- 2019/07/01
マツダ・チームヨースト、IMSA初勝利を1-2フィニッシュで飾る
6月30日にニューヨーク州ワトキンスグレンで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権「ワトキンスグレン6時間」レースにて、マツダUSAの公式チーム「マツダ・チームヨースト」から出場した2台のマツダRT24-Pが1-2フィニッシュを決め、チームのIMSA初勝利に花を添えました。
前日の公式予選でオリバー・ジャービス(英国)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得したマツダRT24-P 77号車は、スタートからレースをリード。ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、トリスタン・ヌネス(アメリカ)へとバトンを引き継いだ77号車とハリー・ティンクネル(英国)、ジョナサン・ボマリート(アメリカ)、オリビエ・プラ(フランス)のトリオが駆るマツダRT24-P 55号車の2台は、5時間経過時点までレースを支配し続けました。
しかしながら、フィニッシュまであと1時間の時点でセイフティカー先導のコーションラップが発生。これによって、2台のマツダRT24-Pが築いたアドバンテージは帳消しに。さらに、一時チームペンスキーのアキュラDPiにトップを奪われてしまいます。しかし、最後の2スティントを通しで担当することになった55号車のティンクネルが、ターン8で逆転に成功。すぐさま数秒のギャップを築きました。最終ピットストップにて、マツダ・チームヨーストは素早いピット作業でリードを保ったままティンクネルを送り出し、ジャービスの77号車をペンスキーより早くコースに戻し、2位のポジションを奪還しました。
6時間のバトルが終了し、チェッカードフラッグが振られた瞬間、ティンクネルとジャービスは0.353秒差でフィニッシュラインをクロス。マツダ・チームヨーストのIMSA初優勝を確かなものにしました。また、プラがレース中のファステストラップタイム1分29秒657を記録。2台のマツダRT24-Pは、本年のワトキンスグレン6時間レースの総周回数211周のうち、183周にわたってレースをリードしました。
IMSAウェザーテック選手権レース次戦は、次週7月7日にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアンタイヤモータースポーツパークで開催されます。
【マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクター、ジョン・ドゥーナンのコメント】
「それはアメージングな旅のようなものでした。私たちは、優勝に近いと言われながら果たせず、それでも諦めずに挑戦し続けました。”飽くなき挑戦”こそが、マツダのフィロソフィなのです。私たちのゴールは、マツダファン、マツダオーナー、マツダレーサー、日本やアメリカ、ヨーロッパ、そしてその他世界各国のマツダセールスやその他のスタッフのために、表彰台の真ん中に立つことでした。私たちは、この日を長く待ち望んでいました。私たちは、今回のレースが私たちの1日になるのではと感じており、他のコンペティターと立ち向かうことに集中してきました。しかし最後の30分は、何かが起きやしないかと、無線から何か聞こえるたびに心配しました。ソウルレッドクリスタルのマツダRT24-Pがフィニッシュラインをクロスするのを見て、特別な1日になったことを実感しました。これは、マツダブランド全体の勝利です。これ以上幸せなことはありません」
Text and Photos by Mazda USA
前日の公式予選でオリバー・ジャービス(英国)がコースレコードを更新してポールポジションを獲得したマツダRT24-P 77号車は、スタートからレースをリード。ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、トリスタン・ヌネス(アメリカ)へとバトンを引き継いだ77号車とハリー・ティンクネル(英国)、ジョナサン・ボマリート(アメリカ)、オリビエ・プラ(フランス)のトリオが駆るマツダRT24-P 55号車の2台は、5時間経過時点までレースを支配し続けました。
しかしながら、フィニッシュまであと1時間の時点でセイフティカー先導のコーションラップが発生。これによって、2台のマツダRT24-Pが築いたアドバンテージは帳消しに。さらに、一時チームペンスキーのアキュラDPiにトップを奪われてしまいます。しかし、最後の2スティントを通しで担当することになった55号車のティンクネルが、ターン8で逆転に成功。すぐさま数秒のギャップを築きました。最終ピットストップにて、マツダ・チームヨーストは素早いピット作業でリードを保ったままティンクネルを送り出し、ジャービスの77号車をペンスキーより早くコースに戻し、2位のポジションを奪還しました。
6時間のバトルが終了し、チェッカードフラッグが振られた瞬間、ティンクネルとジャービスは0.353秒差でフィニッシュラインをクロス。マツダ・チームヨーストのIMSA初優勝を確かなものにしました。また、プラがレース中のファステストラップタイム1分29秒657を記録。2台のマツダRT24-Pは、本年のワトキンスグレン6時間レースの総周回数211周のうち、183周にわたってレースをリードしました。
