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海外レース

  • 2015/06/08
  • OTHER(海外)

マツダ応援団300名を前にマツダ3とマツダ6が奮闘

中国ツーリングカー選手権(CTCC)第2戦が6月6日・7日に上海市の上海F1サーキットで開催され、北京鋭思チームから参戦したマツダ6アテンザ、マツダ3アクセラは、トラブルを克服し、それぞれ完走を果たしました。

5月24日の開幕戦広東から約2週間、北京鋭思チームは上海F1サーキットに4台のマシンを持ち込みました。開幕戦は、メーカーチームと同枠のスーパープロダクションクラスに出走したマツダ6アテンザは、今回からクラブチームの2.0リットルターボ車が出走するスーパーカップ枠に編入されることになりました。マツダ6アテンザは、2.0リットルガソリンエンジンをチューニングし、およそ300馬力の最高出力を発生する仕様となっています。ドライバーは、マカオ出身の梁欣栄です。また、量産車両からの改造が制限されるプロダクションクラスには、人気急上昇中の若手エース孫正が乗る20号車マツダ3アクセラ、さらにもう1台のマツダ3アクセラに加え、バックアップカーとしてマツダ3アクセラセダンもエントリーしています。しかし、リソースが限られるクラブチームの北京鋭思チームには次々とトラブルが襲います。エースカーの20号車は、土曜日朝のプラクティス走行でエンジンマウントにクラックが入り、予選に出走するのがやっとの状態です。また、同じ時間帯にマツダ6アテンザも補機類が故障したことで、エンジンのオーバーヒートを引き起こしています。なんとか決勝レースに出場できるよう、チームは徹夜で修復作業に取り掛かりました。

決勝レース日は朝から湿度の高い曇り空でした。しかし、メインのグランドスタンドはほぼ満席です。メーカーチームもクラブチームもそれぞれ応援団を募集しており、ネットを通じて集まったマツダ応援団も上海市内から観光バス6台を連ねてサーキットに集まってきました。そろいのTシャツを着たマツダ応援団はなんと300名とのことです。さすがエリア人口二千万人と言われる上海です。さて、プロダクションクラスの決勝レースは、第一ヒートで20号車の孫が30台中予選24位からスタートして14位までポジションアップ。しかし、エンジンマウントのトラブルが再発したのか、エンジンが始動せず第2ヒートは不出走となりました。もう1台の34号車は第1ヒートでピットスタートしたところを、他車と出会い頭に絡んでクラッシュアウト。ボディ左側とステアリングを破損してリタイヤしたため、第2ヒートも出走が叶いませんでした。一方、応急処置でエンジンをリペアしたマツダ6アテンザは、「なんとかコース上に留まり続けた」と梁が言うように、エンジンをいたわりながらも11位で完走。マツダ3アクセラ20号車とマツダ6アテンザ21号車が苦境に立ち向かって奮闘したことにより、マツダ応援席は予想以上に盛り上がっていました。

Photo by MZRacing

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