに、1978年に発売されたサバンナRX-7は、1979年のデイトナ24時間レースでGTUクラス1-2フィニッシュを果たし、その後のアメリカ市場で爆発的な売れ行きとなりました。また、アメリカIMSAレースでは、1992年までに100勝を達成するほど、アメリカンレースに必要不可欠な存在となっていきます。

もちろん、世界の自動車関係者、レースファンの心に焼き付いているのが、1991年のマツダ787Bによるルマン24時間レース総合優勝の快挙です。また、惜しまれて2012年に生産を終了したマツダRX-8もアメリカのグランダムGTシリーズを席巻し、2008年、2010年にはデイトナ24時間レースでGTクラス優勝を果しています。

これらのエポックメイキングなクルマ達の多くが、今回のAUTOMOBILE COUNCILに登場。これまでみたことがなかったコスモスポーツ試作車も展示されます。発売の前年に日本全国を走り回ってテストデータを収集した試作車両のうちの一台です。また、2015年のスパ・クラシックレースに出場したマツダR100ロータリークーペ・ヒストリックレース仕様車(加藤仁氏所有)やマツダ787B 1991年ルマン総合優勝車の展示もあります。マツダ787Bはリアカウルを開け、R26B型エンジンやリアのフレーム構造、サスペンションなどをご覧いただくこともできます。そのほか、最初の量産REである10Aエンジン本体、開発途上のエンジン部品、開発過程を説明する写真展示などが行われる予定です。スタンド内で対応する担当者は、すべてマツダ社員。中には長年RE開発に携わってきたエンジニアや歴史に詳しい達人もいます。マツダならではの社員とのふれあいを通じて、これまで知らなかったような話が聞けるかも。

マツダREファンの皆さん、是非会場に足をお運びくださいませ。なお、会場内の「SPARK JAPAN」ブースでは、MZRacingオリジナル1/43モデルカー「Mazda RX-8 Grandam GT 2010 Daytona」および「Mazda RX-8 Grandam GT 2012 Daytona」の展示を行っており、現物をチェックすることができます。

■AUTOMOBILE COUNCIL 2017
日程:2017年8月4日(金)~6日(日)
4日 プレミアムタイム 12:00〜18:00 3,000名限定
5日・6日 一般公開日 9:00~18:00 ただし6日は17:00まで
会場:幕張メッセ  4・5ホール
主催:AUTOMOBILE COUNCIL実行委員会
イベント公式サイト: http://automobile-council.com/
※イベントの詳細については、公式サイトをご覧ください。

Photos and Text by MZRacing

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