IMSAウェザーテック選手権レース次戦は、次週7月7日にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアンタイヤモータースポーツパークで開催されます。
【マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクター、ジョン・ドゥーナンのコメント】
「それはアメージングな旅のようなものでした。私たちは、優勝に近いと言われながら果たせず、それでも諦めずに挑戦し続けました。”飽くなき挑戦”こそが、マツダのフィロソフィなのです。私たちのゴールは、マツダファン、マツダオーナー、マツダレーサー、日本やアメリカ、ヨーロッパ、そしてその他世界各国のマツダセールスやその他のスタッフのために、表彰台の真ん中に立つことでした。私たちは、この日を長く待ち望んでいました。私たちは、今回のレースが私たちの1日になるのではと感じており、他のコンペティターと立ち向かうことに集中してきました。しかし最後の30分は、何かが起きやしないかと、無線から何か聞こえるたびに心配しました。ソウルレッドクリスタルのマツダRT24-Pがフィニッシュラインをクロスするのを見て、特別な1日になったことを実感しました。これは、マツダブランド全体の勝利です。これ以上幸せなことはありません」
Text and Photos by Mazda USA
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- 01/18 マツダ・プロトタイプ・チーム、2016年の体制を発表
2015
- 12/09 2016年グローバルMX-5カップカー全車が25時間レース完走
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- 10/16 FD最終戦 4ローターツインTCのMX-5でマッド・マイクが5位入賞
- 10/06 マツダ、LMP2 SKYACTIV-Dレーシングでの3年間の参戦計画を完了
- 09/24 マツダプロトタイプ、TUSC COTAでトラブルのためリタイヤ
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- 08/11 マツダプロトタイプ、TUSCロードアメリカで7位フィニッシュ
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- 06/02 マツダプロトタイプ、TUSCベルアイルで8位フィニッシュ
- 05/05 マツダプロトタイプ、TUSCマツダレースウェイで過去最高位入賞
- 05/04 US海兵隊軍曹のドワイヤーとカーボネルが勝利し、マツダがCTSCCポディウムを独占
- 04/23 ディーゼルパワーのマツダプロトタイプ、TUSCロングビーチで7位と8位
- 03/23 2台のマツダプロトタイプ、レース半ばでリタイヤ
- 03/21 マツダプロトタイプ、前年より4.4秒ベストタイム短縮
- 03/20 TUSC第2戦セブリング12時間、プラクティス始まる
- 01/26 2台のマツダSKYACTIV-Dプロトタイプ、朝日を見ずに離脱
- 01/24 エンジン交換したマツダプロトタイプ07号車も無事に決勝グリッドへ
- 01/23 2台のマツダプロトタイプは、デイトナ24時間予選を通過
- 01/14 アップデート版マツダプロトタイプ、デイトナ24時間に向けて好発進
2014
- 12/11 サンダーヒル25時間レースでマツダは2クラスを制覇
- 10/14 多くのマツダレーサー、全米最大のクラブマンイベントで輝き放つ
- 09/22 TUSCオースチン戦、07マツダLMP2は9位完走
- 08/13 TUSCロードアメリカでマツダ・プロトタイプは9位完走
- 08/04 マツダLMP2 SKYACTIV-D、ブリックヤードで2台完走
TUSC第9戦インディアナポリス - 07/23 マツダSKYACTIV-Dレーシングエンジン
- 07/01 マツダ・プロトタイプ07号車、粘りの走りでクラス9位
- 06/29 TUSCワトキンスグレン予選が始まる
- 06/06 TUSCベルアイル戦でマツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシングが2台そろって完走
- 05/26 マツダMX5、米CTSCツーリングカー選手権で今季二度目の表彰台独占
- 05/06 マツダLMP2 SKYACTIV-D、TUSCマツダレースウェイ・ラグナセカで7位フィニッシュ
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- 03/17 マツダLMP2 SKYACTIV-D、セブリング12時間で初完走
- 03/16 セブリングは6時間で折り返し
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- 01/26 2台のマツダLMP2 SKYACTIV-D、デイトナで合計4,521kmを走破 2014年デイトナ24時間レース・24時間経過
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- 01/24 マツダLMP2 SKYACTIV-Dレーシング、デイトナ予選通過