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アメリカンレース

  • 2019/05/08
  • IMSA

IMSAミッドオハイオ、マツダRT24-Pがダブルポディウム

5月5日(日)にオハイオ州ミッドオハイオスポーツカーコースにてIMSAウェザーテック選手権第4戦が行われ、2時間40分の決勝レースでマツダ・チームヨーストのマツダRT24-P 2台が2位(77号車)、3位(55号車)に入り、ダブル表彰台を手に入れしました。

4日に行われた公式予選では、77号車マツダRT24-Pがポールポジションを獲得しています。本年のデイトナ24時間レースでコースレコードを更新してポールポジションを奪取したオリバー・ジャービスが、今回も77号車のタイムアタックを担当。ここでもコースレコードを塗り替えています。また、レギュラーのハリー・ティンクネルの代役としてチームに加わったライアン・ハンターレイの55号車マツダRT24-Pは、6番グリッドから決勝レースをスタートすることになりました。

決勝レースでは、77号車のオ―プニングスティントをジャービスが走り、何度か順位を入れ代えるものの、リーディングポジションを維持。一方、オープニングラップで接触アクシデントに巻き込まれた55号車のハンターレイでしたが、その後3位にまでポジションアップしています。トップポジョンを取り戻したのち、ジャービスはピットインして後半担当のトリスタン・ヌネスにバトンタッチ。ヌネスは2位でレースに戻り、逆転のチャンスをうかがいます。また、3位を走っていたハンターレイも、ジョナサン・ボマリートにマシンを受け渡しました。レース終盤に何度かイエローコーションが発動され、ヌネスの逆転チャンスは拒まれます。ヌネスは最終ラップまで諦めずに首位アキュラDPiを攻め続けますが、オーバーテイクは叶わず2位フィニッシュとなりました。フィニッシュラインにおけるトップランナーとの差は、わずか2.022秒。後方から追い上げられたボマリートもポジョンを譲ることなく、3位でレースを終えました。

オリバー・ジャービスは、レース中のファステストラップを記録。ジャービスに加え、ハンターレイもリーディングラップを走りました。今季のマツダ・チームヨーストは、2回のポールポジション、3回のフロントロースタートを経験しています。あと残されているのは、トップポジションでレースを終えることだけです。次戦IMSAウェザーテック選手権レースは、5月31日・6月1日のデトロイト・ベルアイルレースウェイでの開催となります。

【マツダUSAモータースポーツ担当ダイレクター、ジョン・ドゥーナン】
「混戦となった今日のレースは、結果として満足いくものでした。オリバーがポールスタートしましたし、最初の一時間は順位を入れ替えながらもトップポジョンを守りました。ライアンもオープニングラップでヒットされながら3位にポジョンを押しあげています。今シーズンはまだ4戦目ですが、私たちは今回もレースをリードしましたし、ポールも2回とっています。あとは勝利を手に入れるだけです。とはいえ今回のダブルポディウムは素晴らしい結果です」

【77号車マツダRT24-Pドライバー、トリスタン・ヌネス】
「マツダにとって、2台ともに表彰台に上がれた今日は、素晴らしい一日だったと思います。オリバーは最初のスティントでものすごく頑張りました。ライバルたちはとても力強かった。でも僕たちも決して負けてはいなかったのです。しかし、後半になって日差しが戻ると、僕たちのマシンはグリップに苦しむことになります。だから逆転はできなかった。優勝にここまで近づきながら手に入れられなかったのは、とっても悔しい。でもそれは時間の問題です。僕らは勝利にもっとも近い位置にいます」

【77号車マツダRT24-Pドライバー、オリバー・ジャービス】
「僕はこの結果に満足していますし、チームは僕たちが今週末成し遂げたことを誇りにすべきだと思う。特にコースコンディションが目まぐるしく変化するなか、それにチーム全体で立ち向かうことができたからです。特にウェット路面からドライへと変化し、さらに太陽が路面を照らし出すと、グリップレベルは考えられないほど異なっていきました。でも、表彰台に2台揃って上がれたのは成果だし、それは僕たちが正しい判断をしている証拠なのです。この流れに乗り、次のデトロイトで何が起きるかを楽しみにしています」

Text and Photos by Mazda USA

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