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アメリカンレース

  • 2021/03/23
  • IMSA

マツダRT24-P、IMSAセブリング12時間は2位

3月20日(土)、午前にスタートした伝統のIMSAセブリング12時間レースは、午後10時過ぎにフィニッシュ。4番グリッドからスタートしたカーナンバー55「マツダRT24-P」(オリバー・ジャービス/ハリー・ティンクネル/ジョナサン・ボマリート)は、レース中盤からトップを快走。終盤には他のDPi車と激しい攻防を展開し、首位から3位までが2秒以内という接戦の末、2位表彰台を得ました。

昨年11月に行われた第68回セブリング12時間レースでは、今回とは異なり最終局面で逆転トップを取った55号車マツダRT24-Pが優勝を飾り、セブリングレースウェイのピットビルディングに「2020 MAZDA」のバナーが掲出されました。2連勝が期待された今回の第69回大会でしたが、見応え十分のスリリングなバトルで観客および全米のTV視聴者を魅了しました。

4位でフォーメーションラップを終えた55号車のジャービスは、90分後にはボマリートに交代。彼が2スティントを走ってサードランナーのティンクネルにドライバーチェンジすると、一躍レースリーダーに浮上。その後、ピットインのタイミングで2位、または3位となることもありましたが、中盤以降は一時2位以下を5秒以上引き離すトップランナーとなっています。セブリングは路面のアンジュレーションが激しく、バンプ(凸凹)にステアリングを取られることもしばしば。それでもポジションを守り続けた55号車は、夕方7時過ぎのサンセットをレースリーダーとして迎えます。しかし終盤は、猛烈に追い上げてきた5号車キャディラックDPi、60号車アキュラDPiとの三つ巴の争いとなります。最終ラップは、60号車に詰め寄られますが、最終ランナーのジャービスはオーバーテイクの隙を見せず、2位でフィニッシュラインを跨ぎました。

これによって、開幕戦を3位、今回を2位で終えたマツダUSAモータースポーツの55号車マツダRT24-Pは、選手権ランキングでトップに8ポイント差の2位につけることとなりました。

ドライバーのジャービスは、「このレースは間違いなく私のキャリアで最もタフだったレースのひとつに入るだろう。今回は(BoPの関係で)、私たちのマシンは決して最速ではなかったが、チームの作戦やピットオペレーションは完璧だった。それがあってこの2位だ。とても素晴らしい結果だと思う」と語り、ティンクネルは「マツダRT24-P 55号車にとって、セブリングでの結果は再びグレートなものとなった。今季これまで2レース36時間を走り切ったが、素晴らしいシーズンオープナーになったと思う」とコメントしました。また、ボマリートは、「厳しい12時間レース、プレッシャーに押しつぶされそうなレースを終え、私たちは2位を手に入れることができた。ハリー、オリー(ジャービス)およびチームのみんなが全力を尽くした結果だ。私たちはこの位置で、次のミッドオハイオ戦に挑めることに興奮を覚えている」と語っています。

IMSAウェザーテック選手権第3戦ミッドオハイオの2時間40分レースは、5月16日に行われます。

Text by MZRacing, Photos by Mazda USA

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