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アメリカンレース

  • 2014/09/22
  • TUSC

TUSCオースチン戦、07マツダLMP2は9位完走

9月20日(土)にTUDORユナイテッドスポーツカー選手権(TUSC)オースチンラウンドがテキサス州のF1トラック「サーキットオブジアメリカズ」で開催され、マツダUSAのオフィシャルチームであるスピードソースからエントリーした07号車マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング(ジョエル・ミラー/トリスタン・ヌネス)がクラス9位で完走しました。

WEC(世界耐久選手権)レースと同日開催されたことで、全米各地から多くの関係者を集め、テキサスの州都であるオースチン近郊のレースファンも多数がサーキットに詰めかけました。TUSCシリーズは8月第1週以来、6週間ぶりのレースです。南部のオースチンは、通常なら9月後半といえどもまだ真夏の気温です。しかし、このレースウィークは不安定な天候に見舞われました。そのため気温は31°Cと高く、路面温度は60°Cにも達したため、これまでにない蒸し暑い環境の中でのレースとなりました。

2時間45分の決勝レースの末、07号車は9位で完走を果たしました。ディーゼルターボエンジンの燃費の良さを活かし、他のほとんどのプロトタイプクラスのマシンが3回ピットストップして給油したところ、07号車は2回でレースを終えています。しかし、異常に高い気温と路面温度のため、エンジンとギアボックスはオーバーヒート寸前となり、トライバーはペースを落とさざるを得ませんでした。しかし、シャシー性能は大きく進歩し、ストレートの多い前半部分ではまだパワーに勝るトップP2カー(今回はリジェJS P2/HPD)とのタイム差はあるものの、細かい切り返しのターンが連続する後半部分ではイーブンのタイムで走れています。WECレースのためにサーキットに来ていたACO(ルマン24時間の主催者)およびFIAの主要メンバーは、スピードソースチームの運営とマシンのパフォーマンスに大いに関心を寄せていたようです。

前回のロードアメリカで大クラッシュを喫し、完全リペアを果たしてオースチンにやってきた70号車マツダプロトタイプ(シルベイン・トレンブレイ/トム・ロング)でしたが、レース序盤にターボブーストがかからないトラブルが発生し修復を重ねましたが、完全に解決することができずリタイヤとなりました。

Photo by MZRacing

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