- 2015/07/28
谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記 – 九州ラウンド
MZRacingサイトをご覧の皆さま、谷川達也です。
前回の東北ラウンドから2ヶ月振りとなるマツ耐(マツダファン・エンデュランス)九州ラウンドの模様をお伝えしたいと思います。 さて、2015年度の第2戦目となる九州ラウンド(オートポリス)ですが、九州地区では初めての開催となる「マツダファン九州ミーティング 2015 in AUTOPOLIS」と併催で行われました。
マツダファンが自慢の愛車で国際格式のレーシングコースを走れるパレードランや、今季ボクも参戦しているスーパー耐久仕様のNOPROデミオSKYACTIV-D、TCRチームや村上モータース・ロードスターなど現役レースカーのデモ走行、そして1991年のJSPC以来となるマツダ787B 202号車の24年ぶりの走行などレースカーを間近で観ることの出来るイベントになっています。さて、マツ耐(マツダファン・エンデュランス)九州ラウンドですが、前回の日記でお伝えした通り、今回から車両が新型ロードスター(ND)となりました。
ドライバーの布陣はMZRacing福田さんとスーパー耐久でのチームメイト野上達也さん、そしてチーム監督兼ドライバーの野上敏彦さんというTEAM・NOPROドライバー3人+MZRacing福田さんの4人で臨むことになりました。
【予選】
予選アタッカーはボク。監督からはワンラップ必勝で決めてこいとの指令を受け一番最初にコースイン。そして残りの時間はオートポリス未経験のMZRacing福田さんに慣れてもらう事とし、野上親子は見学のみとあいなりました。
※予選結果
総合7位・クラス1位 ベストタイム 2’28.926
【決勝】
1stドライバーはスタート時間とTEAM・NOPROドライバー3人が出演するトークショーとの時間が被ってしまったため、福田さんが担当。できればスタートは福田さん以外のドライバーで行きたかったのですが、仕方なくこの順番となりました。当の福田さんはやはり今回も見事な激走を披露。本人曰く「リアを流すように振り回してもコントロール出来るし楽しかった!やはりロードスターは振り回してナンボでしょ。」
2ndドライバーはボク。振り回して走った1stドライバーの燃費が心配でしたが、ドライブモニターの燃費表示は7Km/Lという好数値。振り回した走りとは思えない素晴らしい燃費にビックリ。これならば前戦の時のように淡々と周回をこなす走りではなく、もう少しは走りを楽しめそうです。
そして走り終えた感想は、やはり楽しい!の一言に尽きます。この車両はタイヤを含め完全フルノーマルだったのですが、それでも十分にレースが出来ました。
足回りがノーマルなので確かにサーキットを走るとロールは大き目ですが、これは不安感を覚える感覚ではなく、車両の動きを分かりやすく示してくれる感覚です。加速をすればリアが沈みブレーキを踏めばフロントが沈む。コーナリング中はロールをし、この作業を同時にすれば二つの動きが発生します。その車両の動きがドライブしながら体感でき、尚かつ次のアクションもキャッチできる動きなのです。
そんな新型ロードスターを気持ちよく走らせているとピットから手で「入れ」とのサインが(チームの意向で一般の方々が所有していないサインボードも使用禁止)。45分間という時間があっという間に過ぎていきました。指示通りピットインしグループCカーでレースを参戦していた経験を持つ3rdドライバー野上敏彦さんにバトンタッチ。スーパー耐久では走行時間が短めな野上父ですが、今回は少々長めに1時間ほど激走。降りたあとでも走り足りない感じがヒシヒシと伝わってきましたが、終始笑顔だったのが印象的でした。
いよいよラストドライバーの野上達也クンが走り出します。実はここだけの話ですが、3rdドライバーの野上父の予定走行時間を越したのにも係わらずピットインのサインを「まだ出さなくても良いんじゃないっすか?」と自分の走行時間を少しでも短くしようと企んでいたのは野上父の息子である達也クン。結果的には野上父が予定以上に走行をしたので目的は達成したみたいですが(笑)
そんなラストドライバーの達也クンですが、終盤にはベストラップも更新し現役スーパー耐久ドライバーの面目躍如の活躍。残り4周で燃料警告灯が点灯したため、ペースダウンをしたものの、無事にフィニッシュラインを通過。
————————
・総合時間:2h32’38.366
・周回数:56 Lap
・平均速度:102.792Km/h
————————
・総合順位:5位
・クラス優勝
——————–
今回も無事に完走しクラス優勝を獲得することが出来ました。新型ロードスターでの参戦は初めてでしたが、ドライバー全員が笑顔で車から降りてきたのが、この車の特徴を如実に表していると思います。
この様に完全フルノーマルの状態でもサーキットでレースを楽しめるのがマツ耐(マツダファン・エンデュランス)です。次戦は筑波サーキットで2015年11月22日(日)に開催される関東ラウンドです。
皆様と一緒にレースを楽しむ事を心待ちにしています!
