- 2018/04/10
小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2018 Rd1
全国のマツダ車ファンそしてジムカーナファン皆さま、こんにちわ。RX-7とジムカーナが3度の飯より好きな男、小俣洋平です。
全日本ジムカーナ選手権が今年も始まりました。今年のジムカーナ界のトピックスとしては、昨年までは全8戦で行われていましたが今年はなんと2戦追加で全10戦となりました。3月と9月にそれぞれ2戦開催という事で中々の殺人的なスケジュール。現在全9クラスで行われる全日本ジムカーナは各クラス5台以上のエントリーがクラス成立の最低条件なのでいくつかの大会でいくつかのクラスがクラス不成立が起きる事が懸念されます。そしてもう一つのトピックス、AJGAという全日本ジムカーナ選手会で、同乗体験走行を各会場で行います。大会終了後に抽選で当選したお客さんに、全国のトップドライバーの競技車両に本番のコースを助手席で体験して貰うという企画です。既に筑波とタマダで行いましたが、乗っていただいた方々からなかなかの高評価を頂いています。興味のある方は是非各会場に来て頂きご参加して頂ければと思います。
さてそんなジムカーナ界ですが、皆さんがとっても知りたがっている僕のシーズンオフについてご説明しますね♪(興味ねぇーよ!っていう突っ込みはシカト致します)。昨年の最終戦鈴鹿南でのレポートでもシーズンオフのストーブリーグ全力で頑張ります!なんて結びました。2年連続RX-7でタイトルを獲った僕の理想としては
①ジムカーナはロードスターかロードスターターボ(ア〇ル〇)に変更
②あわせて何かしらのワンメイクレース参戦(8〇B〇ZかMX-5 CUP)
そんな目論見でシーズンオフに色々と裏でゴソゴソとやっておりました。が、結果
①ジムカーナは、RX-7で継続し3度目のタイトルを狙う
②予算の都合上、上記2つは無理。Bスポーツさんのパーティーレースならセブン売ってジムカーナ辞めればやれそう。なのでジムカーナ辞めてレースするかカ・ナ・リ迷いました。結局、パーティーレースはタイヤもブレーキも指定部品というレースなので僕の活動を今まで支えてくれてきたDUNLOPさんやWINMAXさんとも一時的にだとしてもお付き合いを断たなければイケないのでジムカーナを継続する道を選びました。
まあそういう事で今年も大好きなRX-7で大好きなジムカーナを思いっきりやろうと思います。という事でシーズンオフは”みっちり走り”ではなく”ゆっくり休み”開幕戦の筑波1000ラウンドを迎えました。
先ずは練習走行の金曜日、終日ウエット路面でしたが昨年最終戦の鈴鹿南で使ったセットが筑波1000でも好感触、さらに新しくでたDUNLOP 03GのS5(エスファイブじゃなくてエスゴ!)が鬼グリップ!。ジムカーナ用のソフトコンパウンドタイヤとはいえ、通常では寒い時期の低温ウエットは走るのにかなり神経を使うものなんですが、まあ走るのがラク!終始グリップ感に包まれている印象で安心して走れました。最後の一本でライバルのNSX西森さんにかわされたものの手応えとしては充分。そして公開練習の土曜日、雨も上がって終日ドライ、タイムも感触も調子が良く両ヒートともパイロンペナルティーを取られたものの生タイムではトップタイムで終了。迎えた決勝、コースレイアウトは、序盤に180°ターン2発→1コーナー先のショートカット部分を含むインフィールドセクション→2コーナーに戻り筑波1000を順送→最終コーナー出口付近に180°サイドターンでゴールというもので、比較的あっさりめのコース、攻略のポイントとしては序盤でまだタイヤが温まっていない180°ターン2発でロスを最小限に、中盤のコース区間は通常のサーキット走行と同じくきっちり走る、んで最終コーナー後の180°ターンはGが溜まってのブレーキだけど思い切って飛び込み小さく回る!といった感じです。
因みにこの”サーキット走行と同じくきっちり走る”って件、今年の1月にNATS(日本自動車大学校)主催の筑波1000の走行会、人呼んで2018TTAC(TSUKUBA TIME ATACK CHANPIONSIP)のインストラクターをさせて貰って一日みっちりと筑波1000を走りました。この走行会NATSの学生やOBがメインの走行会なんですが「若者の車離れって何?」って思う位、若い連中が元気100%で走っていて、アラフォーの僕らが免許取り立てでサーキットや峠でバカなノリで楽しく騒いでいたあの頃にタイムスリップして来た感じがして感銘を受けました。彼らは車を自分で触れるし設備もある、なので安い車を買ってきてあまりお金をかけないで遊べる、そんな連中が周りに沢山いる、結果楽しい、っていう好循環がそこにはあって僕も戻れる事ならNATSに入りたいっ!て思う位車好きには天国の環境に思えました。
話戻って、決勝の日曜日です。天気が良くドライの第1ヒート、一発目の180°ターンで少し抑えが足りず立ち上がりのトラクションでロスしましたが、他は良い内容で最終ターンもバッチり決まり、ライバルを引き離して暫定トップ。路面温度が上がってタイムアップが期待できる第2ヒート、序盤の180°ターンは決まったものの、サーキットコース区間でミスが多く、0.004秒ほどのタイムアップに留まってしまいましたが、ライバルのNSX
西森選手、渡辺選手の追撃を振り切り優勝しました。
先ずは好発進で2018年シーズンがスタートしました。次戦第2戦は3/30~4/1にかけて広島県スポーツランドタマダラウンドです。そして今年は新たな試みとして小俣洋平【ジムカーナ】チャンネルという所で参戦動画を開始しました。こちらの方もご視聴及びチャンネル登録の程よろしくお願いします。
https://www.youtube.com/channel/UCcyz1ix11cyjSu3zaed03Jg?view_as=subscriber
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