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アメリカンレース

  • 2020/10/01
  • IMSA

IMSAミッドオハイオでマツダRT24-Pは4位、5位

9月27日にオハイオ州のミッドオハイオスポーツカーコースでIMSAウェザーテックスポーツカー選手権第6戦が行われ、マツダRT24-P 55号車のジョナサン・ボマリート/ハリー・ティンクネル組は4位でレースを終え、5位にオリバー・ジャービス/トリスタン・ヌネス組の同77号車が続きました。マツダUSAモータースポーツにとっては、序盤に接触、パンクに見舞われ、さらにペナルテを受けるなど受難のレースとなったが、ドライバーたちの懸命なドライビングによって、2台のマツダRT24-Pは、一時最後尾に落ちるものの、挽回して4位、5位でチェッカーを受けることができました。

2時間40分の決勝レースは、コース幅が狭くグリップが低いミッドオハイオ特有の路面により、タイヤを適正に稼働させるためには普段より多い周回数が必要でした。しかし、マツダのRT24-Pのスタートを担当したボマリート(55号車)とジャービス(77号車)は予選3位、6位のポジションを維持して序盤を戦っています。

レースウィークを通じて上位陣のペースになかなか追いつくことができなかった77号車は、エンジニアリングチームが大胆な戦略変更を打ち出し、他のDPi車勢よりもかなり早いタイミングで最初のピットインを行うことになりました。しかし、最終的にはこの作戦は、その後GTカーとの接触、タイヤパンクなどにより失敗に終わったといえます。ジャービスは、「我々にとっては難しいレースでした。レースウイーク中ずっとマシンのバランスと戦っていたので、順位を上げるために新しい作戦を試しました。しかし、不運にも僕のスティント中にGTカーと接触してスピンしてしまい、タイヤがパンクしたため1周の遅れをとってしまいました。しかし、なんとかリードラップに戻ることができたのが精一杯でした。トリスタンが最後に5号車のキャディラックを抜いて5位に上がっています。ミッドオハイオでは、この結果より高い希望をもって臨んだのですが、今はリセットしてプチ・ル・マン(ロードアトランタ10時間レース)に集中しなければなりません」と語っています。

55号車のティンクネルは、「ジョナサンは、序盤にフロント部分にいくつかのダメージを受けています。最初はデラーニ(キャディラック)とのバトルで右側に、そしてGTカーと接触した後に左側にダメージを受けたので、その後は少し扱い辛くなったものの、ペースは問題なかったようです。最初のピットストップでの通信ミスにより、ジョナサンが燃料ホースを挿したままピットアウトしそうになり、ペナルティを受けて最後尾になってしまいました」と話しています。ボマリートは6位まで挽回した後、ティンクネルに交代。ティンケルはピットレーン速度違反でドライブスルーペナルティを受けることに。車載のピットレーンスピードリミッターの誤作動が原因でした。55号車は幸いイエローコーションの間に燃料補給を行うことでポジションを落とすことなく燃料アドバンテージを獲得。これが最後のピットストップで功を奏し、スプラッシュ給油でピットアウト。ティンクネルは4位でコースに戻ることができました。

IMSA次戦は、10月17日(土)にロードアトランタで行われる「プチ・ルマン10時間レース」となります。

Text by MZRacing, Photos by Mazda USA

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