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  • 2018/05/16

太田智喜の2018年全日本ダートトライアル第2戦 参戦記

こんにちは、デミオ15MBで全日本ダートに参戦している太田です。

4月を過ぎ、全日本ダートも既にGWに第3戦まで迎えています。少し遅くなりましたが福岡県、スピードパーク恋の浦で開催された全日本ダート第2戦の参戦レポートをお送りします。

去年の恋の浦での大会は良い感触を得つつもまだまだデミオのセッティングを掴み切れておらず、下位に沈んでしまいました。

今年はというと、事前に恋の浦でテスト走行に行き、15本ぐらいは走ったかな?とにかく走り込みを行いつつ、セッティングをコースに合わせました。

土曜日の公開練習から会場入りし、走行を開始します。毎年公開練習は2本走行があるのですが、この日は午後から天気が下り坂予報であったため、急遽1本走行のみへと変更となりました。

これは雨だと練習になりにくいという点と、路面保護の観点があります。雨の中走行を続けるとどうしても路面が荒れやすいので、本番走行で良い状態の路面で走ってもらうためにそういった判断がされたりします。

恋の浦は特に雨の路面が特徴的で、例えるなら田んぼみたいになってしまいます(^^;

つまり、ぬたぬたになってしまうので、雨の状態で走るとコースががたがたになってしまったり、車両も田んぼ上がりの農業機械のように大量の土を車両下部にため込んだりと、色々とダメージがあったりします。

 

さて、公開練習を走った結果ですが、事前テストのおかげもあってか、丁寧に思いっきりよく走れて、2位と大きな大差をつけて1位で終えることができました。

この調子なら決勝もいける!!!と思ってしまいがちですが、ここで気を緩めたらいけません!あくまで決勝走行は明日!!明日の本番走行2本目が終わるまでは、気を緩めれません!(とはいいつつ、嬉しいのは嬉しいですが)

本番走行日を迎え、1本目の走行をはじまります。前日の夜から朝にかけて降った雨によって、路面は公開練習の時よりもさらにぬたぬたになってしまっていました。

路面状態は雪道と勘違いさせるぐらい滑る路面でしたが、公開練習の時と同じように丁寧に攻めることを心掛けて走った結果、ぬたぬたで車両コントロールが難しい路面の中でもコーナーのインをつくことができたため、引き続きトップタイム!

(車載動画1本目 https://www.youtube.com/watch?v=DACoHn0rAIA&t=19s)

しかし、勝負は2本目!決勝走行日は朝から晴れていたので、ぬたぬただった路面はどんどん乾いて、タイヤのグリップも増していきます。

つまり、1本目のタイムは参考にしかなりません。仕切り直しの2本目に備えて、再度イメージを作り直します!(1本目に比べ30秒以上タイムアップすることも…)

2本目の走行では、予想通りパンパンのドライ路面!第1走者の2本目からベストタイムが塗り替えられていきます。自分も引き続きベストタイムを目指して走ります!

2本目では1本目よりも良いところは多く、走り切ることができましたが、やはり部分部分で詰めが甘かったようです。ゴール直後はベストタイムを刻んだものの、後続に抜かれていってしまい最終的には大きくタイムも離されてしまい7位まで後退してしまいました。

(車載動画2本目 https://www.youtube.com/watch?v=mf0OUsX9Xac&t=23s)

今回つかめたことは、ウェット路面だと、デミオの良さをさらに引き出せるということです。逆にドライ路面だとスイフト等のパワー差が出やすいことがはっきり出てしまいました。

今回の経験から、デミオで上位に食い込むには軟質路面で平たん路が狙い目ということが明確になりましたが、開催地は既に決まっているので、全日本のドライ路面にどのように戦っていくのか、今後の課題として考えていかないといけません。

次回私が参戦する全日本戦は第5戦(石川県 門前モータースーツ公園)になります。

去年デミオで初めて入賞で来たコースでもあるので、次こそ上位入賞ができるように頑張っていきたいと思います!!

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