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アメリカンレース

  • 2015/07/03
  • TUSC

マツダプロトタイプ、TUSCワトキンスグレンで過去最高5位フィニッシュ

マツダプロトタイプ7号車は、ワトキンスグレン・インターナショナル・サーキットで144周を走破してチェッカーフラッグを受け、プロトタイプクラス5位となりました。5位フィニッシュは、TUDORユナイテッドスポーツカーシリーズに2.2リッター SKYACTIVディーゼルエンジンで挑み始めて以来の最高位です。グレン6時間はうす暗い雨模様の下で行われ、雨量が大きく変化するなか、コルベットデイトナプロトタイプに乗るリチャード・ウェストブルックとマイケル・ヴァリアンティが総合優勝しました。グレン6時間はシーズン第6戦にあたります。

この日のスタートは、オルタネーター・ベルトにトラブルが発生し、マツダプロトタイプはコース上にストップしてしまうという不調なものでした。マシンは、ピットウォール裏まで戻され、ピットクルーによってベルトの交換が行われ、大きく遅れをとってレースへ復帰しました。それでも、チームは辛抱強くレースを続け、他のマシンがトラブルに見舞われるなか少しずつポジションアップし、ファイナルラップには5位のポジションまであがりました。

スタートから2時間45分のスティントを担当したトム・ロングは、「スタートの時、コースはとてもすべりやすい状態でした。小雨が降っていて、クルマのフィーリングはよくありませんでした。しかし、路面が乾き始めると、ペースを取戻し、プラクティスでみせたような速さが戻りました。ベン・デブリンとジョエル・ミラーが、残りのレースも順調に走ってくれると確信していました」

オルタネーター・ベルトのトラブルに関しては、「コックピット内でワーニングを見たとき、最初は誤作動だと思いました。しかし、マシンはシャットダウンし、コース脇に止めざるを得なくなってしまいました。序盤にパワステがなくなり、ステアリング操作が難しくなっていたので、腕の筋肉を鍛えていてよかったです。その状態で長い時間乗っていたから、首が凝ってしまいました。今は首振り人形のようになっているよ(笑)」

デブリンは、小雨が降り続くレース中盤を担当しました。「マシンとエンジンのフィーリングは良くて、満足していました。ラップごとに、どの程度雨が強くなるのか判断するのが難しかったですが、快適に走ることができ、GTクラスマシンを抜くのも楽でした。マシンは、軽快でハンドリングも良かったです。チームが週末に良いセットアップを施してくれたからです。

ミラーは、レース残り2時間のスティントを担当し、強い雨のなか本来の走りをしました。「雨のドライブはいつも楽しいです。トルクの厚いSKYACTIVディーゼルは、滑りやすいスポットでも3速で見事に通過できます。すばらしいでしょ。今日みたいなウエットコンディションの一番難しいところは視界が悪いこと。恐ろしかったですが、それは皆同じことですし、やるべきことをやってコースに留まるのみでした。クルマは無傷です」

「5位入賞はこのチームで初めてのことです。マツダにとっていい日となりました。ワトキンスグレンはドライだったらとても楽しいですが、雨では巧みな運転が要求されます。一生懸命働いてくれたピットクルーに5位という結果で応えることができてうれしいです」とミラーはチームへの感謝を述べました。

Photo by Mazda USA

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