- 2022/10/20
マツダ MX-5パレードがギネス世界記録を更新
2022年9月18日、イタリアのモデナサーキット(アウトドローモ・モデナ 1周2,007m)でマツダ車による欧州最大規模のパレードが行われました。フェラーリのホームタウンであるモデナ市が運営するモデナサーキットを合計707台のマツダMX-5(日本名:マツダロードスター)が走行し、ギネス世界記録を達成しています。約10年前の2013年にオランダで達成した683台の最多記録を更新しました。
パレードには、2シーターオープンスポーツとして世界中で確固たる地位を築いている名車MX-5が集結し、ギネス世界記録の審査員が見守る中、このサーキットを一周し、午後6時、イタリア全土およびヨーロッパ各地から集まった何千人ものMX-5ファンが、この記録の正式発表を確認しました。このユニークなイベントは、マツダイタリアの発案であり、世界で最も売れているロードスターの歴史に重要な章を加える機会となりました。
この記録的なイベントの期間中、一般の参加者は、マツダ MX-5の3代目と4代目の開発主査であった山本修弘(現マツダ商品本部ロードスターアンバサダー)、ロータスの元パトロン、ロマノ・アルティオリの孫娘で自動車愛好家のエリザ・アルティオリ(ロータス・エリーゼの命名由来です)、そしてミラノ・モーターショー代表のアンドレア・レヴィが登場した「Fun to drive will never die」プレゼンテーションなど多くの活動に参加する機会に恵まれました。マツダとドライバーの直感的なつながりを表す「人馬一体」と呼ばれる走る歓びやクルマへの情熱のきっかけについて、それぞれのエピソードを交えて紹介されました。
もうひとつのプレゼンテーション「Mazda MX-5 – Stories of an icon」では、山本修弘、ウンブリアの丘にある高級リゾート「ミアータランド」のオーナーでMX-5コレクションを保有しているアンドレア・マンチーニ、イタリアの自動車雑誌の編集者であるダヴィデ・ジュディチなど、ゲストスピーカーたちが、MX-5/ロードスターを生み出した人、所有している人、コレクションしている人、そして毎日乗っている人のストーリーを通して、彼らの同車に対する愛について語り合いました。
30年以上にもわたり、世代を超えて進化し続けながら、常に自分らしさを失わないMX-5/ロードスター。それは、時代を超えたアイコンであり、「人馬一体」の走る歓びを究極の形で表現したこのクルマは、驚くなかれ、史上最も売れたライトウェイトスポーツカーなのです。
今回のパレードで記録が更新される前、「マツダ車による世界最大のパレード」は2013年にオランダで開催された「MAX-5 2013」に集まった「683台」が最多として記録されており、10年振りの記録更新となった今回は以前より24台多く集まったことになります。
このイベントにゲストとして招かれた山本アンバサダーは、「このイベントは、2017年にマツダヨーロッパ主催のFriend of MX-5イベントで意気投合したマツダイタリアのマーケ/PRメンバーの発案です。情熱の国イタリアらしく、彼らはいつも溢れるパッションでお客様と向き合い、心のこもったおもてなしによって高い評価を受けています。最近では、広島の倉庫で眠っていた1981年のショーカーであるMX-81を完全レストアし、PR活用する案を考え出したのも彼らです。レストア作業はマツダ本社が担当しましたが、本革仕様の内装にこだわった彼らがイタリアの職人に依頼して張り替えています。2018年には、独自の特別仕様車”ヤマモトシグネチャー”モデルを設定したり、ロードスター30周年の2019年には、”Icon’s Day”を企画し、私と初代ロードスターのデザインコンセプトを担当したトム・マタノさんを呼んでくれました。その都度、彼らのお客様との関係性は強化されたと聞いています。今回も、イタリア国内に存在する14のMX-5ファンクラブのメンバーを集めたり、初代ロードスターに4代目ロードスターの2.0Lエンジンを搭載した”MX-5 by Gorgona Cars”という特別仕様車を設定したりする懲りようです。そのモデルは、1989年のシカゴショーで展示されたイエローボディのMX-5 Miata Club Racerにイスパイヤされたものとのことです。価格は結構高いようですが、公道仕様だというので驚きです。また、各界のクルマエンスージアストを集めたトークセッションがいくつかあり、The Art of Testingというセッションでは、日本でもお馴染みのGTドライバーであるマルコ・アピチュラが出席していました。そんなマツダイタリアの情熱的な対応にお応えすべく、私は日本語で書いた直筆のお手紙をファンの皆様にお届けしてきました。今回も、私は伝統と美意識、そして二度とない体験を大事にするイタリア文化の懐の深さに感銘を受けて戻ってきました。MX-5/ロードスターがお客様に愛され続けているだけでなく、マツダブランドそのものの親近感を上手に醸成する心意気を感じました」と語っています。
