- 2014/04/09
谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記
MZRacingサイトをご覧の皆さま、初めまして。谷川達也です。
以前よりマカオGPやS耐などの記事で取り上げて頂いておりましたが、まさか自分がMZRacingさんでコラムを書くなんて思いもよりませんでした。
今回からのコラムは【谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記】となっておりまして、その名の通り「マツ耐」にボクが参戦した模様を皆さまに判りやすくお伝えする内容になる予定です。
「マツ耐」に関してはアマチュアの立場として参加しますので、アマ時代を思い出しつつ書いていきたいと思います。勿論、プロのレーシングドライバーの立場からの鋭い?目線で気づいた事などもお伝えできればと思っています。
では、最初に今回参戦する「マツ耐」(正式名称:マツダファン・エンデュランス)について簡単に説明しましょう。
「ナンバー付のマツダ車で150分間にどれだけサーキットを周回できるか!」
これだけです。皆さんが今お乗りになられている愛車そのままで参加できます。当然ノーマルでも全く問題ありません。(むしろ有利かも)勿論、ハードにチューンアップしている愛車でもナンバーが付いていれば大丈夫です。それでは、サーキット仕様のロータリー勢や同じ車種の場合はチューンアップしている方が有利だろ?・・・と思われそうですが、そこはちゃんとしたルールがあります。実はクラス分けがしっかりなされているのです。排気量や車種別のクラス分けはもちろんチューニングの度合により、それぞれに「ノーマル」「ライト」「モア」というクラスがあります。また、各クラスそれぞれに対して順位が決まるので、表彰台に登るチャンスは誰にもあると言っても過言ではありません。詳しくはマツダファン・エンデュランスサイトでご確認ください。
http://endurance.mazda-fan.com/index.html
そして今回ボクが乗る車は、なんと今から25年前に製造されたファミリアのWRC仕様の、なんちゃってレプリカです。中身はブレーキパッドとマフラー以外はフルノーマルです。
因みに事前テストでサーキット走行時の燃費を計ったところ2.85Km/Lだったとの事です。同時テストしたSKYACTIV-D搭載で車重がファミリアより320Kgも重いCX-5が6.55Km/Lだったそうです。その差は倍以上。(レースは満タンスタートで燃料補給はもちろん禁止)
最近のマツダ車の実燃費の良さは目を見張るものがあり、SKYACTIVテクノロジーの技術の高さが実証されたのは大変良い事なのですが、その話を聞いたボクの心境は複雑です。ボクが乗るのは25年前に製造されたファミリアですから。
但しファミリアの名誉の為にお伝えしておきますが、1980年代当時では2.85Km/Lという数字は当たり前でした。しかもこのファミリアは当時においては同クラスで最速の部類でしたので、立派な数字とも言えます。
ただ、たとえ1980年代当時では立派な数字であろうとも、現代のSKYACTIVテクノロジーの前では、到底太刀打ちできないのは確かです。
とはいえ、ボクもプロのレーシングドライバーです。与えられたマシンで最善を尽くします。と言いたいところですが、今回の参戦についてはアマチュアの立場なので、皆さんと共にレースを思う存分、楽しみたいと思います。サーキットで本格的なレースを気軽に体験できるのが「マツ耐」の素晴らしいところです。 このコラムが掲載されるころには、年4戦あるシリーズの第1戦・千葉ラウンド(4月5日・袖ケ浦フォレスト・レースウェイにて開催)の結果が出ていると思います。
それでは、次回コラム【第1戦・千葉ラウンド編】を楽しみにお待ちください。
谷川達也
以前よりマカオGPやS耐などの記事で取り上げて頂いておりましたが、まさか自分がMZRacingさんでコラムを書くなんて思いもよりませんでした。
今回からのコラムは【谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記】となっておりまして、その名の通り「マツ耐」にボクが参戦した模様を皆さまに判りやすくお伝えする内容になる予定です。
「マツ耐」に関してはアマチュアの立場として参加しますので、アマ時代を思い出しつつ書いていきたいと思います。勿論、プロのレーシングドライバーの立場からの鋭い?目線で気づいた事などもお伝えできればと思っています。
では、最初に今回参戦する「マツ耐」(正式名称:マツダファン・エンデュランス)について簡単に説明しましょう。
「ナンバー付のマツダ車で150分間にどれだけサーキットを周回できるか!」
これだけです。皆さんが今お乗りになられている愛車そのままで参加できます。当然ノーマルでも全く問題ありません。(むしろ有利かも)勿論、ハードにチューンアップしている愛車でもナンバーが付いていれば大丈夫です。それでは、サーキット仕様のロータリー勢や同じ車種の場合はチューンアップしている方が有利だろ?・・・と思われそうですが、そこはちゃんとしたルールがあります。実はクラス分けがしっかりなされているのです。排気量や車種別のクラス分けはもちろんチューニングの度合により、それぞれに「ノーマル」「ライト」「モア」というクラスがあります。また、各クラスそれぞれに対して順位が決まるので、表彰台に登るチャンスは誰にもあると言っても過言ではありません。詳しくはマツダファン・エンデュランスサイトでご確認ください。
http://endurance.mazda-fan.com/index.html
そして今回ボクが乗る車は、なんと今から25年前に製造されたファミリアのWRC仕様の、なんちゃってレプリカです。中身はブレーキパッドとマフラー以外はフルノーマルです。
因みに事前テストでサーキット走行時の燃費を計ったところ2.85Km/Lだったとの事です。同時テストしたSKYACTIV-D搭載で車重がファミリアより320Kgも重いCX-5が6.55Km/Lだったそうです。その差は倍以上。(レースは満タンスタートで燃料補給はもちろん禁止)
最近のマツダ車の実燃費の良さは目を見張るものがあり、SKYACTIVテクノロジーの技術の高さが実証されたのは大変良い事なのですが、その話を聞いたボクの心境は複雑です。ボクが乗るのは25年前に製造されたファミリアですから。
但しファミリアの名誉の為にお伝えしておきますが、1980年代当時では2.85Km/Lという数字は当たり前でした。しかもこのファミリアは当時においては同クラスで最速の部類でしたので、立派な数字とも言えます。
ただ、たとえ1980年代当時では立派な数字であろうとも、現代のSKYACTIVテクノロジーの前では、到底太刀打ちできないのは確かです。
とはいえ、ボクもプロのレーシングドライバーです。与えられたマシンで最善を尽くします。と言いたいところですが、今回の参戦についてはアマチュアの立場なので、皆さんと共にレースを思う存分、楽しみたいと思います。サーキットで本格的なレースを気軽に体験できるのが「マツ耐」の素晴らしいところです。 このコラムが掲載されるころには、年4戦あるシリーズの第1戦・千葉ラウンド(4月5日・袖ケ浦フォレスト・レースウェイにて開催)の結果が出ていると思います。
それでは、次回コラム【第1戦・千葉ラウンド編】を楽しみにお待ちください。
谷川達也
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