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  • 2024/07/02
  • OTHER(日本)

若い力みなぎる大学自動車部対抗ジムカーナ大会に期待

6月29日(土)・30日(日)にフォーミュラジムカーナ第2戦がエビスサーキット西コース(福島県)にて開催されました。協賛企業のひとつであるマツダも参加し、全国から集まった10大学の自動車部所属学生との交流を図りました。

本年の同大会は全4戦が予定されています。第1戦鈴鹿大会はすでに終了しており、今回の第2戦のほか、8月には広島のタカタサーキットで行われる第3戦にはそれぞれ10校ずつが参加し、その中からそれぞれ上位3校(予定)が9月に奥伊吹スキー場の特設会場で行われる最終戦の決勝大会に出場できるというもの。今回は、東北大学、長岡技術科学大学、東京電機大学、東京理科大学、工学院大学、法政大学、中央大学、早稲田大学、拓殖大学、東京大学の10校です。1校につきドライバーは3名が登録でき、ワンメイク車両(トヨタヴィッツGRMN)およびコントロールタイヤ(第2戦はグッドイヤー製)を使い、同一条件で速さと技を競います。土曜日は、学生と協賛企業16社の社員がランチタイムに対話する時間が設けられており、企業は学生のカーライフをヒアリングし、学生は企業のモータースポーツ施策や考え方などを聞くことができます。その後、慣熟歩行を経てみっちりと走行練習を繰り返しました。また、本年度から、女子学生クラスが設けられ、日産自動車提供の電動車オーラNISMOを使い、定められたターゲットタイムにいかに近づけて走るか、という特別ルールのもとで行われました。こちらには、3台9名の女子学生が参加しています。

さて、メイン競技車両のヴィッツGRMNは、4気筒1.8Lエンジンにス―パーチャージャー過給を加えた最高出力 212PSの6MT車です。ルールで一切ハンドブレーキは使えないので、シグナルスタートやタイトコーナーは辛そうです。当然パイロンタッチはペナルティ、ミスコースはノータイムとなります。また、指定の枠内で完全ストップすると、0.3秒マイナスにするボーナスセクションが設けられています。
昨年のチャンピオンである中央大学の野村飛美樹(ひびき)さんは、「小さい頃からクルマゲームが好きで、そこから感覚が養えたのかと。最近は部活や個人の所有車をメンテする時間のほうが忙しくてやってないですけど。今年は学生大会のダートトライアルもジムカーナも地区戦で3位となったので、全国大会にも出場します。このクルマはパワーがありすぎて、少し難しいですね。しかし、この大会でも決勝ラウンドに進んで良い成績を残したいです」、と語っていました。日曜日の第1ヒートはミスコースでノータイムながら、第2ヒートで実測2番手タイムを記録(ボーナスポイント獲得はならず)。他の二人も安定した速さを見せた中央大学チームは、総合優勝した長岡技術科学大学に次ぐ2位となりました。

3月に筑波サーキットで行われたMAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラムに参加し、最終選考にまで残ったという東京電気大学3年の大石澄海(すかい)さんは、「チャレンジプログラムはまた来年も挑戦したいと思っています。また、私たちの部ではジムカーナを活動に取り入れておらず、軽自動車の耐久レースを頑張っています。ですからジムカーナは3名とも得意とは言い難いのですが、運転操作は同じだし総合力で勝負できれば、と考えています。ダークホースとして決勝ラウンド進出できたら嬉しいです」、と話していました。チームは惜しくも団体戦5位でしたが、女子学生部門にエントリーした同大学の庄野涼香さんが優勝を果たしています。

マツダのブランド体験推進本部モータースポーツ体験グループの廣田賢興さんは、「私も大学自動車部出身で、いまでも趣味としてジムカーナを楽しんでいます。マツダは、モータースポーツやクルマを通じて前向きに生きる人々を応援しています。その中でフォーミュラジムカーナに協賛する意義は、自動車を使ったモータースポーツに夢中になっている学生の皆さんの活動を、自動車メーカーや自動車関連メーカーがサポートすることにより、学生同士の輪が広がり、ひいてはモータースポーツに踏み出す仲間をもっともっと増やしたいと考えています」、と語っています。

Text & Photos by MZRacing

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