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  • 2023/07/18
  • OTHER(海外)

ジョニー・ハーバート、グッドウッドで喝采を浴びる

7月13日(木)から16日(日)、英国南部ウェストサセックスシャーのグッドウッドの丘にて開催された英国最大級の自動車イベント「グッドウッドフェスティバルオブスピード」(GWFOS)にて、55号車「マツダ787B」がヒルクライム走行に参加。最終日の16日には、マツダ787Bが優勝した1991年ルマン24時間レースでマツダスピードチームのアンカーを務めたジョニー・ハーバート(英国)がステアリングを握り、満員の観客から惜しみない喝采を浴びていました。

グッドウッドフェスティバルオブイスピードは、毎年7月に開催されています。英国貴族のリッチモンド伯爵チャールズ・マーチ卿が所有する会場は、1.2万エーカー(約48平方km)の広大な土地にグッドウッドハウスとヒルクライムロードのほか、ゴルフコース、ホテル、競馬場、サーキットおよび空港が備えられており、丘陵地には数万台の来訪車両を受け入れることができます。入場チケットは、1日10万枚が上限のプラチナペーパーとなっており、平日の初日木曜日から場内は観客でごった返しています。

ルマン24時間レース100周年記念の本年、マツダは6月第2週のルマン24時間レース、月末から7月第1週末のルマンクラシックに参加しており、その流れでグッドウッドに立ち寄り、熱心な英国のモータースポーツファンの期待に応えることとなりました。そのため、マツダUKを通じてマツダと交流のあるJOTAスポーツに輸送や出走準備などの協力を依頼しています。広島から出張した2名とマツダUK、JOTAの専任ヘルパーは12日にガレージ代わりとなるテントを設営しました。JOTAのヘルパーは、万が一に備えこのテント内に寝泊まりすることになります。

好天に恵まれたイベント初日は、ペイTV局であるSKY TVの企画のひとつとして、元F1ドライバーのカルーン・チャンドック(インド)をマツダ787Bのドライバーに起用。モータースポーツ番組のコメンテーターとしても知られるチャンドックは当地では人気が高く、車載カメラからの映像が場内にいくつか設置されている大型ビジョンに映し出されます。少し緊張気味にコースインしていったチャンドックでしたが、ミスなくヒルクライムを駆け抜けていきました。787Bを降りた彼は、「初めてロータリーエンジン搭載車、しかも歴史的に大事なクルマであるマツダ787Bをドライブすることができて、とてもハッピーです。想像以上のパフォーマンスだったし、電気自動車のような強大なトルクに驚きました。TV局の担当者から走りながら解説してくれ、と言われてヘルメットにマイクを装着していましたが、そんな興奮状態だったので、喋るのを忘れちゃったよ」と話しています。

翌日14日金曜日は、あいにくの天気でした。朝から断続的に弱い雨が降りましたが、午前の段階ではまだ路面はドライです。この日は、かつてマツダUSAのDPIプログラムのレギュラードライバーとして、2020年のIMSAセブリング12時間レース優勝に貢献したハリー・ティンクネル(英国)が787Bをドライブすることになっていました。スタート前に出場車が集合するパドックに787Bを進め、さらにスタート地点まで運びましたが、その時点で降雨は激しくなり、787Bは走行をキャンセルすることになります。その後、さらに状況は悪くなり、その日夕方の走行も断念しました。天気予報では雨は金曜日で上がり、土曜日は曇り空とのことでしたが、金曜日夜になって主催者から「強風による危険を回避するため、15日のGWFOSイベントはキャンセル」との一斉通知が配信されました。多くのモータースポーツファンが落胆したことでしょう。

迎えた16日の最終日は、一転して晴天となりました。朝6時からの開門を目指し、多くの観客が押し寄せたため、グッドウッド周囲は早朝からあちこちで渋滞が発生しています。この日、マツダ787Bをドライブするのは1991年優勝クルーのひとり、ジョニー・ハーバートです。フレンドリーな性格の彼は、やはりF-1番組の解説などによって高い人気を保っています。前日のイベントが全面キャンセルとなったため、この日のタイムスケジュールは再編成され、マツダ787Bが組み込まれた「バッチ2」枠は朝9時過ぎから1回目のヒルクライムを走る予定でしたが、ランチタイムの12時40分からに変更となりました。その間、ジョニーはラウンジでくつろぐことなく、ファンの求めに対し積極的にサービス対応していました。また、RX-7のドリフトマシンを当地に持ち込んでいるマッドマイクがマツダテントを訪問し、ふたりで記念撮影の求めに応じていました。

多くの観客が見守る中、ついにマツダ787B+ハーバートのムヒルクライムが実現しました。走行時間は、わずか50秒程度ですが、場内は喝采に包まれました。インタビューに応じたジョニーは、「マツダ787Bをドライブするのは、僕にとってはいつもスペシャルです。そして、今日見てもわかるように、いまだに多くのファンに愛されているのは驚くばかりです。もちろん、当時を体験している60〜70 代の人々だけでなく、ティーンエイジャーや各年齢層からも広く支持されています。日本の皆さん、いまだにこの787Bの快音は健在です」と語っていました。

マツダ787Bは、このあと日本に空輸され、マツダに戻ります。その後、9月17日に予定されている「マツダファンフェスタ2023 at富士スピードウェイ」に登場する予定となっています。

MAZDA787B in Goodwood FOS 2023記録動画 7/26公開 (YouTube 3’14”)

Text and Photos by MZRacing

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