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  • 2014/05/27

RX-7ドライバー山路慎一、鬼籍に入る

かつてRE雨宮の「マツキヨRX-7」で全日本GT選手権に出場し、2004年のセパンとオートポリスではGT300クラスの優勝を遂げたレーシングドライバーの山路慎一さんが亡くなりました。かねて病気療養中でしたが、去る5月25日に体調不良を訴えて入院。26日に急逝されました。享年50。ご冥福をお祈り申し上げます。

山路さんは、1986年にレースデビュー。YOURSスポーツから富士JSSレースにRX-7で出場しました。その後富士フレッシュマンレースRX-7クラスでチャンピオンとなり、1994年からは全日本GT選手権にステップアップしました。1998年の富士戦のスタート時に起きた大規模な火災事故で、いち早く事故車に駆け寄り、懸命の消火活動を行ったことで知られています。そのおかげでドライバーの太田哲也さんは一命を取り留めています。近年では、富士スピードウェイのレース大会やD1グランプリなどの競技長などを務めていました。

訃報を聞いたRE雨宮レーシングの雨宮勇美さんは、「山路くんは若い頃はだいぶやんちゃな走りをしていたようですが、ライセンスを取得してからすぐにユアーズさんからSA 22Cでレースデビューしていましたね。その頃の彼は人間的にすごく尖っていた部分があって、とっつきにくい所もありましたがレーシングドライバーとしての腕はバツグンでしたね。マツモトキヨシさんを紹介してくれたのも山路くんでしたし、RE雨宮がJG TCレースに参加できたのはまさに山路くんのおかげでした。あの2回の優勝は忘れられない思い出ですし、彼には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。そして、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを寄せてくれました。合掌。

Photo by K. Minakoshi

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