ダイソンレーシングのローラ・マツダP1、ALMS最終レースで2位

本年が創立30周年のダイソンレーシングは、10月19日にロードアトランタで行われたアメリカンルマン(ALMS)シリーズの最終戦「プチルマン・パワードバイマツダ」でP1部門2位に入賞しました。9時間半、1000マイルのレースは、途中8度のイエローコーションラップを挟み、また前半のうちにウェットからドライへと路面状況が変化していきました。クリス・ダイソン、トニー・バーゲスおよびクリス・マクマレーがドライブした#16ローラ・マツダは力走を見せました。

ダイソンのマシンは予選中にタイヤ交換を選択したためグリッド最後尾からのスタートとなりました。レースをスタートしたクリス・ダイソンは、2度目のピットイン迄に34位から3位にまで順位を上げます。まだコース上が混雑している中、トニー・バーゲスはコースインし、不安定な天候と戦いながら走りました。スタートから4時間が経過し、クリス・マクマレーの順番になるとコースはほぼドライとなり、ファステストラップを塗り替えながら周回を重ねます。ダイソンが二度目に乗るとさらに好条件がそろい、ベストラップタイムを更新し続け、277周目には1分12秒626のファステストラップをマークしました。バーゲスは、その2時間後に交代してコースインしましたが、バックストレートでパンクしスピン。幸いウォールにヒットすることなくコースに残り続けました。しかし、マクマレーがドライブ中、チェッカーまであと5周という所でエキゾーストの熱で電気ハーネスが焼け、残念ながら走行続行を断念しました。

2013年シーズンは3月のセプリング12時間レースに始まり、最終戦のプチルマン1000マイルで幕を閉じました。ダイソンレーシングはP1チーム部門でシリーズ2位となり、トニー・バーゲスとクリス・マクマレーはドライバー部門の3位に、そしてクリス・ダイソンとガイ・スミスは同4位となりました。過去15年間のALMSの歴史のうち、ダイソンレーシングは5回ドライバーズまたはチームチャンピオンを獲得し、総合優勝9回、クラス優勝17回、総合ポールポジション25回、クラスポール34回、総合表彰台44回、クラス表彰台42回という記録を作りました。

2013.10.24
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