- 2014/04/11
谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記【第1戦・千葉ラウンド編 – 予選】
MZRacingサイトをご覧の皆さま、谷川達也です。
今回の【谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記】は前回にお伝えした通り【第1戦・千葉ラウンド編】その1
予選までをMZRacingチームの一員としてお伝えしたいと思います。
開幕戦となる舞台は“袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ”です。このサーキットは走った経験なくとても楽しみです。サーキットに到着して、まずボク達MZRacingチームがしたことはテーブル・椅子をセットし、お弁当や飲み物を並べることです。気分はまさにピクニック!仲間達とワイワイ楽しくサーキットで過ごすためです。もちろん、気分はレーサー!黙々とマシンセッティングに勤しむのも良し、コース状況を入念にチェックするのも良し、全ては自由です。こんなところがマツ耐の良さでもあります。
参加受付を終えたあと、公式車検があります。車両のチェックはもちろんですが、同時にドライバーの安全装備もチェックされます。車検をクリアするとドライバースミーティング(簡単な競技説明)が行われ、いよいよ予選開始です。
その前にMZRacingチームのメンバーを紹介しましょう。
まずはこの車両のオーナーMZRacing・福田さん、スーパー耐久のチームメイト野上達也さん、MZRacingの森さん、そしてわたくし谷川達也にメカニックの立峰さんの計5名。
車両は前回お話ししたBG8Z型のファミリア4WD。車重は1320Kgと重く、タイヤは中古のコンフォートという装備。ロードスターより300Kgも重く燃費に厳しいターボ車。実は誰にも言えませんでしたが、ここだけの話・・・とても心配でした。(いろんな意味で)
予選はまずはボクと同じこのサーキット未経験の福田さんがドライブ、4周の走行でベストが1’26.58。続いてボクは3周の走行でベストが1’26.16。残りの時間を野上さんと森さんでコースの再確認と燃費測定をメインに走りました。結局、ボクのタイムがベストとなり総合4番手となりました。
予選終了後は正確な燃費を測定のための給油です。敷地内の給油所を利用、ギリギリまで給油したいので係の人に自分達で給油させて貰うようにお願いしました。
お昼ごはんもまだ食べていないので、急いで給油を開始しようとする野上さん。しかし、その手に持った給油ノズルを見て思わず叫んでしまいました。
「このファミリアはレギュラーじゃなくてプレミアムだよ!」
そうです。野上さんはファミリアにレギュラーガソリンを給油しようとしたのでした。しかし、すんでのところで間違いに気付きプレミアムガソリンの給油ノズルに持ち替えた野上さん。気付いたその理由はこれです。
フューエルガイドリングが装着されていたからです。危うく難を逃れました。BZ8Z以外のグレードはレギュラー仕様なので誰でも起こりうるうっかりミス。
セルフスタンドで給油する機会が多くなった昨今、油種間違いはだれにでも起こりうるミスですが、このミスを未然に防ぐ最後の砦となるこのフューエルガイドリングは有効かも知れません。皆さまも数百円で買える安心を手に入れてみてください。
話しは予選後の給油に戻ります。燃費はほぼ予想通りの3.85km/L
平均ラップを1’30.00として、150分の長丁場を走りきるとなると100ラップすることになりますが、1周2,436kmのコースを100ラップするとなると走行距離が243.6kmになります。燃費が3.85km/Lのファミリアは燃料タンクが60Lなので、走れる距離は231km。その差は約12km。計算上では5周分の燃料が足りない事になります。マツ耐にはドライバーが最大4人まで参加できるのですが、一人でも参加が出来ます。その為に公平な条件設定としてピットイン義務が3回というルールがあるのでピットストップのロスタイムも考慮し目標周回数を計算上ぴったりの95周と定め、いざ決勝へと臨みました。
それでは、次回コラム【第1戦・千葉ラウンド編】その2。いよいよ「決勝」を楽しみにお待ちください。
谷川達也
今回の【谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記】は前回にお伝えした通り【第1戦・千葉ラウンド編】その1
予選までをMZRacingチームの一員としてお伝えしたいと思います。
開幕戦となる舞台は“袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ”です。このサーキットは走った経験なくとても楽しみです。サーキットに到着して、まずボク達MZRacingチームがしたことはテーブル・椅子をセットし、お弁当や飲み物を並べることです。気分はまさにピクニック!仲間達とワイワイ楽しくサーキットで過ごすためです。もちろん、気分はレーサー!黙々とマシンセッティングに勤しむのも良し、コース状況を入念にチェックするのも良し、全ては自由です。こんなところがマツ耐の良さでもあります。
参加受付を終えたあと、公式車検があります。車両のチェックはもちろんですが、同時にドライバーの安全装備もチェックされます。車検をクリアするとドライバースミーティング(簡単な競技説明)が行われ、いよいよ予選開始です。
その前にMZRacingチームのメンバーを紹介しましょう。
まずはこの車両のオーナーMZRacing・福田さん、スーパー耐久のチームメイト野上達也さん、MZRacingの森さん、そしてわたくし谷川達也にメカニックの立峰さんの計5名。
車両は前回お話ししたBG8Z型のファミリア4WD。車重は1320Kgと重く、タイヤは中古のコンフォートという装備。ロードスターより300Kgも重く燃費に厳しいターボ車。実は誰にも言えませんでしたが、ここだけの話・・・とても心配でした。(いろんな意味で)
予選はまずはボクと同じこのサーキット未経験の福田さんがドライブ、4周の走行でベストが1’26.58。続いてボクは3周の走行でベストが1’26.16。残りの時間を野上さんと森さんでコースの再確認と燃費測定をメインに走りました。結局、ボクのタイムがベストとなり総合4番手となりました。
予選終了後は正確な燃費を測定のための給油です。敷地内の給油所を利用、ギリギリまで給油したいので係の人に自分達で給油させて貰うようにお願いしました。
お昼ごはんもまだ食べていないので、急いで給油を開始しようとする野上さん。しかし、その手に持った給油ノズルを見て思わず叫んでしまいました。
「このファミリアはレギュラーじゃなくてプレミアムだよ!」
そうです。野上さんはファミリアにレギュラーガソリンを給油しようとしたのでした。しかし、すんでのところで間違いに気付きプレミアムガソリンの給油ノズルに持ち替えた野上さん。気付いたその理由はこれです。
フューエルガイドリングが装着されていたからです。危うく難を逃れました。BZ8Z以外のグレードはレギュラー仕様なので誰でも起こりうるうっかりミス。
セルフスタンドで給油する機会が多くなった昨今、油種間違いはだれにでも起こりうるミスですが、このミスを未然に防ぐ最後の砦となるこのフューエルガイドリングは有効かも知れません。皆さまも数百円で買える安心を手に入れてみてください。
話しは予選後の給油に戻ります。燃費はほぼ予想通りの3.85km/L
平均ラップを1’30.00として、150分の長丁場を走りきるとなると100ラップすることになりますが、1周2,436kmのコースを100ラップするとなると走行距離が243.6kmになります。燃費が3.85km/Lのファミリアは燃料タンクが60Lなので、走れる距離は231km。その差は約12km。計算上では5周分の燃料が足りない事になります。マツ耐にはドライバーが最大4人まで参加できるのですが、一人でも参加が出来ます。その為に公平な条件設定としてピットイン義務が3回というルールがあるのでピットストップのロスタイムも考慮し目標周回数を計算上ぴったりの95周と定め、いざ決勝へと臨みました。
それでは、次回コラム【第1戦・千葉ラウンド編】その2。いよいよ「決勝」を楽しみにお待ちください。
谷川達也
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