MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

ニュース

  • 2023/11/27

MAZDA FAN FESTA 2023 IN OKAYAMA
ルマンカーの共演とファミリー達の歓声に包まれた二日間

11月4日(土)・5日(日)に岡山県美作市の岡山国際サーキットにて、MAZDA FAN FESTA 2023 IN OKAYAMAが開催され、延べ5,400名のファンの皆さんがマツダブランドと触れ合う二日間を過ごしました。

毎年11月第一週に開催されるこのMAZDA FAN FESTAは、第一回目の2012年から数えて12回目の開催となります。例年であれば、晩秋から初冬の頃となるこの中国地方山間部ですが、暖冬の今年、朝晩は流石に肌寒いものの、日中は暖かな陽射しに恵まれ、絶好のイベント日和となりました。今回は「共に走る歓びを」をテーマに掲げ、様々なコンテンツを通じてスピードを感じ、
サーキットならではの体験をご家族で楽しんでいただけるイベントを目指しました。

オープニングセレモニーでは、特別協賛会社のマツダから、毛籠勝弘代表取締役社長兼CEOをはじめ、青山裕大専務取締役執行役員、工藤秀俊常務執行役員、前田育男シニアフェローブランドデザインらが登壇。毛籠社長は、「クルマって楽しいな、ということを皆さんが実感できるようなイベントにしていきたいと思います」と挨拶。以後ステージイベントやレーシングコースを使った走行イベント、ブランド体験コンテンツなどがスタートしました。
ステージの第一弾は、マッドマイクトークショーでした。ドリフトパフォーマーの”マッドマイク”ことマイケル・ウィデット(ニュージーランド)と、ドリフトマシンの製作とメンテナンスを担当するマジック代表の川戸泰介が登壇し、6月にコロラド州パイクスピークで行われた国際ヒルクライムイベントで、最速ロータリー車記録、最速マツダ車記録を塗り替えたエピソードなどを語り、次のようなコメントを残しました。「富士山より標高が高い地点からてっぺんを目指すフルコースアタックは最終日にしか行われず、レシプロ勢は薄い酸素のためパワーロスに苦しんでいましたが、ツインターボ4ローターのロータリーエンジンは全くパワーロスすることなくゴールしました。改めて誇らしい記録です」

レーシングコースではお馴染みのマツダファン・エンデュランス(マツ耐)やロードスター・パーティレースⅢが行われ、参加者たちはそれぞれ日頃の練習の成果を発揮すべく、熱戦を繰り広げていました。そして、本年がルマン24時間レース100周年にあたることから、記念イベントとして、マツダ787Bを先頭に1982年ルマン出場車のマツダRX-7 254(御殿場市在住の伊東氏所有)、1985年ルマンに出場したマツダ7373C(広島市在住の 伊藤氏所有)が編隊を組みデモンストレーションランを披露。その様子を観光バスに乗って楽しむことができるサーキットサファリバスでは、幸運にもバスに乗ることができたファンが、マッドマイクによるコース解説を聴きながら、間近に走るルマンカーの迫力ある走りを大いに楽しむことができました。さらに、ルマンカーに代わってMAZDA SPIRIT RACINGのスーパー耐久車がコースイン。マツダの現代版ファクトリーレースカーがサファリバスを左右から抜き去るシーンに、ファンは驚きの歓声をあげて喜んでいました。

さて、ステージでは、前田育男MAZDA SPIRIT RACING代表によるスーパー耐久を頂点に置いたレースプログラム紹介があり、寺田陽次郎ルマントークショーでは29回におよぶ同氏のルマン挑戦ヒストリーの一部が語られ、初めて聞くエピソードに大きくうなずくファンの姿が印象的でした。また、齋藤茂樹ロードスター開発主査のトークショーでは、西日本初公開の改良型ロードスターの実車を目の前に同モデルがどのように進化したかが語られました。また、5日のみでしたが、MX-30 Rotary EVのトークショーでは、上藤和佳子主査と8C型ロータリーエンジンの開発に携わった二人のエンジニアを迎え、MCの竹岡圭さんがあれこれとツッコミを入れ、開発者たちの思い入れの深さを引き出していました。

レーシングコースのホームストレートでは、マッドマイクによるドリフトパフォーマンスが行われました。4ローターツインターボエンジンを搭載するマイクのFD RX-7が豪快に最終コーナーとコントロールラインの間を所狭しと走り回ると、タイヤスモークであたりは真っ白に。じゃんけん大会を勝ち抜き、パッセンジャーシートに同乗する権利を得たお客様は、ピットに戻ったRX-7から降りると、文字通り目を白黒させていました。

eスポーツ体験会、ストライダーエンジョイカップなどのキッズコンテンツ、レストア車展示や各種体験イベントを経て、いよいよMAZDA FAN FESTAはクライマックスを迎えました。最後は、レーシングコースをマツダ車で埋め尽くすパレードランで終了。来年の再会を約束して、イベントは幕を閉じました。

Photos and Text by MZRacing

MAZDA MOTORSPORTS ファンイベント

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