- 2019/06/09
マツダRT24-P、デトロイトでは波乱の日を過ごす
6月1日にミシガン州デトロイト郊外のベルアイル市街地コースで行われたスポーツカークラシックレース(1時間40分レース)で、マツダチームヨーストは困難な週末を過ごしました。
ジョナサン・ボマリートが55号車マツダRT24-P で予選3番手グリッドを獲得し、スタートで2位に浮上。レース序盤は、激しい2位争いを展開しました。また、ハリー・ティンクネルに交代した後、5位でレースに戻りましたが、追い越しを試みるマシンにヒットされるアクシデントに巻き込まれ、ターン4のタイヤバリアに衝突。このアクシデントによるダメージで、同車はリタイヤとなりました。
トリスタン・ヌネスがスタートドライバーを務めた77号車マツダRT24-Pは、7番グリッドからスタートし、オーバーテイクポイントの少ないベルアイルサーキットでは、ライバルと異なるピット戦略を採用しました。他のマシンがピットインする中、#77はそのまま走り続け、ヌネスとジャービスのコンビはワンストップでレースを走破する計画を立てました。これにより一時首位まで浮上しましたが、コーションフラッグによってアドバンテージは帳消しとなり、再スタートの際にジャービスは他のマシンによってヒットされて、スピン。9位でレースを終えました。
IMSAウェザーテックスポーツカー選手権の次戦は、6月30日にワトキンスグレンインターナショナル(ニューヨーク州)で開催される6時間レースとなります。
マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクターのジョン・ドーナンは、「もちろん、今日のレースは私たちが望んでいた結果ではありません。それでもドライバーとチームは今日本当によく働いてくれました。77号車は数周レースをリードし、そして両車共に大きな成功のチャンスを手中にしていました。残念なことに、両車共にリスタート直後にアクトデントに巻き込まれてしまいました。55号車の場合は特に悔しい終わり方でした。なぜならハリーがちょうど3位のマシンを捉え、パスした後だったからです。私たちはまたここからスイッチを切り替え、ワトキンスグレンレースの準備を進めます」と、語っています。
【55号車ハリー・ティンクネルのコメント】
「プラクティスで少しつまずきましたが、それでもジョナサンは予選で速さを証明しました。なので、今回起こったアクシデントは大変残念でした。私は3番手のマシンを抜きに行き、その後前方の混乱を避けようとしましたが、他のクルマが私のシンを壁に押し付けたのです。ストリートサーキットはオーバーテイクが難しいのですが、今回は特にそれを痛感しました」
【 77号車オリバー・ジャービスのコメント】
「今回はプラクティス走行時間が足りないと感じました。このコースは簡単ではないし、そのプラクティス不足が予選とレースに影響を与えたと思います。それでもマツダチームヨーストは素晴らしい仕事をし、プラクティス2回目で大幅な改善を行いました。しかし、レースでは別の戦略を試す必要があり、残念ながらそれはうまく機能しませんでした。気を取り直し、次回こそ学んだことを生かさないといけないですね」
Text and Photos by Mazda USA
ジョナサン・ボマリートが55号車マツダRT24-P で予選3番手グリッドを獲得し、スタートで2位に浮上。レース序盤は、激しい2位争いを展開しました。また、ハリー・ティンクネルに交代した後、5位でレースに戻りましたが、追い越しを試みるマシンにヒットされるアクシデントに巻き込まれ、ターン4のタイヤバリアに衝突。このアクシデントによるダメージで、同車はリタイヤとなりました。
トリスタン・ヌネスがスタートドライバーを務めた77号車マツダRT24-Pは、7番グリッドからスタートし、オーバーテイクポイントの少ないベルアイルサーキットでは、ライバルと異なるピット戦略を採用しました。他のマシンがピットインする中、#77はそのまま走り続け、ヌネスとジャービスのコンビはワンストップでレースを走破する計画を立てました。これにより一時首位まで浮上しましたが、コーションフラッグによってアドバンテージは帳消しとなり、再スタートの際にジャービスは他のマシンによってヒットされて、スピン。9位でレースを終えました。
IMSAウェザーテックスポーツカー選手権の次戦は、6月30日にワトキンスグレンインターナショナル(ニューヨーク州)で開催される6時間レースとなります。
マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクターのジョン・ドーナンは、「もちろん、今日のレースは私たちが望んでいた結果ではありません。それでもドライバーとチームは今日本当によく働いてくれました。77号車は数周レースをリードし、そして両車共に大きな成功のチャンスを手中にしていました。残念なことに、両車共にリスタート直後にアクトデントに巻き込まれてしまいました。55号車の場合は特に悔しい終わり方でした。なぜならハリーがちょうど3位のマシンを捉え、パスした後だったからです。私たちはまたここからスイッチを切り替え、ワトキンスグレンレースの準備を進めます」と、語っています。
【55号車ハリー・ティンクネルのコメント】
「プラクティスで少しつまずきましたが、それでもジョナサンは予選で速さを証明しました。なので、今回起こったアクシデントは大変残念でした。私は3番手のマシンを抜きに行き、その後前方の混乱を避けようとしましたが、他のクルマが私のシンを壁に押し付けたのです。ストリートサーキットはオーバーテイクが難しいのですが、今回は特にそれを痛感しました」
【 77号車オリバー・ジャービスのコメント】
「今回はプラクティス走行時間が足りないと感じました。このコースは簡単ではないし、そのプラクティス不足が予選とレースに影響を与えたと思います。それでもマツダチームヨーストは素晴らしい仕事をし、プラクティス2回目で大幅な改善を行いました。しかし、レースでは別の戦略を試す必要があり、残念ながらそれはうまく機能しませんでした。気を取り直し、次回こそ学んだことを生かさないといけないですね」
Text and Photos by Mazda USA
アーカイブ
2022
2021
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- 08/15 55号車マツダRT24-P、IMSAロードアメリカ2021で2位
- 06/29 マツダRT24-P、IMSAワトキンスグレン6時間レースで作戦勝利
