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  • 2024/10/11

MAZDA SPRIT RACING ジムカーナエクスペリエンスRd.3が開催

10月6日(日)、筑波サーキット・ジムカーナ場にて、「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE Rd.3」が開催され、参加枠いっぱいの60台と参加者の皆さんはモータースポーツの第一歩に相応しい一日を満喫しました。

この日の天候は前日の夜半から早朝にかけて降雨がありましたが、参加受付がスタートする7:30には曇りとなり、過ごしやすい気温とドライ路面でジムカーナにうってつけのコンデションとなりました。毎回豪華なアドバイザー陣に注目が集まるGYMKHANA EXPERIENCEですが、今回は全日本ジムカーナで前人未踏の143勝と24回のチャンピオンを獲得している現役カリスマドライバーの山野哲也選手、ジムカーナ選手権でも実績を残し、現SUPER GTドライバーである柴田優作選手、そして毎回、アドバイザーでありながら実況とMCを務める全日本ジムカーナPE2クラス出場中の河本晃一選手とアドバイザー陣が揃いました。

数あるモータースポーツ競技でも比較的敷居が低いとされるジムカーナですが、それでもその1歩目を踏み出す勇気が足りない方をはじめ、クルマを自在に操る事にちょっと興味がある方、安価で非日常領域のドライビングを経験してみたい方など、これまで様々な運転体験イベント等を取材してきたMZRacingとして、そんな思いを抱いている皆さんにはGYMKHANA EXPERIENCEは正にうってつけのイベントであると断言します。

GYMKHANA EXPERIENCE の1日の流れは、まずは参加受付をして配布されたゼッケンをクルマに貼ります。その後アドバイザーとともに3クラスに分かれてコースの下見を行います。この際、初心者には目線の位置や目標となるパイロンなどごく基本的な部分について、そして経験者にはライン取りやブレーキングポイントなど実践的なアドバイスをしてくれます。午前中には3本の体験走行があり、1本目は自身で走行、2本目は希望すればアドバイザーが運転し、参加者は助手席でプロの走りを体感することができます。3本目はアドバイザーがコースサイドでそれぞれの走りを見て、ワンポイントアドバイスをしてくれます。参加者のスキルに合わせたアドバイスで、かつ走行直後に窓越しから話してくれるので効果てき面です。しかも、コースサイドには定常円や8の字走行などが練習できるコースも準備されていて、いつでも何度でも反復練習ができるのです。そして午後からはコースを若干変更してよりジムカーナらしいレイアウトにして練習1本、そして順位がつく模擬走行を2本走ってフィニッシュとなります。もちろん、クラスごとの表彰式も実施され、競技会同様の満足感もしっかり体験できます。イベント終了後アンケートに答えてくださった方には、もみじ饅頭をプレゼントしていました。

参加された皆さんの声を拾ってみるとNAロードスターで参加の前川美季さんは、「モータースポーツ競技なんかはまったくの別世界の事だと思っていました。でも友達に誘われて、運転はヘタッピだと自覚していたのですが、(運転は)同レベルと思っていた友人と一緒ならと・・・。1台で3名エントリーしたので、勝手もわからず常にドタバタでしたけど、スタッフさんもアドバイザーの皆さんも優しくて、こんな私たちでもいろんな事をしっかり教えていただきました。クルマの運転はこんなに楽しいんだとホントに実感しました」、と語っています。
前川さんの友人で一緒にエントリーした石曽根奏子さんは、「楽しいの一言ですね。自分で運転しているクルマでスピンは初めて経験しました。イキッてもダメなんですね。アドバイザーとの同乗走行はとても刺激的でした。どの走行でも仲間のクルマに同乗できるのもいいですね。目標の1分切りは達成できませんでしたけど、とてもいい経験でした」、と嬉しそうな笑顔が印象的でした。
ミュージアムコンデションと言えるほど美しいFD3S RX-7で参加された澁谷寿夫さんは、「競技経験なんてまったく無く、話のネタにと軽い気持ちで参加しました。レーシングコースを走るのはリスクもあって躊躇してしまいますが、ジムカーナなら速度も低く、多少ムチャしても安全なのかなと。でも奥が深いですね。ハマってしまいそうです」との感想でしたが、2WD2クラスでしっかり優勝してしまうところはさすがでした。
RX-8でジムカーナ経験者クラスに参加の中村健吾さん、サーキットでの走行会にも参加されているそうで、今回は全クラス中最速タイムを記録しました。「安価でたっぷり1日ジムカーナを楽しめるのがいいですね。アドバイザーの皆さんも豪華ですし、走りを見てもらって個別にしかも直接アドバイスをもらえるのもこのイベントならではと。サーキット走行とはまた違う、低速域でシビアな操作が要求されるので奥が深いなと実感します。でもなんといっても9000rprまで回せるRX-8の魅力にとりつかれていますね」、と話してくれました。
NDロードスターでジムカーナ経験クラスに参加の小林美江さんは、「ジムカーナに少しハマってます。目標は同じロードスターでハイグリップのシバタイヤを履いている方の1秒以内でフィニッシュすることです。でも、もみじ饅頭がゲットできれば今回はそれでOKとします(笑)」、と微笑んでくれました。最後にアドバイザーの山野哲也さんは、「参加された皆さんが私たちのアドバイスを聞いて、2本目、3本目とタイムアップしていく事、そしてクルマを操る一連の操作と連動してクルマの挙動もスムースになっていくのを見ると、少しは役に立っているのだなと実感します。これらは競技だけではなく、一般の路上でもイザというとき、思いっきりブレーキペダルを踏めるし、緊急回避にも役に立つと思います。なによりも、皆さんの笑顔がとても印象的でやりがいを感じました」、と語っています。

次回のGYMKHANA EXPERIENCE Rd.4は、10月13日(日)タカタサーキット(広島)です。広島はすでに参加受付期間が終了していますが、最終戦のRd.5は筑波サーキット・ジムカーナ場で11月23日(土・祝)に開催されます。参加受付は10/25〜11/17となっていますので興味のある方は是非ご参加してみて下さい。
見学だけでもOKですよ。

詳細はこちら https://www.zummyracing.jp/gymkhanaexperience

Text & Photos by MZRacing

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