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アメリカンレース

  • 2023/06/21
  • OTHER(海外)

パイクスピーク2023レースウィークがスタート

6月19日(月)、コロラド州コロラドスプリングスでは、公式車検から第101回パイクスピークインターナショナルヒルクライムのレースウィークがスタートしました。6月上旬に当地で行われた二日間の公式テストに出場した「マッドマイク」ことマイケル・ウィデット(ニュージーランド)のMAZDA3 FASTBACKは、そのまま当地のガレージに保管され、この日改めて公式車検を受け、無事通過しました。

最大1,400PSを発生する4ローター・ツインターボエンジンを搭載するマッドマイクのMAZDA3は、兵庫県西宮市にファクトリーを持つチューニングガレージのTCPマジックが製作とメンテナンスを担当しています。パイクスピークは、ロッキー山脈の東端に位置するコロラド州の山を舞台に、標高2,860m地点をスタートし同4,300mの頂点(ピーク)を目指すヒルクライムイベントです。比較的標高が低いロワセクション、中間のミドルセクションと最終区間のトップセクションの3箇所を繋ぐ全長約20kmのコースで、標高差は1,439mあります。路面は、全面ターマック(舗装路)ですが、普段は一般道のため、決してコンディションが一定というわけではありません。TCPマジック代表の川戸泰介さんによると、「パイクスピーク公式テストは、積雪のため肝心なミドルセクション、トップセクションが走れていません。しかも二日間ともウェットまたはセミウェットだったので、ドライセットもできていません。それでも標高が高いと空気が薄く、水温はあがりがちということが確認できており、公式テスト以後、リアハッチ内のラジエターに水を噴射するウォータースプレイの装備やリアサイドウィンドウのNACAダクトにはより空気を取り入れやすくするため、プラスティックカップを取り付けています。それ以外は、パイクスピーク特有のルールとして、運転中のドライバーに酸素を供給するためのボンベを積み、コーナーごとのフラッグモニターを装備するなどの対応をしてきました。パイクスはただでさえ空気が薄く、標高が上がるにつれて呼吸が苦しくなります。それが限界を超えると、気を失ったりしますので、鼻から酸素を送るシステムの装着が義務付けられています。また、フラッグモニターは、150以上あるコーナーの先はほとんどブラインドであり、もしそこでアクシデントが起きていると二次災害の危険性があります。そのため、主催者が各ポストからの情報をもとに、ドライバーに次のコーナーの先にイエローが提示されているとか、アクシデントのため競技走行は赤旗中断になっているなどのコーションを伝えるためのシステムです。これもパイクスならではの装備になっています」、とのことです。コロラドスプリングス市内の「ブロードムーアワールドアリーナ」で行われた公式車検では、ドライバー装備および安全装置の確認と前述の酸素供給装置とフラッグモニターといった特別装備が正しく固定されているか、などのチェックが行われました。マイク自身は、「シャシーのセッティングにやり残しがあり、クーリングに課題は残っているものの、クルマ自体については問題ない」と語っているようです。川戸さんも「ミドルセクション以上は、さらに空気が薄くなるので空燃比をどうするか、また下がってしまうブーストをどう調整するかを今週前半のテストでアジャストしていくつもりです」と語っています。

今後のレースウィークの予定は、火曜日、水曜日、木曜日にプラクティス走行があり、朝5時半から8時半までの間に走行することになっています。木曜日の走行が予選となっており、それまでにマシンのセットアップを煮詰めてアタックに臨む必要があれます。金曜日にはファンフェスタがあり、日曜日の朝7時半に決勝レースのスタートとなります。マッドマイクとFR駆動の4ローターMAZDA3がどのように、アメリカンモンスターたちと戦い、成績を残すかに興味はつきません。

予選が終了した時点で続報をお届けできる予定です。お楽しみに。

Text by MZRacing, Photos by TCP Magic

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