Let’s enjoy! 谷川達也
Photo by MZRacing
前回の東北ラウンドから2ヶ月振りとなるマツ耐(マツダファン・エンデュランス)九州ラウンドの模様をお伝えしたいと思います。 さて、2015年度の第2戦目となる九州ラウンド(オートポリス)ですが、九州地区では初めての開催となる「マツダファン九州ミーティング 2015 in AUTOPOLIS」と併催で行われました。
マツダファンが自慢の愛車で国際格式のレーシングコースを走れるパレードランや、今季ボクも参戦しているスーパー耐久仕様のNOPROデミオSKYACTIV-D、TCRチームや村上モータース・ロードスターなど現役レースカーのデモ走行、そして1991年のJSPC以来となるマツダ787B 202号車の24年ぶりの走行などレースカーを間近で観ることの出来るイベントになっています。さて、マツ耐(マツダファン・エンデュランス)九州ラウンドですが、前回の日記でお伝えした通り、今回から車両が新型ロードスター(ND)となりました。
ドライバーの布陣はMZRacing福田さんとスーパー耐久でのチームメイト野上達也さん、そしてチーム監督兼ドライバーの野上敏彦さんというTEAM・NOPROドライバー3人+MZRacing福田さんの4人で臨むことになりました。
【予選】
予選アタッカーはボク。監督からはワンラップ必勝で決めてこいとの指令を受け一番最初にコースイン。そして残りの時間はオートポリス未経験のMZRacing福田さんに慣れてもらう事とし、野上親子は見学のみとあいなりました。
※予選結果
総合7位・クラス1位 ベストタイム 2’28.926
【決勝】
1stドライバーはスタート時間とTEAM・NOPROドライバー3人が出演するトークショーとの時間が被ってしまったため、福田さんが担当。できればスタートは福田さん以外のドライバーで行きたかったのですが、仕方なくこの順番となりました。当の福田さんはやはり今回も見事な激走を披露。本人曰く「リアを流すように振り回してもコントロール出来るし楽しかった!やはりロードスターは振り回してナンボでしょ。」
2ndドライバーはボク。振り回して走った1stドライバーの燃費が心配でしたが、ドライブモニターの燃費表示は7Km/Lという好数値。振り回した走りとは思えない素晴らしい燃費にビックリ。これならば前戦の時のように淡々と周回をこなす走りではなく、もう少しは走りを楽しめそうです。
そして走り終えた感想は、やはり楽しい!の一言に尽きます。この車両はタイヤを含め完全フルノーマルだったのですが、それでも十分にレースが出来ました。
足回りがノーマルなので確かにサーキットを走るとロールは大き目ですが、これは不安感を覚える感覚ではなく、車両の動きを分かりやすく示してくれる感覚です。加速をすればリアが沈みブレーキを踏めばフロントが沈む。コーナリング中はロールをし、この作業を同時にすれば二つの動きが発生します。その車両の動きがドライブしながら体感でき、尚かつ次のアクションもキャッチできる動きなのです。
そんな新型ロードスターを気持ちよく走らせているとピットから手で「入れ」とのサインが(チームの意向で一般の方々が所有していないサインボードも使用禁止)。45分間という時間があっという間に過ぎていきました。指示通りピットインしグループCカーでレースを参戦していた経験を持つ3rdドライバー野上敏彦さんにバトンタッチ。スーパー耐久では走行時間が短めな野上父ですが、今回は少々長めに1時間ほど激走。降りたあとでも走り足りない感じがヒシヒシと伝わってきましたが、終始笑顔だったのが印象的でした。
いよいよラストドライバーの野上達也クンが走り出します。実はここだけの話ですが、3rdドライバーの野上父の予定走行時間を越したのにも係わらずピットインのサインを「まだ出さなくても良いんじゃないっすか?」と自分の走行時間を少しでも短くしようと企んでいたのは野上父の息子である達也クン。結果的には野上父が予定以上に走行をしたので目的は達成したみたいですが(笑)
そんなラストドライバーの達也クンですが、終盤にはベストラップも更新し現役スーパー耐久ドライバーの面目躍如の活躍。残り4周で燃料警告灯が点灯したため、ペースダウンをしたものの、無事にフィニッシュラインを通過。
————————
・総合時間:2h32’38.366
・周回数:56 Lap
・平均速度:102.792Km/h
————————
・総合順位:5位
・クラス優勝
——————–
今回も無事に完走しクラス優勝を獲得することが出来ました。新型ロードスターでの参戦は初めてでしたが、ドライバー全員が笑顔で車から降りてきたのが、この車の特徴を如実に表していると思います。
この様に完全フルノーマルの状態でもサーキットでレースを楽しめるのがマツ耐(マツダファン・エンデュランス)です。次戦は筑波サーキットで2015年11月22日(日)に開催される関東ラウンドです。
皆様と一緒にレースを楽しむ事を心待ちにしています!
