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  • 2022/05/30

700台以上のREマシンとドリフトマシンの競演 榛名ロータリーミーティング2022

5月28日(土)、6回目を迎えた「榛名ロータリーミーテミング2022」が伊香保スケートリンクで開催され、700台以上のロータリー車が集合、更に現役のロータリーエンジン搭載のドリフトマシンもスケートリンク内でデモラン&同乗走行会も行われ、集まった多くのREファンを魅了しました。

前日までの荒れた天候が嘘のように、見事に晴れ渡った伊香保スケートリンクには朝早くからロータリーエンジン搭載車が集まりはじめ、入場開始となる8時には自慢のREマシン群が駐車場を埋め尽くしました。昨年までの入場キャパオーバーによって入場待ちのRE車が長蛇の列をなし、一般車の通行を妨げてしまうという事から、今回は入口まで一般の幹線路から分岐した約2kmのアプローチ路がある会場を使用、これにより通行の妨げについては解消されたものの、参加者の皆さんは駐車場に停めるまでの時間がやはり掛かってしまうようでした。

10時からの開会式では高木勉渋川市長、群馬スポーツ振興会の高橋氏、県会議員の田中氏の3名が挨拶に立ち、歓迎の意を伝えると共に、冬季しか使えないスケートリンクを夏のイベントでも使えるように条例を変更、その初開催となったのが「榛名ロータリーミーティング」である事、そしてドリフトマシンを公共施設のスケートリンクで走らせたのは史上初であり、更に今後も同施設の積極的な活用を推進しますと力強く語ると、参加者から大きな拍手が湧きました。

「榛名ロータリーミーテミング2022」のメイン会場はスケートリンクのインフィールドとなっており、ここに出展各社のブースとドリフトマシンやデモカー、参加者のマシンらが並び、更に外の2か所の駐車場にも参加車がずらりと並ぶというレイアウト。オーナー自慢のマシンを見るためには3か所の駐車場をめぐることにはなるものの、700台以上が駐車できる広さは特筆のもです。ただこれでも全参加車両を収容できなかったそうで、来年への宿題となったようです。
今回の目玉コンテンツは何といっても散水したスケートリンク内をD1GPに参戦している現役ドリフトマシンによるデモランと同乗走行の実施でしょう。スキール音とタイヤスモークは出ないものの、その分フルチューニングされたロータリーエキゾーストサウンドと水煙、スリッパリーな路面でマシンをコントロールする妙技をごく間近で体感できる、稀で迫力あるコンテンツとなりました。ドライバーは「こんなにグリップしない路面は想像以上、グリップレベルが低いため、速度は低いもののエンジンはほぼMAX回転、競技とは違ったシビアなコントロールが要求されます。ただ、路面の水はマッディなのでマシンはものすごく汚れますね(笑)」とコメント。貴重な同乗走行を体験された方は「夏場にスケートリンク内に水を張ってドリフトマシンを走らせるという発想はさすが。すごいドリフトアングルで走ってくれるけど、速度が低いのでドライバーの操作やマシンの内装を見る余裕もあって、現役ドリフトマシンに乗っているぞという実感がすごかったです」と興奮冷めやらぬ様子でした。また、恒例の出展各社のアピールタイムや豪華賞品争奪じゃんけん大会、RE雨宮自動車をはじめとする協力後援5社による「推しの1台」表彰式などでイベントは大いに盛り上がりました。

主催者のD’zgarage代表の岡田誠さんは「今回で6回目となりますが、回を重ねるごとに開催の難しさを実感してます。今回もたくさんの方に来ていただきましたが、対応が十分でなく、入場できなかった方もいらっしゃいます。申し訳ありませんでした。来年もこの伊香保スケートリンを使わせていただくことができますので、よりよい環境での継続開催を念頭にスタッフ一同努力してまいります」と強く語って頂けました。 来年の「榛名ロータリーミーティング2023」がとても楽しみになる1日でした。

Text & Photos by MZRacing

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