- 2015/08/24
CTCC初参戦の記念すべき年に初表彰台を獲得
中国広州の広州国際サーキットにて、8月15日(土)・16日(日)に開催された2015中国ツーリングカー選手権(CTCC)の第5戦において、マツダ中国がサポートする北京鋭思チームからエントリーしたマツダ6アテンザが参戦初年度ながら、シリーズ半ばにして初の表彰台を獲得しました。これはCTCCシリーズではマツダ車として初のプライズです。
今回のレースにはスーパーカップに北京鋭思チームのマツダ6アテンザ、量産クラスには3台のマツダ3アクセラがエントリーしました。
スーパーカップのライバル車両のほとんどは、2リットルターボエンジン搭載車です。15日に行われる公式予選を前に、チーム本拠地のある北京でマツダ6アテンザは100キロにおよぶ大幅な軽量化と335馬力というエンジンのパワーアップが施されました。しかし不運にも、北京出発直前の最終テストの後、修復不能なエンジン故障が発生、276馬力のスペアエンジンを使用してのレース参戦となりました。しかし、チーム所有のサーキットで十分なテストを行ったので、そのほかの部分の信頼度は大きくアップしており、予選を無事通過しました。量産クラスに挑むマツダ3アクセラのうち、エースである孫正が搭乗するマシン(20号車)も80キロの軽量化を実施。15日午前の練習走行では1分35秒台のクラストップタイムをたたき出したが、予選直前に排気管の交換を行った結果、パワーが落ち19位/30台という悔しい結果となった。第4戦の韓国戦に参加した21号車はアップデートする時間的余裕がなかったため軽量化を施していないが22位/30台。また、チームの運営するレーシングスクールの所属生徒が個人エントリーした19号車も23位/30台と健闘しました。
16日の決勝、マツダ6アテンザはターボエンジンのライバル6台を相手に、スペアエンジンで決勝に臨みます。ライバル達との80馬力以上のパワー差を考え、安定した走行で完走を目指す戦略をとり、ドライバーの粘り強い走りで総合3位、クラブチームクラス優勝を果たし、マツダにCTCCシリーズにおける初の表彰台をもたらしました。マツダ3アクセラの挑む量産クラスでは、20号車が予選の遅れを取り戻そうと1周目からアグレッシブに走行した結果、第2コーナーで混戦に巻き込まれスピン、コースアウトし痛恨のリタイヤとなってしまいました。21号車は15日の予選後エンジントラブルが発生し、急遽スペアエンジンで決勝に臨むことになりました。しかし、テストの不十分なスペアエンジンでオイルの圧力が上がらず、第1ヒートは何とか完走したものの、第2ヒートは、エンジンを保護する為、2周でピットインしリタイヤしました。個人エントリーの19号車は20号・21号より低スペックのマシンながら、終始安定した走りをみせ、第1ヒート、第2ヒートともに18位で完走しました。
軽量化やパワーアップを施したものの、そのパフォーマンスをフルに発揮できない状態での参戦となった第5戦広州。しかし結果を見れば、マツダ6アテンザがCTCCシリーズ初の表彰台を獲得するなど、その性能の片鱗を感じさせてくれる戦いではありました。
次戦は9月27日(日)上海国際サーキットでの第6戦。マツダ6アテンザ、マツダ3アクセラとも、性能を出し切ってのさらなる好走に期待がかかります。
Photo by Mazda China
今回のレースにはスーパーカップに北京鋭思チームのマツダ6アテンザ、量産クラスには3台のマツダ3アクセラがエントリーしました。
スーパーカップのライバル車両のほとんどは、2リットルターボエンジン搭載車です。15日に行われる公式予選を前に、チーム本拠地のある北京でマツダ6アテンザは100キロにおよぶ大幅な軽量化と335馬力というエンジンのパワーアップが施されました。しかし不運にも、北京出発直前の最終テストの後、修復不能なエンジン故障が発生、276馬力のスペアエンジンを使用してのレース参戦となりました。しかし、チーム所有のサーキットで十分なテストを行ったので、そのほかの部分の信頼度は大きくアップしており、予選を無事通過しました。量産クラスに挑むマツダ3アクセラのうち、エースである孫正が搭乗するマシン(20号車)も80キロの軽量化を実施。15日午前の練習走行では1分35秒台のクラストップタイムをたたき出したが、予選直前に排気管の交換を行った結果、パワーが落ち19位/30台という悔しい結果となった。第4戦の韓国戦に参加した21号車はアップデートする時間的余裕がなかったため軽量化を施していないが22位/30台。また、チームの運営するレーシングスクールの所属生徒が個人エントリーした19号車も23位/30台と健闘しました。
