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  • 2018/01/15

「輝け、マツダレーサー達」 – 東京オートサロン2018レビュー

1月12日から14日に幕張メッセで東京オートサロン2018が行われ、2017年の国内レースシーンで活躍した多数のマツダレーサー達がマツダスタンドなどで表彰を受けました。各地のレーストラックでは、本年も彼らの輝く姿が見られることでしょう。

 初日には、マツダスタンドで2017年マツダカップの授与式が行われ、GLOBAL MX-5 CUP JAPAN入賞者、ロードスターパーティシリーズ入賞者、マツダファンエンデュランス(マツ耐)優勝チーム、マツダファンサーキットトライアル(MFCT)優勝者が表彰されました。マツダカップを贈呈したマツダ株式会社常務執行役員の青山裕大さんは、「マツダは、様々な想いをもって参加・挑戦する方々の人生がモータースポーツを通じて豊かになることを願い、お客様が参加できるモータースポーツカテゴリーの振興に力を入れて取り組んで参ります。今日は、昨年一年間頑張ってこられた皆様の栄誉をたたえ、お集まりいただいたファンの皆様と一緒に祝いたいと思います。昨年から始まったGLOBAL MX-5 CUPも、接戦が続く熱い戦いが繰り広げられました。このGLOBAL MX-5 CUPとともに、ロードスターパーティレース、マツ耐、サーキットトライアルといった皆様が楽しめる参加型モータースポーツを、2018年もマツダは支援して参りますので、ぜひ皆様のチャレンジをお待ちしています」とご挨拶されました。この日会場では、初代GLOBAL MX-5 CUP JAPANチャンピオンの山野哲也さん、ロードスターパーティレースNDシリーズ全国統一チャンピオンの辻かずんどさん、同NC全国統一チャンピオンの入江直さん、マツ耐のジャパンツアーシリーズチャンピオンの「ナイトー自販親子でロードスター」チームの藤堂之布(とうどう・のぶゆき)さん、MFCTチャンピオンの小島美智子さんが壇上から挨拶されました。特に、全6戦延べ318台の激戦をかいくぐり女性ドライバーとして初のチャンピオンとなった小島さんは、「自分の不注意から2年前にレース中のクラッシュにより怪我をして辛い思いをしましたが、多くの方々の支えや励ましがあってMFCTに復帰することができ、さらにチャンピオンを取らせていただいたことを光栄に思います。本当に心から嬉しいです。ありがとうございました」と語り、拍手喝采を浴びていました。また、2018年のGLOBAL MX-5 CUP JAPANにチャレンジする2チームから体制発表がありました。2017年チャンピオンチームのCABANAレーシングは堤優威さんを、2台体制となるHMレーサーズ(広島マツダ)は吉田綜一郎さんと佐々木孝太さんをドライバーとして指名しました。

 同日夜には、スーパー耐久機構(STO)による恒例の年間表彰式があり、ST-5クラスでチャンピオンとなった村上モータースチームの村上博幸さん、脇谷猛さん、加藤正将さん、クラス2位となったNOPROチームの野上敏彦さん(チームオーナー)、関豊さん、井尻薫さんが壇上に上がり、表彰を受けました。マツダ製レシプロエンジン搭載車が長い歴史のあるS耐でチャンピオンを獲得したのは、村上モータースチームがマツダ・モータースポーツ史上初の快挙です。チーム代表の村上さんは、「アマチュアの僕たちがこうしてチャンピオンになれたのは、チーム一丸となって自分たちを信じて努力して来たからだと思います。もちろん、私たちのお店のお客様やファンの皆さんの後押しに勇気づけていただきましたし、無理してでも練習走行を重ねて来てよかったなと思います。今後もロードスターでレースを続けるつもりです」と、嬉しそうに語っていました。なお、オートサロン会場に隣接したホテルでは、マツダ・モータースポーツ表彰式が行われ、オートサロン会場で表彰されたトップチームを含むシリーズ入賞者が集い、お互いの健闘を讃えあいました。パーティ形式のこの表彰式には、各サーキット関係者や主催者、スポンサーやパートナー企業などを含み200名を超える参加者が出席しました。マツ耐ジャパンツアーに全戦出場したマツダ役員によるマツダ人馬一体チームもシリーズ4位で表彰され、受賞者のひとりである執行役員の工藤秀俊さんは、やや高揚した声で、「皆さん、ありがとうございました。走る歓びを皆さんと共有するため、私たちはこれからも可能な限りマツ耐に参加し続けます。またサーキットでお会いしましょう」と喜びのコメントを語っていました。

 東京オートサロンでは、RE雨宮レーシングのD-1グランプリ用FD RX-7のニューマシンがお披露目され注目を集めました。また、本年のスーパー耐久シリーズにNDロードスターで出場するLOVE DRIVE RACINGからは、日本自動車大学校(NATS)と提携し、レース活動を通じてメカニックやエンジニアを育成するプログラムの発表がありました。MZRacingでは、本年2018年も上記各カテゴリーや全日本ラリーなどの国内選手権、インタープロトシリーズ、アメリカIMSAシリーズ、マツダ海外ディストリビューターのモータースポーツ活動などを網羅し、マツダレーサー達の活躍をお伝えしていく予定です。読者の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【関連動画】
GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 2017表彰式TASオープニング動画

Text and Photos by MZRacing

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