- 2016/08/18
全日本ジムカーナ選手権第6戦 N2クラス小俣 第2ヒート共にトップタイムで優勝
全国のマツダ車ファンの皆様、そしてジムカーナファンの皆様こんにちは。RX-7とジムカーナが3度の飯より好きな男、小俣洋平です。2016シーズンも早いもので残りあと3戦となりました。今回はチャンピオンシップ争いも佳境を迎えつつある2016全日本ジムカーナ選手権第6戦もてぎ南ラウンドのレポートをしたいと思います。
JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦の舞台もてぎ南コースは、ツインリンクもてぎの南ゲートの潜り坂を登った直後の広い道路(滑走路?)の右下にある広大なパイロンコースです。このコースはとにかく広く、そしてミューも高い!(ウルトラグリップ!)、そしてなんと言っても、暑い!とにかく暑い三日間でした。
マツダ車のエントリーはPN1クラスに7台のロードスター(亀山伸一、久保敦嗣、米澤匠、小林キュウテン、稲木亨、斉藤邦夫)、N2クラスに4台のRX-7(石井和則、安部洋一、上本昌彦、小俣洋平)、SA2クラスに5台のRX-7(大橋政哉、鰐部光二、上野健司、葛西悠治、山田寛宣)、SCクラスに藤井雅弘のRX-7と計18台マツダ車がエントリーしました。
今回のコース設定は前半に中~高速のコーナリングセクション、後半はサイドブレーキを使用する低速テクニカルセクションが設けられ、パイロンジムカーナコースとしてはオーソドックスなコースレイアウトながら、路面の傾斜やギャップなどが攻略をより難しくしている印象でとても攻めがいのあるコース設定となりました。
<PN1クラス>
MZRacingにレポートがありますので詳細は省きますが、斉藤邦夫が今季初優勝。今までも安定して上位入賞していましたが、今回から新しいタイヤ(アドバンA052)が登場し金曜、土曜、日曜と終始トップタイムをマークする素晴らしいパフォーマンスで優勝しました。おめでとうございます!シリーズチャンピオンはスイフトのヒデキ選手に確定しましたが残り2戦斉藤邦夫とロードスターの活躍が楽しみです。
<N2クラス>
初のシリーズタイトルを目指す私小俣洋平は現在シリーズランキングトップには居るもののライバルとの差は少なく、残り3戦のうち2勝すればタイトル確定という状況です。ここもてぎ南は是が非でも勝たなくてはいけない1戦でした。
前戦美川は自分の悪い所、弱い所が噴出し敗れた大会でしたのでそこからの立て直しが課題でした。事前のテストでマシン、ドライバー、タイヤなどとのバランスがよいことが確認出来たので、自信を持って大会に挑むことが出来ました。
そして迎えた大会はとても暑い週末となりました。とにかく暑く、気温35℃オーバー、路面温度50℃オーバー。しかもこのコースはグリップも高く、タイヤへの入力がとても大きなコースです。こうなってくると心配なのがタイヤの熱ダレによるグリップ力の低下とステアバランスの悪化ですが、私の装着するダンロップ03G(M5 コンパウンド)はこれらの症状の発生もなく、一安心。金曜日の練習走行、土曜日の公開練習共にトップタイムで終了しました。
迎えた決勝もコースレイアウトに大きな変化もなく、リラックスして自分の走りをする事を意識して走行、多少のミスはありましたが第1ヒート、第2ヒート共にトップタイムで優勝する事が出来ました。とても嬉しく、少しほっとしました。これで気持ちよく夏休みがとれそうです。
「イエェーイ!」
チャンピオンシップではこれで私が少し有利になりましたが、気を抜くことなく次戦で勝ってシリーズタイトルを決められるよう良い準備をして第7戦恋の浦に臨みたいと思います。
<SA2クラス>
シリーズタイトル争いはNSXの2台(久保選手、渡辺選手)がリードし開幕戦優勝の山田が追う展開のこのクラス、山田の2勝目が欲しいところです。土曜日から山田、葛西、上野、鰐部ともにタイムが伸びず迎えた決勝も山田が4位入賞、7位上野、8位鰐部となりました。次戦以降RX-7勢の巻き返しに期待したいです。
<SCクラス>
4WD勢に交じりRX-7で参戦している藤井はコースに車両セットアップを合わせられていない印象で6位となりましたが、今年は参戦1年目でもあり今後の躍進に期待したいです。