Let’s enjoy! 谷川達也
Photo by MZRacing
アーカイブ
2022
2021
2020
2019
- 11/07 エイトリアンのWTAC参戦記 クルマ好きたちの狂想曲
- 09/06 「REレジェンド片山義美のスピリットよ、いつまでも」
- 07/08 ROADSTER 30th Anniversary Meeting at FUJI SPEEDWAY
を開催
2018
- 07/28 最強のRE「R26Bエンジン」を作った男達
- 07/10 太田智喜の2018年全日本ダートトライアル第5戦 参戦記
- 05/16 太田智喜の2018年全日本ダートトライアル第2戦 参戦記
- 05/16 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2018 Rd3
- 04/16 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2018 Rd2
- 04/10 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2018 Rd1
- 03/27 太田智喜のダートトライアル奮戦記2017 その3
- 01/10 2017年ロータリー50周年イベント紀行
2017
- 12/30 追悼特集「RE開発リーダー山本健一さんを偲んで」
- 12/25 オーストラリアのREマイスター、PAC Performance
- 12/13 太田智喜のダートトライアル奮戦記2017 その2
- 11/08 太田智喜のダートトライアル奮戦記2017 その1
- 10/10 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd8
- 09/21 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd7
- 09/14 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd6
- 07/29 フライミュージムア探訪記
- 07/22 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd5
- 07/22 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd4
- 06/16 ロードスターがジムカーナで活躍できる“当然”の秘密
- 05/29 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd2&3
- 04/10 小俣洋平の全日本ジムカーナ選手権参戦記 2017 Rd1
- 02/28 マッドマイクの最新モンスターマシン、マッドブルRX-7 Gen7.3
2016
- 10/27 全日本ジムカーナ選手権第8戦 2016年シーズン最終戦レポート
- 10/10 「ONE MAZDAになれる、それが4耐です」マツダ役員、日産の現役ドライバーが語る 第27回ロードスター・メディア4耐
- 09/23 9月25日(日)富士スピードウェイで開催「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」
- 09/20 全日本ジムカーナ選手権第7戦 N2クラス小俣 優勝しシリーズチャンピオン獲得
- 08/18 全日本ジムカーナ選手権第6戦 N2クラス小俣 第2ヒート共にトップタイムで優勝
- 08/02 マッド・マイクの4ローターND MX-5の実力はいかに
- 08/01 全日本ジムカーナ選手権第5戦 N2クラスでRX-7小俣2位入賞
- 05/31 全日本ジムカーナ選手権第3戦 N2クラスでRX-7小俣が逃げ切り優勝
- 05/23 全日本ジムカーナ選手権第2戦 PN-1クラスで新型ロードスターがデビューウィン
- 03/28 データロギングの勧め、ハイスピードドライビングを科学的に解析する
2015
- 11/08 ひろか〜と伊藤のラリーニッポンR100参戦記 2015
- 10/30 前田育男デザイン本部長にRX-VISIONのデザインを訊く
- 07/28 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記 – 九州ラウンド
- 05/22 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記 – 東北ラウンド
- 02/25 新型NDロードスター、徐々にその運動性能の高さが明らかに
2014
- 12/29 いとうりなのマツ耐参戦日記【最終戦・岡山ラウンド編】
- 12/26 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記【第3戦・筑波ラウンド編】
- 07/14 Support Our Kids 解散式が行われました
- 07/11 Nurburgring ニュルブルクリンク24時間レース
- 07/07 ロードスター・パーティレースⅡ 第2戦 参加者インタビュー
- 06/22 マツダMX-5は、クラッシュしてリタイヤ
- 06/21 マツダMX-5、公式予選はクラス4位
- 06/20 マツダMX-5、ニュルブルクリンク24時間レースにチャレンジ
- 06/16 24時間スタート前にロードスター25周年パレードラップが実現
- 06/15 ルマン市内のロードスター25周年パレードは大盛況
- 06/13 輝け、子供達よ。マツダがルマンでSupport Our Kidsを支援。
- 06/01 加藤彬彰のLet’s enjoy! マツ耐参戦日記 宮城ラウンド①
- 05/20 MAZDA Fan ENDURANCE(マツ耐)に参加しました!
- 05/13 テールエンドをスポーティに演出するMZRacingテールフィニッシャーセット
- 05/13 5月5日(祝・月)コカ・コーラ オールドナウ・カーフェスティバル「ロードスター・パーティレースⅡ」第1戦 開催
- 04/14 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記【第1戦・千葉ラウンド編 – 決勝】
- 04/11 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記【第1戦・千葉ラウンド編 – 予選】
- 04/09 谷川達也のLet’s enjoy!マツ耐参戦日記
- 01/18 東京オートサロン2013レビュー 1月11日(金)~13日(日) 幕張メッセ