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特集

  • 2014/06/16

24時間スタート前にロードスター25周年パレードラップが実現

6月14日(土)には、24時間レースのスタート直前にサルトサーキットフルコースにて10台のマツダMX-5(ロードスター)によるパレードラップが実現しました。

この日サルトサーキットの13.6kmフルコースを走ることになったMX-5は、前日のドライバーズパレードで使われた10台です。フランス各地から集まったMX-5オーナー達も憧れのコースを走れるとあって、興奮は絶頂を越えいささかオーバーヒート気味でした。普段は公道として利用されている道路を封鎖するサルトサーキットが使われるのは年に一度だけのため、このコースを走れること自体がまずあり得ないチャンスだからです。そして、このイベントの仕掛け人のひとり寺田陽次郎さん、マツダの常務執行役員の毛籠勝弘さんをはじめ、マツダUSAのモータースポーツダイレクターであるジョン・ドゥーナン、同ドライバーのシルベイン・トレンブレイ、日本のパーティレースチャンピオンの加藤彰彬さんもドライバーに加わり、出発前には観客以上にエキサイトしていました。助手席には前日同様にSupport Our Kidsの子供達が乗っています。ダンロップブリッジ下のブガッティサーキット入り口を逆走し、テルトルルージュからユノディエールのストレートを通り、ミュルサンヌの直角コーナーを経て、インディアナポリス、アルナージュ、メゾンブランシュ、ポルシェカーブを通って一行はホームストレッチに戻ってきました。まさに24時間レースがこれから走ろうという、フルコースそのものです。

キッズ達にもこの初体験は新鮮だったようです。パレードに参加した全員でランチをとったのち、彼らのプレゼンテーションがありました。テーマは、「将来なりたいもの」です。小さい頃難病にかかった弟を救ってくれたドクターに憧れて医師になることを夢見ているとか、震災で助けてくれた恩返しのためアフリカの学校の教師になりたい、カーメーカーのエンジニアになりたい、はたまた「勝者」になりたいという子もいました。キッズ達がそれぞれの夢を語ると、それを聞いていた大人達からは涙をすする声が・・・。キッズ達は10日あまりのツアー行程を経て大きく成長していたのでした。今年2年目のSupport Our Kids in ルマンは、大きな収穫を得て終盤へと向かうことになりました。来年のSupport Our Kids参加者達は、果たして何を得て帰ることになるでしょうか。

▼ 特集:Support Our Kids
https://mzracing.jp/feature/882

Photo by MZRacing

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