16日の決勝、マツダ6アテンザはターボエンジンのライバル6台を相手に、スペアエンジンで決勝に臨みます。ライバル達との80馬力以上のパワー差を考え、安定した走行で完走を目指す戦略をとり、ドライバーの粘り強い走りで総合3位、クラブチームクラス優勝を果たし、マツダにCTCCシリーズにおける初の表彰台をもたらしました。マツダ3アクセラの挑む量産クラスでは、20号車が予選の遅れを取り戻そうと1周目からアグレッシブに走行した結果、第2コーナーで混戦に巻き込まれスピン、コースアウトし痛恨のリタイヤとなってしまいました。21号車は15日の予選後エンジントラブルが発生し、急遽スペアエンジンで決勝に臨むことになりました。しかし、テストの不十分なスペアエンジンでオイルの圧力が上がらず、第1ヒートは何とか完走したものの、第2ヒートは、エンジンを保護する為、2周でピットインしリタイヤしました。個人エントリーの19号車は20号・21号より低スペックのマシンながら、終始安定した走りをみせ、第1ヒート、第2ヒートともに18位で完走しました。
軽量化やパワーアップを施したものの、そのパフォーマンスをフルに発揮できない状態での参戦となった第5戦広州。しかし結果を見れば、マツダ6アテンザがCTCCシリーズ初の表彰台を獲得するなど、その性能の片鱗を感じさせてくれる戦いではありました。
次戦は9月27日(日)上海国際サーキットでの第6戦。マツダ6アテンザ、マツダ3アクセラとも、性能を出し切ってのさらなる好走に期待がかかります。
Photo by Mazda China
アーカイブ
2022
2021
2020
2019
2018
- 09/11 マツダ2 SKY-DがタイTSSビラで優勝
- 08/24 ブレンダン・リーブスのコロマンデル・ラリー三連覇ならず
- 07/25 タイTSSバンセンでマツダ2 SKYACTIV-Dが2位表彰台
- 07/04 マツダ2 AP4+がNZRC南カンタベリーで2位表彰台
2017
- 12/10 マツダ2 AP4+、2017年NZラリー選手権チャンピオンに
- 11/27 鄧のマツダ3アクセラ、CTCC武漢で4位入賞
- 11/24 リーブスのマツダ2 AP4、WRCオーストラリア初日の力走実らず
- 10/06 タイTSSで「マツダ2 SKY-D」がチャンピオンマシンに
- 09/05 リーブスのマツダ2 AP4、NZRCラリーコロマンデルで優勝
- 08/25 2名のマツダ2ドライバー、TSSの選手権ランキング1位・2位に
- 08/22 MX-5カップカー、ゾルダー24時間レースでクラス2位入賞
- 07/07 タイTSSバンセンでマツダ2 SKYACTIV-Dが連続優勝
- 07/06 CTCC貴陽戦より新生マツダ6アテンザが本格始動
- 06/27 灼熱のCTCC広州戦、マツダ3アクセラが6位入賞
- 06/21 レジェンド寺田陽次郎、Road to Le Mansレースを完走
- 05/04 TSSブリラム戦でマツダ2 SKY-Dが1-2フィニッシュ
- 03/01 タイTSSバンセンGPでマツダ2ディーゼルが大躍進
2016
- 11/11 CTCC最終戦天馬山でもマツダ3アクセラ、マツダ6アテンザが活躍
- 11/02 CTCC貴陽ラウンドでマツダ3アクセラが初優勝
- 09/30 MZRacing北京鋭思、CTCCスーパーカップのクラブ王者に
- 09/01 CTCC広州戦にマツダ車4台がエントリー
- 08/24 マツダベルギー・プレス・チーム、ゾルダー24時間にグローバルMX-5カップカーで参戦
- 07/17 マツダ2 SKY-D、TSCチャーン国際戦で善戦
- 06/22 CTCC第3戦上海、マツダ3アクセラが2つのクラスで7位完走
- 06/21 CTCC第2戦珠海、マツダ3アクセラが7位完走
- 06/01 CTCC開幕戦、マツダ3アクセラが表彰台
2015
- 11/13 CTCC第8戦、最終戦はマツダ6アテンザの5位が最高位
- 11/02 CTCC第7戦、マツダ3アクセラが1位でチェッカーするも……
- 10/02 CTCC第6戦、マツダ6アテンザとマツダ3アクセラは全車完走!
