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  • 2015/06/19

SOK三期生、ルマンを満喫し帰郷

NPO法人「次代の創造工房」(東京)が主催する東日本震災被災地出身中高生の自立支援プロジェクト「Support Our Kids」(SOK)によるフランスステイは、6月6日にフランスのルマン市に入り、激闘だった今年のルマン24時間レースを挟み、同15日まで当地に滞在しました。

マツダが支援するこのプログラムは、今年で三回目となりました。選ばれた東北在住の中高生10名は6月4日にフランスに到着後、パリ市内観光、フランスの学生との文化交流、語学研修などを経て、ルマンにやってきました。最初の週末は、ルマン在住のフランス人家庭にホームステイです。同年代のお子さんのいる家庭もあり、一緒に日本食を作るなど、言葉の壁を超えた交流ができたようです。9日には、サルトサーキットの内側に位置するレーシングカートサーキットにて、カートレースを体験。子供達のほとんどが、原動機付車両を操るのは生まれては初めてことです。このプログラムの提案者であり、子供達のドライビングコーチ役となった元マツダレーサーの寺田陽次郎さん、同じく元マツダドライバーのピエール・デュドネさん(ベルギー)が見守る中、10人は慣熟走行ののち、レース形式のトライアルに臨みました。スタート方式は、伝統的なルマン式です。寺田さんが振り下ろすフランス国旗を合図に子供達はグリッドに向かってコースの外側から走り、マシンに飛び乗ってスタートしていきました。映画のシーンのようです。もちろんレース体験も初めてですが、子供達はすぐにカートに慣れ、中には体重移動を巧みに使ってコーナーを攻める子もいました。約1時間にわたってカート体験を経験したのち、全員で本物のポディウムに登り、完走記念のカップを受け取りました。初めての「走る喜び」、「人馬一体感覚」を体験した子供達の表情は、とっても満足げでした。

翌日はルマンから南へ約1時間半のトゥールへ向かい、古城巡りをしました。アンボワーズ城に続いて訪問したレオナルド・ダ・ビンチとゆかりの深いクロ・リュセ城では、中世の音楽弾き語りや当時の踊りなどを体験。フランス文化をたっぷりと吸収してルマンへと戻って行きました。そして、12日の金曜日には、マツダ関係メンバー、サポーターの方々とランチを共にし、その日の夕方予定されている24時間レース出場ドライバー全員によるパレードを見学するため、市の中心部へと移動しました。ランチ後のリラックスタイムには、参加者それぞれから体験中間報告の発表がありました。彼らからは、「とても面白いメンバーと一緒なので毎日楽しい」、「フランスの人々にとても優しくしてもらい、感激しました」、「フランス語はとっても難しいですが、なんとか名前と出身地を言えるようになりました」、「週末の24時間レースが楽しみ」などのコメントが聞かれました。優しい雰囲気のチームとなったSOK三期生は、いつも穏やかな笑顔に満ちあふれています。

サルトサーキットでは、トヨタレーシングのご協力を得て、レース直前のピット見学やレースカーの説明を聞き、元F1ドライバーの片山右京さんや現役SUPER GTレーサーの脇阪寿一さんとの記念撮影も実現しました。この中の何人かは、今後きっとレースに興味を持ってくれることでしょう。また偶然ですが、パドックで入門レースカーのデモランを終えた地元のヤングドライバーたちと交流するチャンスがありました。その中に、南フランス・グルノーブル在住の吉田詠三くんを発見。彼は日本人の母親・フランス人の父親をもつハーフで、10歳の頃からレーシングドライバーを目指してチャレンジ中とのこと。14歳の彼は、SOKメンバーと歳が近いこともあり。少し照れながらも、集合写真に参加してくれました。その後、SOK一行は、26万人の観客と共に24時間レースのスタート進行を見学。自動車メーカーの威信をかけ、ドライバーは名誉をかけたこの戦いは、迫力満点です。きっと彼らの心に何かを伝えたことでしょう。

最終日には将来の国際人として必要な教養である、テーブルマナーについて、大統領からも受勲されたプロの講師をお招きし、緊張しながらもフルコースの料理を堪能、伝統のマナーを学びました。盛りだくさんだったSOK三期生によるフランスステイは、16日には全ての行程を終えて彼らは帰路につきました。翌17日には東京のフランス大使館に戻って、解散式を実施。フランス大使やサポーターの皆さんに成果を報告し、名残を惜しみながらそれぞれ東北の故郷に戻って行きました。

Photo by MZRacing

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