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  • 2025/01/17

東京オートサロン2025、3日間で25万人が来場

1月10日〜12日、千葉県の幕張メッセにて国内最大級のカスタムカーイベント「TOKYO AUTO SALON 2025」が開催され、昨年を約2.8万人上回る258,406人もの来場者で賑わいました。第43回目の今年は、出展車両台数こそ僅かに減少となりましたが、出展社数、ブース総数はとも昨年を上回っています。

中ホールのマツダスタンドは、MAZDA SPIRIT RACING から2024年スーパー耐久ST-Qクラスに参加した55号車と12号車の2台とXCRスプリントカップ北海道の第3戦と4戦に出場し、共に2位入賞と健闘したTOYO TIRES MAZDA CX-5に加え、コンセプトカーのCX-60 Rally concept、そして市販予定車両のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12RとMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの2台を合わせた計6台を展示、更にグランツーリスモ7を本格的なシミュレーターで体験できるeスポーツ グランツーリスモタイムアタック、また、MAZDA SPIRIT RACING DRIVING SUNGLASSESの先行展示をはじめ、新作のMAZDA ICONIC SP 1/43及び1/18スケールのモデルカーや、ドライビングシューズ、新デザインのTシャツなど多数のウェア&グッズが並ぶオフィシャルグッズショップにも多くのファンが詰めかける盛況ぶりでした。

初日の10日には2回のプレスカンファレンスが行われました。その2回目は13時からMAZDA SPIRIT RACINGの挑戦と題したトークショー形式で行われ、司会にモータージャーナリストでレーシングドライバーの桂伸一さん、MAZDA SPIRIT RACINGから前田育男代表、上杉康範エンジニア、楠弘隆エンジニア、ドライバーの阪口良平、井尻薫、堤優威らが登壇し、チームとしてレースフィールドにおけるマシンの進歩とこれからのCO²削減への取り組み、そしてS耐出場中の12号車の開発工程とMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rの関係性について語りました。特に55号車の今後のエンジン開発にあたってはカーボンニュートラルからCO2を回収する装置の導入によりカーボンネガティブを目指す事や、12号車がレースに参加する以前からMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R用エンジンが存在していたことなどが披露され、第2部のプレスカンファレンスも大盛況となりました。

11日、12日に開催されたトークショーはMAZDA SPIRIT RACINGトークショー、MAZDA SPIRIT RACING SPECIAL MODELの開発秘話、チャレンジプログラムトークショーと3回ずつ、計6回開催されました。MAZDA SPIRIT RACINGトークショーはピストン西沢さんをMCに迎え、MAZDA SPIRIT RACINGの前田代表、ドライバーの阪口、井尻、堤に加え、社内開発ドライバーも兼ねている寺川和紘を加え、ピストン西沢さんの軽快かつ真をついた進行でついついドライバーも口を滑らせてしまうシーンも見受けられました。話題の中心はレースマシンで55号車、12号車ともに2024年は空力、エンジン、シャシーの開発熟成が大きく進み、55号車は格上のマシンと、12号車は同じST-QのSUBARU車と肩を並べる速さを手に入れる事ができたので、2025年はライバル勢の進歩を見越した更なるアップデートとST-Qクラスならではの新たな試みにも積極的にチャレンジしていくとの事でした。また、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rに話が及ぶと開発テストを担当したドライバー全員から「これぞ待っていたロードスター」との声が上がり前田代表も満足げな表情を浮べていました。
またスーパー耐久のドライバー体制も発表され、55号車は寺川、阪口、井尻が、12号車は川田浩史、堤、関豊がレギュラードライバーで、レースによっては前田育男がいずれかのマシンをドライブするようです。またST-5クラス」の倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERは久米田昴、松原泰世の2名が継続となり、新たに加藤達彦、吉田恭将、南澤拓実ら3名がステップアップを果たしました。
MAZDA SPIRIT RACING SPECIAL MODELの開発秘話はロードスター開発主査の齋藤茂樹、エンジン開発担当の村中宏彰、社内開発ドライバーで12号車のドライバーでもある川田浩史らが登壇、それぞれ同車に込めた想いや、吟味して育て上げてきたパーツ類の愛着とその開発の進捗状況などファンが最も知りたい部分を語っていました。

eスポーツは2023年からスタートしたチャレンジプログラム~バーチャルからリアルへの道~を体験した1期生、2期生の皆さんと広島ホームテレビのeスポーツ応援番組でMCを務める中島尚樹さんを迎え、実経験を積んだ1-2期生の体験談や生徒役となった中島さんがグランツーリスモ7のシミュレーターで富士を走行、講師の1-2期生の厳しい指導を受け、その難しさとリアルさを伝えていました。
尚、eスポーツからみでは12日にコンベンションホールで開催されたAUTOBACS JeGT GRAND PRIX 2024 Series FINALトップリーグ戦にMAZDA RX-VISION GT3 CONCEPT を駆る3チームが出場。全10台中の最上位には#105「SPK e-SPORT Racing with TC CORSE」が3位に入賞、MAZDA RX-VISION GT3 CONCEPTを駆る各チームのシリーズランキングは5、7、8位となりました。
早くも2026年の東京オートサロンが待ち遠しく感じますね。

1月10日に開催されたマツダスタンドのプレスカンファレンス第1部のレポートはこちら


Text and Photos by MZRacing

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