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  • 2023/06/07
  • OTHER(海外)

ルマンで日本政府観光庁「Japan Endless Discovery」ディスプレイを公開

6月6日(火)、ルマン24時間レースが開催されるサルトサーキット内にて日本政府観光庁による観光インバウンド招致を目的とした「Japan Endless Discovery」(日本の終わりなき再発見)ディスプレイがオープンし、このプロジェクトに参画しているトヨタ自動車、マツダが24時間レース主催者ACOと共にオープニングプレゼンテーションを行いました。

このプロジェクトは、観光庁のスポーツ観光マイスター第一号であり、ACO名誉理事の寺田陽次郎の呼びかけによってスタートしたもので、日本車として初めてルマンで総合優勝を果たしたマツダと、現在ルマン5連覇を成し遂げているトヨタ自動車が、日本政府観光庁のイニシアチブのもと共同で訪日を希望する観光客に日本の魅力を伝えるものです。トヨタ自動車は特別仕様の新型プリウスRACING Hybridを、マツダはロータリーエンジンを発電機として活用するMAZDA MX-30 R-EV特別仕様車を展示。日本文化の象徴のひとつであるMANGA(漫画)を用いた劇画風パネル(作画は人気漫画家の曽田正人氏)を背景に、プレゼンテーションが行われました。そのほかに、カーボンニュートラルの多様な選択肢に向けた取り組みのメッセージ、日本各地のPRパンフレットの配布を行うインフォメーションカウンターや、日本の伝統的風景である茶室のイメージを反映したティースペースなどを併設しています。

この日朝9時30分から行われたプレゼンテーションでは、司会を務めた寺田がこのディスプレイの趣旨を話したのち、まず主催者を代表し高野陽子日本政府観光庁(JNTO)パリ事務所長が口火を切りました。続いて、ACO会長のピエール・フィヨン会長からご挨拶をいただき、マツダを代表して車両開発および商品開発を率いる松本浩幸常務執行役員が挨拶しています。松本常務は、「フィヨン会長、ルマン24時間レース100周年おめでとうございます。この世界最高峰の耐久レースを長きに渡り続けてこられ、自動車文化を牽引し続けられたことに対して敬意を表します。ルマンで生まれた多くの新技術はその後の市販車に採用され、自動車技術の発展に寄与しています。ロータリーエンジンというマツダ独自の技術もこのルマンで磨かれ、1991年に総合優勝できたことは、今日のマツダブランドの礎となっています。そして長年にわたるチャレンジを通して培った”飽くなき挑戦”精神は、マツダ全社員の共通した価値観となり、今のマツダを支えています。また、未来の自動車技術に向けて、ルマン24時間レースがさらに一歩を踏み出すこの機会に、我々の最新の環境技術を紹介する機会をいただき、ありがとうございます。ロータリーエンジンを発電機として使用する当社の最新の電動車両、MX-30 R-EVを展示しております。多くの皆様にお楽しみいただき、日本に興味を持っていただき、日本で伝統文化や現代の文化、豊かな自然に触れていただくきっかけになれば幸いです」とスピーチしました。

トヨタ自動車のGAZOO Racing Companyモータースポーツ技術室加地雅哉室長は、アンヴェールされた新型プリウス特別仕様車が、本年ルマンに出場するGAZOO Racing代表の小林可夢偉がアイディアを提供したコンセプトカーであり、ルマンカー「GR010 HYBRID」からインスパイヤされたモデルであることを説明しています。

ディスプレイには、「おめでとう100周年、ありがとうルマン」という日本政府観光庁、トヨタ自動車、マツダによる共通メッセージが表示されています。ディスプレイは、ルマン4時間レースのゴールである6月11日夕方までの展開となります。なお、9日金曜日と10日土曜日(共にフランス時間)には、歴代優勝車によるデモンストレーション走行が予定され、マツダ787B 55号車も出走する予定となっています。

Text and Photos by MZRacing

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