猛烈な暑さのもてぎ南ラウンドが終了し残り2戦となりました。シリーズタイトル争いもいよいよ大詰めです。次戦第7戦は9/10-11九州恋の浦で開催されます。玄海灘を見下ろせる雄大な景色のコースで私自身もシリーズタイトルの掛かった大事な一戦となります。今年はユーチューブでライブ中継も行っておりますので是非全日本ジムカーナで活躍するロードスターとRX-7を応援してください。宜しくお願いします。
Text by 小俣洋平
JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦の舞台もてぎ南コースは、ツインリンクもてぎの南ゲートの潜り坂を登った直後の広い道路(滑走路?)の右下にある広大なパイロンコースです。このコースはとにかく広く、そしてミューも高い!(ウルトラグリップ!)、そしてなんと言っても、暑い!とにかく暑い三日間でした。
マツダ車のエントリーはPN1クラスに7台のロードスター(亀山伸一、久保敦嗣、米澤匠、小林キュウテン、稲木亨、斉藤邦夫)、N2クラスに4台のRX-7(石井和則、安部洋一、上本昌彦、小俣洋平)、SA2クラスに5台のRX-7(大橋政哉、鰐部光二、上野健司、葛西悠治、山田寛宣)、SCクラスに藤井雅弘のRX-7と計18台マツダ車がエントリーしました。
今回のコース設定は前半に中~高速のコーナリングセクション、後半はサイドブレーキを使用する低速テクニカルセクションが設けられ、パイロンジムカーナコースとしてはオーソドックスなコースレイアウトながら、路面の傾斜やギャップなどが攻略をより難しくしている印象でとても攻めがいのあるコース設定となりました。
<PN1クラス>
MZRacingにレポートがありますので詳細は省きますが、斉藤邦夫が今季初優勝。今までも安定して上位入賞していましたが、今回から新しいタイヤ(アドバンA052)が登場し金曜、土曜、日曜と終始トップタイムをマークする素晴らしいパフォーマンスで優勝しました。おめでとうございます!シリーズチャンピオンはスイフトのヒデキ選手に確定しましたが残り2戦斉藤邦夫とロードスターの活躍が楽しみです。
<N2クラス>
初のシリーズタイトルを目指す私小俣洋平は現在シリーズランキングトップには居るもののライバルとの差は少なく、残り3戦のうち2勝すればタイトル確定という状況です。ここもてぎ南は是が非でも勝たなくてはいけない1戦でした。
前戦美川は自分の悪い所、弱い所が噴出し敗れた大会でしたのでそこからの立て直しが課題でした。事前のテストでマシン、ドライバー、タイヤなどとのバランスがよいことが確認出来たので、自信を持って大会に挑むことが出来ました。
そして迎えた大会はとても暑い週末となりました。とにかく暑く、気温35℃オーバー、路面温度50℃オーバー。しかもこのコースはグリップも高く、タイヤへの入力がとても大きなコースです。こうなってくると心配なのがタイヤの熱ダレによるグリップ力の低下とステアバランスの悪化ですが、私の装着するダンロップ03G(M5 コンパウンド)はこれらの症状の発生もなく、一安心。金曜日の練習走行、土曜日の公開練習共にトップタイムで終了しました。
迎えた決勝もコースレイアウトに大きな変化もなく、リラックスして自分の走りをする事を意識して走行、多少のミスはありましたが第1ヒート、第2ヒート共にトップタイムで優勝する事が出来ました。とても嬉しく、少しほっとしました。これで気持ちよく夏休みがとれそうです。
「イエェーイ!」
チャンピオンシップではこれで私が少し有利になりましたが、気を抜くことなく次戦で勝ってシリーズタイトルを決められるよう良い準備をして第7戦恋の浦に臨みたいと思います。
<SA2クラス>
シリーズタイトル争いはNSXの2台(久保選手、渡辺選手)がリードし開幕戦優勝の山田が追う展開のこのクラス、山田の2勝目が欲しいところです。土曜日から山田、葛西、上野、鰐部ともにタイムが伸びず迎えた決勝も山田が4位入賞、7位上野、8位鰐部となりました。次戦以降RX-7勢の巻き返しに期待したいです。
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Text by 小俣洋平
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