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特集

  • 2015/10/30

前田育男デザイン本部長にRX-VISIONのデザインを訊く

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事前情報ではスポーツコンセプトと呼ばれていたマツダ・ワールドプレミアの1台がアンヴェイルされました。マツダ公式USTREAM中継などでも既報のとおり、スポーツコンセプトの正式名称は「マツダRX-VISION(アールエックス・ヴィジョン)」です。

マツダにとってのヴィジョンを象徴するコンセプトモデルとして、小飼雅道社長よって紹介されたRX-VISION。その心臓でもあるロータリーエンジンは「走る歓び」の象徴と言える技術と表現され、SKYACTIV-R(スカイアクティブ-アール)であるとアナウンスされました。搭載されているSKYACTIV-Rエンジンの排気量、過給器の有無などは紹介されていません。

今回MZRacingでは、まさにそのテーマ&コンセプトを実際のものとして体現させた、マツダ デザイン本部長の前田育男さんにRX-VISIONのデザインコンセプトについて伺いました。

あくまでも今回は自分が乗りたいスポーツカーをデザインしたという前田さん。スーパースポーツのジャンルを意識し、既存のモデルと比べて1つ2つ上のクラスを目指したいという狙いからそのサイズが決まったといいます。前田さんは「デザインとしては、色っぽいクルマを作りたかった。色気のある、艶っぽいもの。直球ですが、キレイで美しいスポーツカーを目指しました。今表現したいものをストレートに詰め込んだのがRX-VISIONです」と話を始めました。既存のロータリースポーツに比べ、スーパースポーツのジャンルに近いディメンジョン。RX-VISIONはシボレー・コルヴェット、ロータス・エヴォーラ、アルファロメオ・8Cといったスポーツカーに近いものであるとのこと。そして現代のスポーツカーの中でも低い車高であることも意識したそうです。

「スーパースポーツの車格を持ちながら、アジャイルな印象、ライトウェイトを感じさせるフォルムを狙いました。スーパースポーツの踏ん張るようなデザインは、どっしりと落ち着きのある印象を与えますが、同時にマスを感じさせる。デザイナーとしては、デザインの過程でそれを削ぎ落とし続けていくことで、急に生まれてくる緊張感を大事にしました」と前田さん。久々のロータリースポーツのコンセプトカー、そしてマツダのフラッグシップの位置づけを担うという説明もあるだけに、今回は伝統ともいえるコンパクトなサイズではなく、幅広のボディデザインとなっています。

さらに前田さんは「RX-VISIONは、マツダのデザインとしても新しいフェイズに入ったものでもあります。未来を見据えた次のステップ。魂動デザインはクルマのカタチに命を与えるというテーマ。マツダ越KOERUは、SUVとしての魂動デザインの集大成です。ジェネレーションとしては現代のもの。時代でいえば、今回の出展ではコスモスポーツの展示もありますが、初代RX-7以降のロータリースポーツのデザインは基本として、ボンネットからリアデッキまでのウェストライン下のボディにキャノピーがのったようなものでしたが、このデザインはボディ全体の動きがホイールに入っていかないのです。今回はそれをひとつにしたかった。これがひとつになると、バラバラな感じがでない分だけ、削っていってもフォルムに安定感が出てくるんです」と続けます。ちなみにボディカラーの赤も、ソウルレッドプレミアムメタリックではなく、さらに艶やかさと深みをもっと出したいという方向性での進化の一つとのこと。

最後に「スポーツカーとして、軽量化はしたいですから、ボディは絞っていくことになるでしょうね」という前田さんのコメントを書き添えておきます。

東京モーターショー。一般公開日は10月30日(金)〜11月8日(日)、西ホールのマツダブース奥にRX-VISIONは展示されています。

Photo by MZRacing, Mazda

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