NOPROデミオ、デビュー戦はリタイヤ
スーパー耐久レースシリーズ2012 第1戦「SUPER TEC」

3月25日(日)に富士スピードウェイで2012年スーパー耐久開幕戦SUPER TEC 4時間レースが行われ、ST5クラスに今季から参入するNOPROデミオは、決勝レースを約1時間走った時点でメカニカルトラブルが発生しリタイヤ。ほろ苦いシーズンスタートとなりました。一方、おなじみST3クラスの岡部自動車RX-7は、スタート2周目にトップに躍り出てレースをリードするもののピットインで逆転を許し、2位で開幕戦を終えました。

野上敏彦・達也親子が駆るNOPROデミオは、今年に入ってから新車から作り上げたブランニューカー。「時間が足りなくて、やりきれていないことだらけ」と野上敏彦が言うように、今回は最低限のレース装備を装着しただけで、とにかく間に合わせたという様子。決勝を前にした予選を通過すると、「予想以上に良いペースで走れたのでびっくりしています」と話していました。デミオのストロングポイントは、軽量ボディから来る軽快な走りとコーナリングの速さ。野上は、「ストレートではまだヴィッツに追いつけませんが、コーナーでは今でも負けてはいません。さらに軽量化を進め、セッティングを詰めて行くことで早い時期に勝負できるように力をつけたいですね」と続けます。レースではトラブルでリタイヤとなりましたが、「原因ははっきりしているので、次のもてぎ以降は起きないでしょう。それよりも、予想以上に手応えがあったのでワクワクしている所です」と野上は話しています。

ST3クラスの岡部自動車マイロード協新計測RX-7は、予選2位からのスタート。ドライバーの小松一臣が2周目にトップを走るZ34をとらえてレースリーダーとなりましたが、最初のピットイン時の給油に手間取りZ34に先行を許すことに。その後、懸命に追上げたものの逆転はかなわず2位となりました。もう一台のFD RX-7「ドリームエンジェルRX-7」は7位完走を果たしています。

第2戦は、4月29日(日)にツインリンクもてぎで開催されます。

【関連ページ】ST-3クラス 岡部自動車RX-7、2012年S耐開幕戦は2位表彰台

2012.03.30
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