MX-5ギネスワールドレコード記録動画 (YouTube 1’34”)
Text by MZRacing Photos by Mazda Italy
パレードには、2シーターオープンスポーツとして世界中で確固たる地位を築いている名車MX-5が集結し、ギネス世界記録の審査員が見守る中、このサーキットを一周し、午後6時、イタリア全土およびヨーロッパ各地から集まった何千人ものMX-5ファンが、この記録の正式発表を確認しました。このユニークなイベントは、マツダイタリアの発案であり、世界で最も売れているロードスターの歴史に重要な章を加える機会となりました。
この記録的なイベントの期間中、一般の参加者は、マツダ MX-5の3代目と4代目の開発主査であった山本修弘(現マツダ商品本部ロードスターアンバサダー)、ロータスの元パトロン、ロマノ・アルティオリの孫娘で自動車愛好家のエリザ・アルティオリ(ロータス・エリーゼの命名由来です)、そしてミラノ・モーターショー代表のアンドレア・レヴィが登場した「Fun to drive will never die」プレゼンテーションなど多くの活動に参加する機会に恵まれました。マツダとドライバーの直感的なつながりを表す「人馬一体」と呼ばれる走る歓びやクルマへの情熱のきっかけについて、それぞれのエピソードを交えて紹介されました。
もうひとつのプレゼンテーション「Mazda MX-5 – Stories of an icon」では、山本修弘、ウンブリアの丘にある高級リゾート「ミアータランド」のオーナーでMX-5コレクションを保有しているアンドレア・マンチーニ、イタリアの自動車雑誌の編集者であるダヴィデ・ジュディチなど、ゲストスピーカーたちが、MX-5/ロードスターを生み出した人、所有している人、コレクションしている人、そして毎日乗っている人のストーリーを通して、彼らの同車に対する愛について語り合いました。
30年以上にもわたり、世代を超えて進化し続けながら、常に自分らしさを失わないMX-5/ロードスター。それは、時代を超えたアイコンであり、「人馬一体」の走る歓びを究極の形で表現したこのクルマは、驚くなかれ、史上最も売れたライトウェイトスポーツカーなのです。
今回のパレードで記録が更新される前、「マツダ車による世界最大のパレード」は2013年にオランダで開催された「MAX-5 2013」に集まった「683台」が最多として記録されており、10年振りの記録更新となった今回は以前より24台多く集まったことになります。
このイベントにゲストとして招かれた山本アンバサダーは、「このイベントは、2017年にマツダヨーロッパ主催のFriend of MX-5イベントで意気投合したマツダイタリアのマーケ/PRメンバーの発案です。情熱の国イタリアらしく、彼らはいつも溢れるパッションでお客様と向き合い、心のこもったおもてなしによって高い評価を受けています。最近では、広島の倉庫で眠っていた1981年のショーカーであるMX-81を完全レストアし、PR活用する案を考え出したのも彼らです。レストア作業はマツダ本社が担当しましたが、本革仕様の内装にこだわった彼らがイタリアの職人に依頼して張り替えています。2018年には、独自の特別仕様車”ヤマモトシグネチャー”モデルを設定したり、ロードスター30周年の2019年には、”Icon’s Day”を企画し、私と初代ロードスターのデザインコンセプトを担当したトム・マタノさんを呼んでくれました。その都度、彼らのお客様との関係性は強化されたと聞いています。今回も、イタリア国内に存在する14のMX-5ファンクラブのメンバーを集めたり、初代ロードスターに4代目ロードスターの2.0Lエンジンを搭載した”MX-5 by Gorgona Cars”という特別仕様車を設定したりする懲りようです。そのモデルは、1989年のシカゴショーで展示されたイエローボディのMX-5 Miata Club Racerにイスパイヤされたものとのことです。価格は結構高いようですが、公道仕様だというので驚きです。また、各界のクルマエンスージアストを集めたトークセッションがいくつかあり、The Art of Testingというセッションでは、日本でもお馴染みのGTドライバーであるマルコ・アピチュラが出席していました。そんなマツダイタリアの情熱的な対応にお応えすべく、私は日本語で書いた直筆のお手紙をファンの皆様にお届けしてきました。今回も、私は伝統と美意識、そして二度とない体験を大事にするイタリア文化の懐の深さに感銘を受けて戻ってきました。MX-5/ロードスターがお客様に愛され続けているだけでなく、マツダブランドそのものの親近感を上手に醸成する心意気を感じました」と語っています。
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