- 09/21 R100ロータリークーペ、加藤さんの「スパ・ドリーム」を叶える
- 09/19 夢を乗せた「マツダR100」、ついにスパを走る
- 09/04 スパクラシックレースに向かう加藤さん、心境を語る
- 08/24 CTCC初参戦の記念すべき年に初表彰台を獲得
- 07/23 マツダ3アクセラ、CTCC韓国戦は完走
- 06/24 CTCC第3戦上海天馬サーキットで、マツダ6アテンザが5位入賞
- 06/08 マツダ応援団300名を前にマツダ3とマツダ6が奮闘
- 05/20 中国選手権にマツダ6アテンザとマツダ3アクセラがデビュー
- 05/13 マツダ2 SKYACTIV-D、タイ・スーパーシリーズに挑戦
- 02/17 豪バサースト12時間レースでRX-8、マツダ3が活躍
2014
- 12/15 スーパープロダクションレース最終戦マツダ2のフリーマンが2位
バンセンスピードフェスティバル - 12/14 バンセンスピードフェスティバル、最も多忙な一日
ピート・トンチュアがピックアップチャンピオンに - 12/13 マツダBT50がスーパーピックアップレース第7戦で逆転優勝
バンセンスピードフェスティバル2014 - 11/19 ナイトスポーツRX-8、6度目のマカオは不出走
- 11/10 タイ・スーパープロダクションレースで、マツダ2が大奮闘
- 10/27 豪イースタンクリークにREサウンドが轟き渡る
ワールドタイムアタックチャレンジ2014 - 10/01 マカオGP仕様のナイトスポーツRX-8、国内最終テストを終える
- 09/30 ブレンダン・リーブス、オーストラリア・ラリー選手権で勝利を追加
- 09/04 ナイトスポーツ、2014マカオ仕様RX-8をシェイクダウン
- 08/05 オーストラリア・スカウトラリーでブレンダン・リーブスが苦闘の末2位
- 07/17 TUSCカナダラウンドで#07マツダ・プロトタイプが6位入賞
- 07/08 タイスーパープロダクションレースでマツダ2が奮闘中
- 07/06 マツダRX-7 Gr.Bラリーカー、グッドウッドを駆け上がる
- 06/28 聖地グッドウッドでロードスター25周年記念
- 06/22 マツダMX-5は、クラッシュしてリタイヤ
- 06/21 マツダMX-5、公式予選はクラス4位
- 05/13 タイスーパーシリーズ開幕戦セパンレース(マレーシア)でマツダ2が受難をリカバー
- 04/06 ARC第2戦フォレストラリーでリーブスのマツダ2 G2が優勝
- 03/20 サッカープレーヤーが「2014マツダ3セレブリティチャレンジ」の勝者に マツダ3セレブリティチャレンジレース
- 03/05 ブレンダン・リーブス、ARCキャンベラで開幕優勝 オーストラリア・ラリー選手権(ARC)開幕戦