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  • 2021/03/19

3台のマツダルマンカー、オートモビルカウンシルに特別展示

4月9日(金)〜11日(日)に幕張メッセで開催される「AUTOMOBILE COUNCIL 2021」(オートモビルカウンシル)の主催者特別展示コーナーにマツダ787B、マツダ737C、マツダRX-7 254の3台のマツダルマンカーが展示されることになりました。

今年は、1991年のマツダ787Bによるルマン24時間レース優勝から30年となる記念の年です。この記念すべき年に合わせて、マツダスピードが開発したマツダ737C、マツダRX-7 254を所有する現オーナー様がレストアを実施。マツダミュージアムに保存されているマツダ787Bルマン優勝車と共に、クルマ文化の祭典であるオートモビルカウンシルの主催者がこの2台を招待する形で特別展示が実現することになりました。また、主催者が会期中に提供する有料配信チャンネルに、元マツダドライバーの寺田陽次郎さんが出演することになっています。
イベントに関する詳細は、オートモビルカウンシル公式webサイトでご確認ください。
https://automobile-council.com

マツダ787B (1991年ルマン優勝車)
700馬力を発生するR26B型4ローターロータリーエンジンを搭載したグループCカー。ロータリーエンジンがルマンに出場できる最終年に、メルセデス、ジャガー、ポルシェなどの強豪を抑え、日本車初のルマン制覇を果たした。1970年にマツダファクトリー仕様の10Aロータリーエンジンを搭載したプライベーターのシェブロンB16がルマンに初挑戦し、1974年からはマツダスピード(当時はマツダオート東京モータースポーツ課)がそれを引き継ぎ、ロータリーエンジン搭載車によるルマンチャレンジを続けた。

マツダ737C (1985年ルマン完走) 伊藤氏(広島市)所有
マツダ初の本格的レースカーとして1983年にルマンに出場しグループCジュニア部門で1-2フィニッシュしたマツダ717Cの後継車種。1985年までにマツダは合計8台のグループCジュニア/C2マシンをルマンにエントリーし、全車を完走させている。この個体は、カーナンバー85をつけて片山義美、寺田陽次郎、従野孝司がドライブしたもの。エンジンオイル漏れやオルタネーターのトラブルなどを克服し、クラス6位でフィニッシュしている。翌年からは3ロータエンジンを搭載したIMSA GTPマシンでルマンに挑むことになった。

マツダRX-7 254 (1982年ルマン完走同型車) 伊東氏(御殿場市)所有
SA22C型初代サバンナRX-7をシルエットフォーミュラに仕立てたIMSA GTXマシン。1979年から始まったRX-7によるルマンプロジェクトの集大成としてマツダスピードが開発した。ボディデザインはムーンクラフトの由良拓也。エンジンは300馬力を絞り出すマツダファクトリー仕様の13B型2ローターエンジンを搭載している。ルマンでは寺田陽次郎、従野孝司、アラン・モファットが乗った82号車がマツダ初のルマン完走を果たした。マツダスピードは翌年からグループCジュニアマシンを開発し、次のステップに駒を進めることとなった。

なお、株式会社MZRacingは、このオートモビルカウンシル2021に物販ブースを出店し、ルマンロータリー関連グッズなどの販売を実施します。ご来場の際は、是非お立ち寄りください。

Text and Photos by MZRacing

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