- 2014/07/14
Support Our Kids 解散式が行われました
6月20日(金) 子ども達は2週間のフランスステイを終え、無事に帰国しました。早朝6時に羽田空港に到着し、その足でプログラムを締めくくる解散式へ。解散式の会場は、都内のフランス大使館です。
大使館内に用意された会場には、クリスチャン・マセ 駐日フランス大使をはじめ、プログラムを支援する関係者が集まり、到着した子ども達をあたたかい拍手で迎えました。
はじめに、引率を担当されたSupport Our Kids 事務局の長谷川さんが帰国の報告と、プロジェクトへの支援に感謝の気持ちを述べられました。「皆さまのおかげで子ども達は2週間、非常に充実した日々を過ごせました。子ども達からフランスステイでの取り組みの報告と、1番大切な今後のアクションについて、どんな目標をもって将来に向かっていくのかを一人ひとり発表いたします。ぜひ、子ども達の声に耳を傾けてください」と、子ども達にマイクを渡しました。
「フランスステイで、私達10人は1つのチームとして『Safari(サファリ)』というチーム名をつけました。私達は、サファリにいる獣にも負けない強い個性を持っています。今後どんな未知なるものにも恐れず、突き進み、人生を通して冒険し続けていこうという意味を込めました。
そして『Safari』が掲げた目標は、『Persevere(パーセベール)~ひたすらアクションし続けろ~』です。“何事にも諦めずにやり遂げる”という意味の“Persevere”を目標に、毎日3つのアクションを決めて達成できるように取り組みました」と、チーム名と目標、取り組みを発表しました。そして、皆が毎日チャレンジし続ける様子を収めた、フォトムービーが上映されました。
上映を終え、クリスチャン・マセ 駐日フランス大使がご挨拶されました。「チームSafariの皆さん、そして、ここにお集まりの皆さんをお迎えできてとても嬉しく思います。東北とフランスには長い間、絆があります。震災後、それはより強くなって今も様々な支援、関わりがあります。チームSafariの皆さんこそ、今後の東北を担う方。東北と世界をつなぐ、このようなイニシアティブがとても大切だと思っています。今後もフランスとの絆をつなぎ続けて欲しいです」と述べられました。
続いて、一人ひとりフランスステイに応募した理由と目標、その成果を発表しました。
「自分の思いを行動に変えられるようになりたいと思い応募しました。ルマンでは、震災のプレゼンテーションをする機会がありました。私が震災を通して伝えたかったことは、“今を精一杯生きて欲しい”ということです。プレゼンテーション後、“Good Luck”や“がんばって“と日本語で言ってもらえて、私の思いが伝わったのかなと感じました。自分の思いを“言葉を通して伝える”という行動が出来たので、目標を達成できたと思います」
「私は震災の時にお父さんを亡くしました。その時の私は、とても落ち込んでいました。そんな私を鍛えるため、自分の視野を広げるために応募しました。ルマンのパレードや、街やお店でもフランスの皆さんはとても優しい人が多くて、温かさを感じました。そして、私がフランスに行って変わったことは、震災以降毎日後ろ向きだったのですが、周りの方に支えられて鍛えられてとても強くなれて、前向きに考えられるようになりました」
「私は震災で家も全壊して、失ったものが多くありました。しかしこのフランスステイや、たくさんの支援をいただき、失ったものよりも自分にとって良いことがあったこと、また、フランスの方に支援をいただいたお礼を、気仙沼を代表してフランスの皆さんに伝えることができてよかったです」など、子ども達の一生懸命で真っ直ぐな思いと、事前研修の時とは見違える程に成長した姿に感動しました。
その後、マツダの“Be a driver.”のメッセージの形式で、これからの夢や、なりたい姿を発表。
「私は“Be a winner.”です。フランスステイで、寺田陽次郎さんから温かい言葉が心に響く言葉をいただきました。“何か一つのことを諦めずに続ければ、最後に花開く。最後に勝てばいい”という言葉です。私も情熱を持って、何か一つのことを成し遂げられる人になりたいと思いました」「私は“Be a engineer.”です。母がバイクとクルマで衝突事故を起こしたことをきっかけに、安全なクルマを作りたいと思い、今高校で勉強しています。今回ルマンのレースを見て、レースカーにもすごく興味がわきました」など、フランスステイを通して、出会った人や経験が、未来につながっていました。
子ども達の発表が終わり、事前研修から子ども達の成長を見守ってきた、寺田陽次郎さんのご挨拶へ。「皆、“Be a…”の夢に向かって突き進むんだよ。続けることは本当に難しい、皆の思いが叶えばいいことがいっぱいある。今の気持ちを必ず忘れずに、アクションを続けてください」と、熱いメッセージが送られました。
続いてマツダの松前さんから「マツダがこのプログラムに参加できて、本当に嬉しく思います。フランスでの経験はプライスレスなもの。今後の人生に活かして、日本を明るく引っぱっていってください」とエールを送られました。
最後の締めくくりに、子ども達から「私たちは、今後の日本の将来、そして、世界を担っていく者として、皆さまからいただいたご支援・応援を、還元できるように頑張っていきます。Merci beaucoup! ありがとうございました」と、深い感謝の気持ちと頼もしい言葉がありました。
子ども達の発表や言葉に心を打たれたクリスチャン・マセ大使が、改めてマイクを取り「皆さんのすばらしいお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。“Persevere”これからも我慢強く、諦めずに続けてください、応援しています」と述べられ、その後、大使自ら大使館内をアテンドされ、執務室などの見学へ。
見学後は、会場で懇親会が開かれました。
事前研修の時とは見違えるほどに、堂々と、輝きを増した子ども達。この経験をいかして、明るい未来に向かって突き進んでくれることでしょう。これからも応援しています。
