MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

ニュース

  • 2024/11/13
  • S-Tai

速さに磨きをかけた12号車ロードスター、120号車は2位ポディアム獲得

10月27日(日)、ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦「SUPER TAIKYU RACE IN OKAYAMA」3時間レース(決勝レースは午前中Gr.2、午後Gr.1の2レース)が開催され、MAZDA SPIRIT RACINGからST-Qクラスにエントリーした12号車「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」(川田浩史/堤優威/阪口良平)は、一段と速さに磨きをかけて岡山国際サーキット(1周3.703km)に姿を見せています。
Gr.2として午前中の決勝レースに参戦。前半から快調に周回を重ねましたが、残り1時間で電気系トラブルが発生。修復のためロスしたものの、復帰後はペースを取り戻して完走を果たしました。
一方、同じGr.2のST-5クラスの120号車「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」(本多永一/箕輪卓也/織田祥平)は、トップ争いに加わり、初の2位表彰台を手に入れています。

12号車ROADSTERは、前戦鈴鹿ラウンドよりエンジン出力を210PSに上げているほか、特にサスペンション周りのセッティングを調整し、接地感と安定性の向上を図って岡山ラウンドに臨みました。ドライバーの評価も高く、ツイスティなコーナーの多い岡山では重量の軽いロードスターらしい速さが引き出せるものと期待されていました。26日(土)に行われた公式予選では、Aドライバーの川田とBドライバー堤の合算タイムは、同じST-Qクラスの「SUBARU High Performance X Future Concept」に続くクラス2位で、グループ2の6番グリッドから決勝レースをスタートできる位置につけています。
決勝レースのグリーンライトが灯ると、12号車堤は61号車SUBARUの山内英輝とテールトゥノーズのバトルを繰り広げました。61号車がトラブルのため序盤にピットインすると5番手となり、上位グループを脅かすほどのハイペースで周回しました。その後堤から阪口にドライバー交代してもそのペースを維持。しかし、終盤に川田にドライバーチェンジしたのち電気系のトラブルが発生し、ピットイン。オルタネーターの端子が折れており、ピットガレージで修復することに。タイムロスしましたが、その後は再び調子を戻して85周を走破しています。ベストタイムを見るかぎり1’43.563と、ST-3クラスに匹敵する記録であり、確実に速さを身につけていることを証明しています。軽さを活かせるコースであれば、レースではST-3クラスを凌駕する可能性も出てきています。

ST-5クラスの120号車は、予選をAドライバー本多とBドライバー箕輪の合算タイムでクラス14台中4位につけることに成功。決勝レースでは、織田がスタートを担当。序盤から88号車ロードスター、27号車ロードスターとの攻防を繰り返します。終盤には88号車岡本と120号車箕輪が激しく競り合う場面が続きました。第1コーナーやバックストレートエンドでは飛び込みたい箕輪を岡本が巧みにブロック。経験の差を見せつけましたが、箕輪もそれに怯むことなく、最終ラップまで88号車に挑み続けました。それでもわずかに逆転は叶わず、0.34秒差で2位となっています。チェッカー後、悔し涙に震える箕輪と、MAZDA SPIRIT RACINGの先輩であり3位入賞した27号車の杉野治彦が互いの健闘を讃える姿が見られました。
箕輪は、「バトンを受け継いだときは88号車まで30秒近く差があリました。ピットで左側だけタイヤ交換し、2位を走っていた88号車の岡本さんが27号車に追いつく前に交わしたかったのですが、追いつけませんでした。でも僕の方がペースは良く、差は縮められていたのでプッシュを続けました。色々と仕掛けてみましたが、イン側に入らせてくれず悔しい思いをしましたが、すごく良い経験をしました」、語っています。

Text and Photos by MZRacing

MAZDA MOTORSPORTS マツダモータースポーツ公式サイト

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