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  • 2017/03/01
  • OTHER(海外)

タイTSSバンセンGPでマツダ2ディーゼルが大躍進

タイ王国最大級のモータースポーツイベント、「バンセングランプリ」が2月24日〜26日に同国バンセンストリートサーキットで開催され、スーパーコンパクトレースにマツダタイランドの公式チームであるイノベーションモータースポーツから出場したマイケル・フリーマンが駆る55号車マツダ2ディーゼルターボが、第1レース、第2レースともに2位入賞。トップを狙える位置で、2016年シーズンを締めくくりました。

バンセンGPレースは、タイランドスーパーシリーズの1戦として設定され昨年11月末に開催の予定でしたが、同国前国王の崩御のため延期となっていました。このシリーズにはマツダタイランド/イノベーションモータースポーツから2台のマツダ2ディーゼルが出場しており、5ドアハッチバックの44号車には女性ドライバーの”プロイ”タチャパン(タイ)が、4ドアセダンの55号車にはマイケル・フリーマン(オーストラリア)がエントリーしています。バンセンはタイの首都バンコクから近い、リゾート地のため毎回多数の観客や観光客が訪れることで知られています。2015年シーズンから同チームはタイで生産しているマツダ2ディーゼルをレースカーに仕立て、このシリーズに挑戦していますが、2016年の途中から本来のパフォーマンスを発揮するようになり、チームはこのレースでの活躍を期してさらにエアロダイナミクスの改善やパワーユニットの調整を続けてきました。その成果があり、第1レースは予選3位から飛び出した55号車が序盤に2位に上がると、パワーに勝るCR-Zを猛追。追い上げますが、2位のままフィニッシュラインをクロスしました。一方の44号車は5位でレースを終えています。次の第2レースは、変則リバースグリッドとなり44号車がポールポジションから、55号車は4番グリッドからスタートとなりました。このレースでも安定した速さを発揮した55号車が2位に上がって連続表彰台フィニッシュ。44号車は下りコーナーでブレーキをロックし、フェンスにタッチしてタイムロス。6位でゴールしました。

チーム代表であり、エースドライバーのマイケル・フリーマンは、2016年シーズンを振り返って次のように語っています。「私たちのプランは、3年間でこのマシンを勝てるクルマに育て、ドライバーズ選手権でもトップに立つこととしました。その2年目の今年、最終戦のバンセンGPに向けて、私たちのエンジニアやメカニックがハードワークをこなしてマシンを準備し、そしてテクニカルパートナーのカストロール、出光、そしてクスコがチームを支えてくれました。たおかげで、シリーズ2位で今シーズンを終え、プロイがジュニアドライバーのカテゴリーであるクラスCで1位を取ることができました。チームを取り巻く多くの方々、そして日本の広島でこの素晴らしいクルマをデザイン、設計されたマツダの皆さんに心より感謝したいと思います。2017年シーズンの開幕にはまだあと2ヶ月ありますが、両車両にはさらなるアップデートを盛り込み、計画3年目の目標を達成し、また新たなジュニアドライバーを育成したいと思います」。

Photos Innovation Motorsports (Thailand)

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