▼ 特集:Support Our Kids INDEX
https://mzracing.jp/feature/882
Photo by MZRacing
大使館内に用意された会場には、クリスチャン・マセ 駐日フランス大使をはじめ、プログラムを支援する関係者が集まり、到着した子ども達をあたたかい拍手で迎えました。
はじめに、引率を担当されたSupport Our Kids 事務局の長谷川さんが帰国の報告と、プロジェクトへの支援に感謝の気持ちを述べられました。「皆さまのおかげで子ども達は2週間、非常に充実した日々を過ごせました。子ども達からフランスステイでの取り組みの報告と、1番大切な今後のアクションについて、どんな目標をもって将来に向かっていくのかを一人ひとり発表いたします。ぜひ、子ども達の声に耳を傾けてください」と、子ども達にマイクを渡しました。
「フランスステイで、私達10人は1つのチームとして『Safari(サファリ)』というチーム名をつけました。私達は、サファリにいる獣にも負けない強い個性を持っています。今後どんな未知なるものにも恐れず、突き進み、人生を通して冒険し続けていこうという意味を込めました。
そして『Safari』が掲げた目標は、『Persevere(パーセベール)~ひたすらアクションし続けろ~』です。“何事にも諦めずにやり遂げる”という意味の“Persevere”を目標に、毎日3つのアクションを決めて達成できるように取り組みました」と、チーム名と目標、取り組みを発表しました。そして、皆が毎日チャレンジし続ける様子を収めた、フォトムービーが上映されました。
上映を終え、クリスチャン・マセ 駐日フランス大使がご挨拶されました。「チームSafariの皆さん、そして、ここにお集まりの皆さんをお迎えできてとても嬉しく思います。東北とフランスには長い間、絆があります。震災後、それはより強くなって今も様々な支援、関わりがあります。チームSafariの皆さんこそ、今後の東北を担う方。東北と世界をつなぐ、このようなイニシアティブがとても大切だと思っています。今後もフランスとの絆をつなぎ続けて欲しいです」と述べられました。
続いて、一人ひとりフランスステイに応募した理由と目標、その成果を発表しました。
「自分の思いを行動に変えられるようになりたいと思い応募しました。ルマンでは、震災のプレゼンテーションをする機会がありました。私が震災を通して伝えたかったことは、“今を精一杯生きて欲しい”ということです。プレゼンテーション後、“Good Luck”や“がんばって“と日本語で言ってもらえて、私の思いが伝わったのかなと感じました。自分の思いを“言葉を通して伝える”という行動が出来たので、目標を達成できたと思います」
「私は震災の時にお父さんを亡くしました。その時の私は、とても落ち込んでいました。そんな私を鍛えるため、自分の視野を広げるために応募しました。ルマンのパレードや、街やお店でもフランスの皆さんはとても優しい人が多くて、温かさを感じました。そして、私がフランスに行って変わったことは、震災以降毎日後ろ向きだったのですが、周りの方に支えられて鍛えられてとても強くなれて、前向きに考えられるようになりました」
「私は震災で家も全壊して、失ったものが多くありました。しかしこのフランスステイや、たくさんの支援をいただき、失ったものよりも自分にとって良いことがあったこと、また、フランスの方に支援をいただいたお礼を、気仙沼を代表してフランスの皆さんに伝えることができてよかったです」など、子ども達の一生懸命で真っ直ぐな思いと、事前研修の時とは見違える程に成長した姿に感動しました。
その後、マツダの“Be a driver.”のメッセージの形式で、これからの夢や、なりたい姿を発表。
「私は“Be a winner.”です。フランスステイで、寺田陽次郎さんから温かい言葉が心に響く言葉をいただきました。“何か一つのことを諦めずに続ければ、最後に花開く。最後に勝てばいい”という言葉です。私も情熱を持って、何か一つのことを成し遂げられる人になりたいと思いました」「私は“Be a engineer.”です。母がバイクとクルマで衝突事故を起こしたことをきっかけに、安全なクルマを作りたいと思い、今高校で勉強しています。今回ルマンのレースを見て、レースカーにもすごく興味がわきました」など、フランスステイを通して、出会った人や経験が、未来につながっていました。
子ども達の発表が終わり、事前研修から子ども達の成長を見守ってきた、寺田陽次郎さんのご挨拶へ。「皆、“Be a…”の夢に向かって突き進むんだよ。続けることは本当に難しい、皆の思いが叶えばいいことがいっぱいある。今の気持ちを必ず忘れずに、アクションを続けてください」と、熱いメッセージが送られました。
続いてマツダの松前さんから「マツダがこのプログラムに参加できて、本当に嬉しく思います。フランスでの経験はプライスレスなもの。今後の人生に活かして、日本を明るく引っぱっていってください」とエールを送られました。
最後の締めくくりに、子ども達から「私たちは、今後の日本の将来、そして、世界を担っていく者として、皆さまからいただいたご支援・応援を、還元できるように頑張っていきます。Merci beaucoup! ありがとうございました」と、深い感謝の気持ちと頼もしい言葉がありました。
子ども達の発表や言葉に心を打たれたクリスチャン・マセ大使が、改めてマイクを取り「皆さんのすばらしいお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。“Persevere”これからも我慢強く、諦めずに続けてください、応援しています」と述べられ、その後、大使自ら大使館内をアテンドされ、執務室などの見学へ。
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事前研修の時とは見違えるほどに、堂々と、輝きを増した子ども達。この経験をいかして、明るい未来に向かって突き進んでくれることでしょう。これからも応援しています。
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