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  • 2024/05/14

チャレンジプログラム参加者がシミュレータ訓練を受講

5月11日、東京都内のブリヂストン・グローバル研修センターで、MAZDA SPIRIT RACING チャレンジプログラム「バーチャルからリアルへの道」の選抜で選ばれたメンバーが、マツ耐での実車走行に向けてシミュレータ研修を受講しました。マツダが昨年スタートしたチャレンジプログラム「バーチャルからリアルへの道」は、eモータースポーツの世界で活躍するドライバーにリアルモータースポーツ体験の機会を提供するプログラムです。

今回は、実車でのレース初参戦に向けて、サーキット走行のルールやマナー、レギュレーションなどを確認し実際のレースに向けての準備を行う内容で、ブリヂストンの最新シミュレータ施設を活用することで、短時間で効率的にこれらを習得できるようトレーニングを行います。講師は、プロドライバーの加藤彰彬、eモータースポーツの世界で成績を残すトッププロでリアルモータスポーツの経験もある武藤壮太、樺木大河の各氏が担当しています。

当日集まった5名の参加者には、マツ耐レギュレーションの確認や心得、車載映像を見ながらの座学講習が、午前中にみっちりと組まれていました。その後、休憩を挟んだ午後からは、いよいよシミュレータを活用したトレーニングが始まります。まずは、筑波サーキットを何周か周回し、使用するi-Racing動作に慣れ、その後はクラッチやシフトを使用して、実車と同じ操作でのトレーニング、燃費を意識した走行を行いました。さらに、耐久レースならではの燃費走行トレーニングとして、アクセルを全開に踏まない走行を練習。これには、参加者のみなさんも苦戦していましたが、抜群の適応力で、吸収していきます。筑波だけでなく、もてぎコースもシミュレータで走行し、実戦に向けて準備を行いました。

株式会社ブリヂストンモータースポーツ部門グローバルモータースポーツサステナビリティ推進課長の山本塁さんは、「ブリヂストン・グローバル研修センターでは、週末を使って、多くの方にeモータースポーツを体験してもらっています。Eモータースポーツを入り口に、モータースポーツを始める方を増やしたいという思いはブリヂストンとしても同じです。シミュレータは、実際のレース本番に臨む上で、良いツールだと思っています。今日の参加者のみなさんの真剣でいながらも楽しんでいる様子を見て、ぜひこういった事例から、eモータースポーツに興味や関心を持ってくださる方が増えていただけたらと思います」と、語っています。

今回を担当した、マツダ株式会社の油目雅史は、「eモータースポーツは、ここ数年世界的に右肩あがりで盛り上がり続けています。日本でも、国民体育大会の文化の部で競技として採用されています。また、世界選手権もあり、多くの活躍の場が生まれてきているところです。また、今回は出場するマシンのリバリーを一般の方から募集し、マツダのデザイナーが選んだ2作品を実車のリバリーにするという新たな取り組みも実施しました。モータースポーツの走るという面だけでなく、クルマをデザインする楽しさ、素晴らしさというのを実感いただき、可能性を広げていきたいです」、とコメントしています。

6名は、6月に行われるマツ耐もてぎラウンドで、リアルレースデビューを予定しています。

Text & Photos by MZRacing

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