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  • 2024/02/20

MAZDA SPIRIT RACINGサーキット体験会が今年もスタート

3月15日(木)・16日(金)の二日間、筑波サーキットにてMAZDA SPIRIT RACING「チャレンジプログラム~バーチャルからリアルへの道~」リアルサーキット体験会が実施され、18歳から31歳までの優秀eスポーツ経験者9名が参加しました。

このリアルサーキット体験会は、昨年グランツーリスモを活用しオンラインで実施したMAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2023で優秀な結果を残した選手と富士や岡山で開催されたマツダファンフェスタのオフライン大会上位入賞者にお声がけし、バーチャルからリアルレーシングを目指す10名が参加することになりました。当日は1名欠席でしたが、ロードスター実車による二日間のサーキット体験を通じて、バーチャルで学んだことを実践し、リアルならではの感覚を養うことを目的に、全員がたっぷりプログラムを楽しみました。

初日はショートコースの筑波1000を使い、基本的な運転操作の確認と実車そのものに慣れるカリキュラムが組まれました。さらに午後からはショートコースをフリーに走り、講師のアドバイスを聞きながらスキルを磨いていくレッスンを反復します。参加者は、データロガーや車載ビデオを見ながら、荷重移動やタイヤの使い方など、バーチャルでは感じられない感覚を身につけていきます。二日目のコース2000では、参加者それぞれがこれまでに嫌と言うほどバーチャルの世界で練習してきたコースを実際に走り、タイムを削っていく作業を繰り返しました。その後、講師やプログラム関係者と共にグループ面談に臨み、全員が無事に修了証を手にしました。今後3月上旬に山口県のマツダ美祢自動車試験場で行われる第2回、3月中旬に筑波で開催される第3回を含み、全参加者合計27名の中から選抜された数名が、練習を重ねて6月以降に予定されているマツダエンデュランス(マツ耐)レースに2台で出場するMAZDA SPIRIT RACINGチャレンジチームの一員として参加する予定です。出場予定のマツ耐レースは、6月16日の第2戦栃木ラウンド、7月27日・28日の第3戦茨城ラウンド、10月20日特別戦ECOマツ耐(富士)、11月9日・10日の第5戦岡山ラウンドとなっています。

このプログラムを運営推進しているマツダ(株)ブランド体験推進本部の油目雅史は、「今年のプログラムは、内容自体は昨年と同様、二日間でロードスター実車に慣れ親しみ、安全にサーキット体験を楽しんでいただくことが目的です。今回の参加者は、全員が昨年の私たちのプログラムに注目して下さっていたようで、サーキットへの憧れが強く、それぞれが目的をしっかり持ってこの地に臨んでいると感じています。また、事前に実車を想定した準備ができている印象で、とても意識が高いと感銘を受けました。ドライビングスキルも甲乙つけ難く、ともてレベルが高いですね。また、今回は昨年このプログラムに参加した1期生がメンターおよびアドバイザーとして参加してくれており、とても助かりました。彼らは、すでに自主的にパーティレースに出場している人もいて、モータースポーツの輪がこのプログラムを通じて広がってきていると実感します」と語っています。

また、今回メインの講師を務めたレーシングドライバーの加藤彰彬は、「今年1回目の今回は、とにかくやる気満々で前向きな参加者が集まっている印象です。質問もどんどん飛び出してきますし、全員が積極的ですね。初対面なのにすぐに打ち解けているし、気合が入っているな、と感じました。今回は、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)オンの状態で練習したのですが、どのような場合にDSCが介入するのか、あるいは介入させずに走れるか、ブレーキの踏み方やステアリングの切り方など結構細かいところを積極的に質問してくれます。グランツーリスモでこうなる場面だよと説明すると、次の走行ではそれを修正してくるなど、この日に向けてしっかり予習してきている様子が走りや取り組み姿勢から伝わってきました。ともて良い傾向だと思います」、と話していました。

Text by MZRacing

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