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  • 2018/07/31

【続報2】 R26Bエンジンモデル 9/12(水) 17時より予約受付を開始

ようやく試作1号機がスタッフのもとに届きました。まだ、細部の造形や色合いなど改修、修正すべき部分もありますが、なかなかの出来具合です。価格についてはこだわった部分の改修費がかさみ、当初の販売予定価格よりアップしてしまいました。大変申し訳ありません。

この試作1号機は9月23日のBe a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY、翌24日のRX-7 40th Anniversary at FUJI SPEEDWAYのMZRacingブースにて

展示いたしますので、是非ご覧ください。尚、皆様に商品をお届けできるのは10月末頃となる予定ですのでご了承ください。

 予約受付サイトはこちら


【マツダR26Bエンジン】 1991年6月、マツダ787Bはルマン24時間レースにおいて、メルセデスベンツ、ジャガーとの激しい戦いを制し、日本車初の総合優勝を勝ち取りました。同マシンに搭載されていた4ローターエンジンは2018年で86回を数える長いルマンの歴史でも、史上初のレシプロエンジン(往復ピストン機関)以外の内燃機関であり、その記録は今後も揺るがされる事はないでしょう。
【参考】 特集記事「R26Bエンジンを作った男達」

MZRacingではマツダ株式会社の協力の元、この輝かしく歴史的なエンジンの1/6精密モデルをエンジン模型の第一人者である日下エンジニアリング株式会社との共同開発に着手しました。同社がこれまで培ってきた技術と匠の技の集大成が織りなす完全ハンドメイドの日本国内生産品です。 その開発から生産までの工程をかいつまんで説明すると、マツダ787B 55号車のスペアエンジンとして保管されていたR26Bコンプリートエンジンを、エンジン本体は勿論のこと純レーシングエンジンとして初めて実用化されたリニア可変システムの吸気系、3プラグのIGコイル、オルタネータ等に至るまで精密に非接触式の3次元光学スキャナーで計測を実施します。

計測されたデータはコンピュータ内で精密な立体モデルとして再現され、4枚のローターハウジング、5枚のサイドハウジング、そして各補器類に分けられ、3Dプリンターにてマスタモデル(原型型)として出力。これをもとに成形樹脂用の生産型の製造を行い、アルミ、鋳鉄、さらには金型鋳造、砂型鋳造といった素材、生産方法の違いによる表面の再現性などを詰めていきます。

また、フライホイールなどのアルミ削り出し部品は、アクリル材をレーザーカットし素材の持つシャープさを保つように、実機の素材感を忠実に再現する手法を選択しました。

さらには表面の素材感の異なる9枚のハウジングを作り、1枚1枚を正確に積み重ねて再現する術は、これまでのレシプロエンジンや2ローターロータリーエンジンのモデルにはなかった、新たな職人芸といえます。

そのクラフトマンシップとしてのこだわりはモデル本体のみならず、ケース台座にもウォールナットの無垢材を使用し、R26Bの持つ重厚で繊細な雰囲気を演出し、眺める楽しみの向上に一役買っています。



R26B 4Rotor Racing Rotary Engineモデル概要
発売時期 : 2018年10月発売
販売価格 :92,000円(税別)
素材 : レジン & ホワイトメタル製
本体寸法 : W=165/L=127/H=84mm(設計予想値) 重量約 1.2kg(ケース含む 予定)
・限定生産品 台座ウォールナット&アクリルケース入り 1/6スケールのR26B用ローター&シリアル番号入りメタルプレート
・当時のエンジン開発スタッフによるR26B開発エピソード等をまとめたブックレットをセット(予定)
・当ページトップのメイン画像はイメージ(R26B 1990年仕様プロトタイプ)です。

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