SUPER GT第3戦(富士)
RE雨宮RX-7、SGT富士400kmは惜しくもポイントを逃す。
5月2日(日)、富士スピードウェイでSUPER GT第3戦「FUJI GT 400KM RACE」が開催され、RE雨宮レーシングのRX-7(谷口信輝・折目遼組)はGT300の15位からスタート。しかしジャンピングスタートとのジャッジからドライブスルーペナルティが課せられ、序盤から苦しい戦いとなった。一時7位まで順位を回復したものの、レース終盤のタイヤグリップダウンにより、最終的には11位でフィニッシュとなった。
GW中ということもあり、決勝日は5万3千人以上の観客がシリーズ前半戦のマヤ場となる第3戦の行方を見守った。高速コースの富士では40kgのウェイトハンディにプラスして今回から課せられた特別性能調整(リストリクター径1mm縮小)により更なる苦戦が予想された。しかし、前戦がリタイヤによるノーポイントであったため、チャンピオンシップに向けては1ポイントでも多く獲得することがチームの目標となった。
スタートドライバーの折目は一時最下位まで後退するが、これを取り戻すためプッシュを続け順位回復に努めた。今回のレースでは2回のドライバー交代が義務付けられているが、RX-7はここでも400kmの長丁場をタイヤ無交換で走りきる作戦をたてた。これにより谷口がドライブする2スティント目、そして折目の3スティント目と順調に順位を上げた。しかし、7位でのフィニッシュが確実に見えた終盤、グリップが極端に減少しペースが維持できなくなり無念の後退。チームの目標であったポイント獲得には至らなかった。
レース後、雨宮勇美代表は「今回は完全にチームのタイヤマネジメントの失敗です。特別性能調整も痛いですが、今月の鈴鹿での合同テストでは、よいセッティングを見つけ、得意のセパンでは優勝を目指してガンバリます。応援よろしくお願いします」と語った。
2010.5.6
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