- 06/17 デトロイトでの激戦を経てマツダUSAモータースポーツはタイトル争いに残る
- 05/20 マツダRT24-P、IMSAミッドオハイオで3位
- 03/23 マツダRT24-P、IMSAセブリング12時間は2位
- 02/01 マツダRT24-P、デイトナ24時間で奇跡の3位入賞
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- 01/28 2021年デイトナ24時間レース、カウントダウン開始
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2019
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- 08/06 マツダRT24-P、驚異のIMSA3連勝を達成
- 07/08 マツダ・チームヨースト、IMSA連続1-2フィニッシュ
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- 06/09 マツダRT24-P、デトロイトでは波乱の日を過ごす
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- 04/15 IMSAロングビーチ戦のマツダRT24-Pは4位、8位
- 03/18 マツダ・チームヨースト、セブリング12時間は6位、11位完走
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2018
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- 02/01 2台のマツダ・プロトタイプ、朝日を見ずに戦列を去る。 デイトナ24時間レース
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- 01/18 マツダ・プロトタイプ・チーム、2016年の体制を発表
2015
- 12/09 2016年グローバルMX-5カップカー全車が25時間レース完走
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- 10/16 FD最終戦 4ローターツインTCのMX-5でマッド・マイクが5位入賞
- 10/06 マツダ、LMP2 SKYACTIV-Dレーシングでの3年間の参戦計画を完了
- 09/24 マツダプロトタイプ、TUSC COTAでトラブルのためリタイヤ
- 09/23 ピレリワールドチャレンジ最終戦2クラス優勝、マツダがチャンプ獲得
- 08/11 マツダプロトタイプ、TUSCロードアメリカで7位フィニッシュ
- 07/15 マツダプロトタイプ、TUSCカナダで総合7位フィニッシュ
- 07/03 マツダプロトタイプ、TUSCワトキンスグレンで過去最高5位フィニッシュ
- 06/02 マツダプロトタイプ、TUSCベルアイルで8位フィニッシュ
- 05/05 マツダプロトタイプ、TUSCマツダレースウェイで過去最高位入賞
- 05/04 US海兵隊軍曹のドワイヤーとカーボネルが勝利し、マツダがCTSCCポディウムを独占
- 04/23 ディーゼルパワーのマツダプロトタイプ、TUSCロングビーチで7位と8位
- 03/23 2台のマツダプロトタイプ、レース半ばでリタイヤ
- 03/21 マツダプロトタイプ、前年より4.4秒ベストタイム短縮
- 03/20 TUSC第2戦セブリング12時間、プラクティス始まる
- 01/26 2台のマツダSKYACTIV-Dプロトタイプ、朝日を見ずに離脱
- 01/24 エンジン交換したマツダプロトタイプ07号車も無事に決勝グリッドへ
- 01/23 2台のマツダプロトタイプは、デイトナ24時間予選を通過
- 01/14 アップデート版マツダプロトタイプ、デイトナ24時間に向けて好発進
2014
- 12/11 サンダーヒル25時間レースでマツダは2クラスを制覇
- 10/14 多くのマツダレーサー、全米最大のクラブマンイベントで輝き放つ
- 09/22 TUSCオースチン戦、07マツダLMP2は9位完走
- 08/13 TUSCロードアメリカでマツダ・プロトタイプは9位完走
- 08/04 マツダLMP2 SKYACTIV-D、ブリックヤードで2台完走
TUSC第9戦インディアナポリス - 07/23 マツダSKYACTIV-Dレーシングエンジン
- 07/01 マツダ・プロトタイプ07号車、粘りの走りでクラス9位
- 06/29 TUSCワトキンスグレン予選が始まる
- 06/06 TUSCベルアイル戦でマツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシングが2台そろって完走
- 05/26 マツダMX5、米CTSCツーリングカー選手権で今季二度目の表彰台独占
- 05/06 マツダLMP2 SKYACTIV-D、TUSCマツダレースウェイ・ラグナセカで7位フィニッシュ
- 04/13 TUSCロングビーチ、#07マツダLMP2が8位完走
- 04/12 ロングビーチ予選で#70マツダLMP2 SKY-Dにトラブル発生
- 04/11 スプリント仕様のマツダLMP2 SKYACTIV-D、TUSC第3戦ロングビーチに挑む
- 03/17 マツダLMP2 SKYACTIV-D、セブリング12時間で初完走
- 03/16 セブリングは6時間で折り返し
- 03/15 セブリング12時間レース予選でマツダ2台に異変あり
- 03/14 TUSC第2戦セブリング12時間、プラクティス始まる
- 01/26 2台のマツダLMP2 SKYACTIV-D、デイトナで合計4,521kmを走破 2014年デイトナ24時間レース・24時間経過
- 01/26 #07マツダLMP2の苦闘は続く。 2014年デイトナ24時間レース・20時間経過
- 01/26 朝日を見る前にマツダLMP2は1台が離脱。 2014年デイトナ24時間レース・16時間経過
- 01/26 夜は更けるも静寂は遠く。 2014年デイトナ24時間レース・12時間経過
- 01/26 デイトナ24時間レース、ナイトセクション進行中。 2014年デイトナ24時間レース・8時間経過
- 01/25 マツダ新型プロトタイプ、24時間レースをスタート。 2014年デイトナ24時間レース・4時間経過
- 01/24 マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング、デイトナ予選通過