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  • 2017/01/10

マツダRT24-Pに手応えあり -デイトナ公式テスト

1月6日から8日にフロリダ州デイトナスピードウェイにて開催されたデイトナ24時間レース公式テスト「ロア・ビフォア・ロレックス24」では、マツダUSAの公式チームは2台の「マツダRT24-P」プロトタイプマシンを走らせ、2台が常にタイムチャートの上位に入っていたことに手応えを感じています。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦である第55回デイトナ24時間レースに向けたこの3日間の公式テストセッションには、合計55台もの出場予定マシンが集結しました。デイトナ24時間レースは、1月28日・29日に開催され、マツダRT24-Pに代表されるプロトタイプマシンは全車が全くの新車となります。マツダRT24-Pは、デイトナプロトタイプインターナショナル(DPi)規定のもとでレースを戦います。

新型「マツダRT24-P」のカラーリングの披露でテストウィークは幕を開けました。55号車はよく知られたマツダのテーマカラーであるソウルレッドにペイントされ、モッドスペース/カストロール・エッジロゴがついた70号車は新テーマカラーのマシングレイに塗装されています。マツダ魂動コンセプトでデザテンされ、昨年のロサンゼルスオートショーで発表された2台のマツダプロトタイプカーは、デザインの美しさと同様に速さを示すことができるかに注目が集まっていました。

55台の全参加車中プロトタイプは12台で、マツダ55号車は総合2番手のタイムを記録しています。しかもトップタイムのマシンとの差は、0.02秒とわずかでした。これは3.56マイル(約5.69km)のデイトナスピードウェイでは、ほんの1ヤード(約91cm)のことであり、マシン全長の1/4以下の差でした。このタイムを記録したのはジョナサン・ボマリートで、共に55号車をドライブしたのはレギュラーチームメイトのトリスタン・ヌネスと4度のマツダスカラシップウィナーであり現役インディカードライバーであるスペンサー・ピゴットでした。この55号車はテスト中の最高速レコードも記録しています。197.1mph(約315km/h)の記録は、テクニカルパートナーのマルティマティック社、シャシーコンストラクターのライリー社とマツダデザインチームによる空力性能開発の賜物と言えるでしょう。

一方、70号車はプロトタイプ12台中10番手のタイムを出しています。このマシンは、ジョエル・ミラー、トム・ロングそして、インディカースターのジェイムス・ヒンチクリフにペン・デブリンのドライバー布陣でテストに臨んでいます。このテストの主な目的は、2台の新車に何かウィークポイントが存在していないかを確認することであり、マシンにはいくつかの小さな機械的トラブルが発見されましたが、それらはすぐに修復されることでしょう。これらのことがあっても2台のマツダRT24-Pは合計900マイル(約1,440km)を走行し、24時間レースに向けた準備を進めました。

Photo by Mazda USA

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